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妻の青春 プロット 日本 02月05日 1953 劇場で
テルレスの青春 プロット ドイツ・フランス合作 05月29日 1993 劇場で
a20153の青春 プロット 日本 10月21日 2022 劇場で
グリニッチ・ビレッジの青春 プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
トキワ荘の青春 プロット 日本 02月12日 2021 劇場で
日本の青春 プロット 日本 06月08日 1968 劇場で
ルシアンの青春コメント(1)
レジスタンスではなく、ゲシュタポの手先になった17歳の幼く浅薄なルシアンの初めての恋の相手がユダヤ人の女性。マル監督は情感を排した冷静で客観的な視点で、少年の愚かさと一途さを描きます。それまで受動的なルシアンが本気の恋で変わり、男として成長することで追い詰められていく。その哀れさ。ピエール・ブレーズとオーロール・クレマンが、逃げ場のない恋人たちを素朴に演じます。ラストのスペイン国境近くの山中で過ごす穏やかで幸せな安らぎが、何ともいえない世界観を表現します。ドキュメンタリーで映画デビューしたマル監督の最良と云える映像美ではないでしょうか。公開当時に荻昌弘氏がこの場面をドビッシーの「牧神の午後への前奏曲」のイメージで例えていたのが記憶に残っています。
映画大学の授業でルイ・マル教授による映画理論の講義を受けているかの堅苦しさもありますが、味わい深い主題と表現の厳しさに、私は感動しました。