ピエール・グラニエ=ドフェールの検索結果、合計70(0.001529秒かかります)。

Feppeluohlhのレビュー:ザ・ガンマン

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 8年前のコンゴで要人暗殺後彼女を残して姿を消した傭兵ショーン・ペンは8年後コンゴのNGOで働いていたところで殺されかける。背後の組織を追ってかつての友人ハビエル・バルデムと再会するがハビエルはショーンの恋人と結婚して幸せに暮らしていた・・・というこれまたノワール臭立ちこめる男臭い一作。というか、グローバルな意味でB級アクシ...
1 year ago
この映画が、『ラ・スクムーン』のオリジナルとは初めて知りましたが、こちらの方がすんなりと見やすい印象でした。美しいモノクロ画面に、若いベルモンドのクールなガンマン振りが魅力的です。若すぎてマフィアがビビるような強面には見えないかもしれないけど、フィルム・ノワールと言うより青春ドラマっぽいイメージです。原作者のジョゼ・ジョバンニもベルモンドも、よっぽど思い入れ...

cezgimのレビュー:ローレライ

3 years ago
なにこれと言う展開は有るが、それが腑に落ちるのは、細部までしっかりと詰められたストーリーがあるからこそ。 セリフの端々に人間の生き様が垣間見れる。 空母いぶきとは雲泥の差である。 この映画が10年以上前に作られた事に、驚きと感動を覚える‼️ そして、凄い創造性が有るにも関わらず、そのリアリティーはドキュメンタリーと思うほどの重厚感。 キラーハンターを観てから...

Hensifhrseのレビュー:コーラス

3 years ago
2004年3月にフランス国内で公開されると同時に、その普遍的なテーマ性とひたむきな子供たちの姿に圧倒的な支持が集まり、瞬く間に「アメリ」の記録を抜きフランス映画史上空前のヒットを記録。公開15週で750万人を動員、フランス人の7人に一人が観たというほど多くの人に愛され、感動を巻き起こした作品としてヨーロッパ中で異例の一大現象を巻き起こした映画「コーラス」がい...

Mspxnshoikgのレビュー:聖なる復讐者

1 year ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 弟を殺した者へ復讐する兄の話。 貯水槽の中で死体となって発見される弟のウォル、弟をイジメ殺したグループがいる少年院へ兄のイルが自ら入り復讐するストーリー。 作品を観ての率直な感想は単純にイジメてた連中が弟を殺した犯人達なのかと思ったら違った、少年院の中で親身になって接してくる教師スヌがまさかの弟殺しの犯人だったとは! ...

Xhkipgomsnsのレビュー:ミックマック

3 years ago
ジャン・ピエール・ジュネの世界観は在りそうで唯一無二。 それはかつて絵本で読んだ様な、ある種、不思議な世界観。 言い換えればメルヘン。 彼の映画の手触りって、空想世界、イマジネーションをそのまま実写に投影したかの様な、ある種のファンタジーを帯びていますよね。扱う題材は幻想的ではないんだけども。 デリカテッセン然り、アメリ然り、今作も彼の『お家芸』炸裂だ...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ダイヤモンドの研磨作業というのを初めて見ました。映画自体も面白かったです。 舞台は主にベルギーのアントワープ。あの、手を持った銅像は本当にあるんでしょうね。もしもベルギーに行くことがあったら見てきたいです。 主人公のピエール・ウルマンは伯父に復讐しようとするけれど、伯父はそれほど悪い人ではなかったという事なのでしょうか。 ...
3 years ago
近年、ロンドン、バルセロナ、パリ、ローマとヨーロッパ各地を旅してきたウディ・アレンが、久々に故郷ニューヨークに戻って撮った最新作には、以前のようにコアなニューヨークはなぜか登場しない。近隣の大学に通う男子学生が、ガールフレンドを連れて案内する(予定だった)故郷ニューヨークは、ホテル・ピエールにセントラルパークにホテル・カーライルにメトロポリタン美術館と、NY...

pifiurのレビュー:孤狼の血

3 years ago
往年の“実録”物で一時代を築いた東映は、「日本で一番悪い奴ら」を配給して、白石和彌監督なら“実録”の現代版を作れると確信したのか。「仁義なき戦い」の影響を公言する柚月裕子の原作の映画化権を獲得し、白石監督、役所広司主演で完成させたのが本作だ。 内容だけでなく、レトロ感あふれるナレーションやタイポグラフィには懐かしさを覚える人も多いはず。一方で“実録”を知ら...
3 years ago
何ら難しいファッションの素養やブランド知識などなくとも、本作にはまずもって視覚的にピエール・カルダンの世界へと誘われていく楽しさがある。冒頭からカラフルでポップな色彩を散りばめながら小気味よくカットが切り替わっていき、また映し出されるファッションのどこか丸みを帯びた幾何学的なデザインにも、どこか遠い惑星や未来からやってきたかのようなSF的感覚が漂い、興味が尽...

Xokpmghssinのレビュー:リスボン特急

3 years ago
フランスの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルが遺した最後の作品。これをきっかけにアラン・ドロンと袂を分かったとも言われるが、確かにそう言われると、サスペンス映画としてはちょっと一筋縄ではいかない作風が貫かれている。まずもってその時制が警察側と犯行グループ側とでやや異なるスピード感にて紡がれ、予測していたスムーズなリズム感とはいかないところが厄介であり、逆にそこ...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 畳みかけるようなスプラッター・ホラー。なぜだかストーリー展開が読めてしまったのは、米リメイク作品『インサイド』を覚えていたからか。とにかくヤッチマッタ感満載で、リメイク作品より衝撃度が強い!さすがはノーカット版。終盤の展開はやはりこのオリジナルがグロくて最高です! サラは暴動を中心とした報道カメラマンであり、さすがに暴力...
3 years ago
原作は未読。借金を抱えて首が回らなくなった人たちが一発逆転を狙う群像劇。 出てくる人たちが苦悩し恐怖しながら徐々に絡み合っていく展開は、奥田英朗や伊坂幸太郎の小説を読んでいるみたいな感覚。個人的にこういうクライムサスペンスの群像劇が大好きなので思いっきり楽しませてもらった。 派手なアクションはないが、代わりにヒリヒリと乾いた暴力シーンがちょいちょい繰り出され...

Ieehsioptlnのレビュー:先生と迷い猫

2 years ago
派手さは、一切ない。ドラマティックな展開もほぼない。 が、今作は猫を愛し、猫に関わる人々の平凡な日常を実に”豊か”に描いている。 校長先生”森布”をイッセー尾形が飄飄と演じている。 そして、彼を取り巻く心優しい人々を ・染谷将太(小鹿祥吾) ・北乃きい(松川真由美) ・ピエール瀧(雑貨店店主・広川) ・もたいまさこ(森衣弥生) ・岸本加世子(井上容子...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ジャン・ピエール=レオの代表作を見て臨んだ方が本作をじっくりと楽しめるのかもしれない。とりわけ『大人は判ってくれない』などの少年時代の彼は、本作における少年少女たちと姿とも重なるかのようで微笑ましい。御歳70を超えた彼は、大俳優でありながら、時に子供達と並んでも遜色のない純真無垢な存在に思えたりもする。 「映画内映画」の...
5 months ago
代表的なイメージショットは、今年9月に公開された同じフランス発のグルメ映画『デリシュ!』と同じなのだが、描くテーマはほぼ正反対。『デリシュ!』は宮廷を退いたシェフが謎めいた女性料理人の助けを借りて、それまで貴族のためにのみ存在したフランス料理を民衆に解放する物語。その過程でシェフと料理人の間には愛が芽生えていく、という展開だったが、本作『ポトフ』は同じフラン...

Kpxmgishnsoのレビュー:ローマの哀愁

3 years ago
戦後のローマで暮らすアメリカ人 街は美術館みたいだし、若く美しい案内人(愛人)を調達したりする いろんな対比のある原作だが、戦後のアメリカとイタリアの関係も示唆されている ポン引きと化した伯爵夫人(ロッテ・レーニア)とマルケッタのパオロ(ベイティ)の醜悪 肩書きや若さや歴史もブランド化して 春をひさぎ、金を巻き上げるというビジネスモデル… アメリカ人の...

Hmsnpsxgiokのレビュー:ヘッドライト

3 years ago
人生の労苦と悲哀にうちひしがれ、苦労の辛酸を嘗め尽くし、それを額に刻んで生きてきた役柄を演じさせたらジャン・ギャバンの右に出る者はいないのではないか。ふとした演技の瞬間にそれが何気なく、ごく自然に表れる。勿論、彼の演技はそれにとどまらず、他のどのような役を演じてもそれを見事にこなしてしまう。そこがジャン・ギャバンのすごいところだと思う。この作品では初老のトラ...

Nkohmsipsxgのレビュー:ミックマック

3 years ago
ジャン・ピエール・ジュネのA Very Long Engagementからもう5年も経っての作品です。 デリカテッセンからロストチルドレン、アメリ、エイリアン/リザレクションも含め全作品見ておりますが、本作品はロストチルドレンに近い雰囲気のファンタジーです。 ナレーションで進む話はアメリっぽいかもしれません。ジュネ風ユーモアと風刺を利かせ淡々と進む映画はい...

eyvyxfのレビュー:ルシアンの青春

3 years ago
深い感動に包まれた作品でも、いつの間にか関心も興味も持たれなくなり誰からも話題に上がらない映画は数多くあります。常に今生きている人間や社会の姿を描くことが映画の宿命であり使命であり魅力だから当然なことですが、自分だけはいつまでも大切にしていたいと思うのもまた人間の心情です。このルイ・マル中期を代表する「ルシアンの青春」は、私にとってそんな映画の中の一本になり...