リリアン・ロベールの検索結果、合計23(0.002392秒かかります)。

hjvxnoのレビュー:八月の鯨

3 years ago
観ているうちに自然に目がウルウルしてくる。映画でこんなに可愛いおばあちゃん(リリアン・ギッシュの方)とこんなにキレイなおばあちゃん(ベティ・デイヴィスの方)を見たのは初めて。

dqcyvlpのレビュー:八月の鯨

3 years ago
リリアン・ギッシュは、散りゆく花など数本見た。 今から20年くらい前にビデオで借りてみたのだ。 その可憐さにものすごく心ときめいたのを覚えている。 こんなに映画スターでときめいたことも他にない。 そのリリアンが今回見た映画はおばあちゃんだった。 ベティ・デイヴィスもすっかり老けてしまって。 なんだこれは?と一瞬思うが、この二人が今でも映画に出続けているという...
3 years ago
フランスの長閑な田舎を舞台にしたコメディ映画「わんぱく戦争」「ぐうたらバンザイ!」のイブ・ロベール監督の作品だが、以前のユーモア溢れる作風は影を潜めて、淡々とした大らかな演出が19世紀末の時代を再現する。小学校教師の厳格な父親と若くて美しい母親を尊敬し愛する9歳の少年が過ごした夏の日の出来事。母の妹夫婦と家族同様に触れ合う描写も良く、当時のフランス中流階級の...

ppiqcbuのレビュー:八月の鯨

3 years ago
年老いた二人の姉妹。海辺での静かな暮らし。淡々と続く日常。大事件は起こらないものの、しんみりと美しく、人生と死について考えさせられました。若い頃に観ていたら退屈だったと思います。人生も半ばにさしかかった今、観ることができてよかったです。 本作が遺作となったリリアン・ギッシュ、当時93歳とは信じられません。とっても可愛らしい。ベティ・デイビスは当時79歳。往...

eahtlzdのレビュー:少女ムシェット

3 years ago
少女ムシェットの悲劇的な人生。狩人達が獲物を追い詰めるかの如く、大人達の無神経な行動が少女を追い詰めていく。少女の繊細な心に襲いかかる大人達の無神経さ。遊園地のバンパーカーのシーンは唯一の楽しいシーンだが、その安らぎも束の間。ロベール・ブレッソン監督は確実に厭世主義者。身勝手で無慈悲な世の中の罪悪を炙り出していく。厳しい内容だが芸術的で真理をつく素晴らしい作...

EennhiwsCiのレビュー:東への道(1920)

3 years ago
映画史上の名作「イントレランス」「国民の創生」「散り行く花」のデヴィッド・W・グリフィス監督のサイレント映画。映画黎明期の基本的な撮影技術の手堅さで描かれた、清廉潔白な若い男女の物語。サイレントの妖精リリアン・ギッシュが演じる純真無垢な少女アンナ・ムーアの流転の運命に胸を高鳴らせる”活動写真”。吹雪の中を彷徨い、雪解けの河を下る氷に横たわり流される迫力のサス...

Mnohskpgxisのレビュー:海辺の家族たち

3 years ago
『マルセイユの恋』、『キリマンジャロの雪』などで、一貫して出生地マルセイユ近郊を舞台とした作品を手がけてきたロベール・ゲディギャン監督にとって、マルセイユはもうひとつの主役。 マルセイユには地中海を通って各地の難民・移民が集う。これは、彼の父親が長らく紛争地帯だったアルメニア出身である事が関係しているのは明白。終盤で登場する難民の子供達と、辛い過去と厳しい現...

nuqwciのレビュー:if もしも‥‥

3 years ago
規律の服従を強いる全寮制名門校を舞台に、反逆児の過激な抵抗をシンボリックに描いたリンゼイ・アンダーソン監督の野心作。その表現は、人物も背景もオーソドックスな構図に収められて、落ち着いた流れを持つ演出です。映像の色調も伝統的な映画作りに合っています。時に前衛的な映像の遊び、盗んだオートバイに乗ってたどり着いたドライブインの小さなレストランでの女子店員とのシーン...

sfngygiのレビュー:八月の鯨

3 years ago
学生の頃、映画館でこの映画を初めて観た時は、可愛いおばあちゃんの映画だなぁと思ったような気がする。映像と音楽が美しくて、好きな映画だった。 そして、20年以上が経ち、大きなスクリーンで、またこの映画を観ることができて、とても嬉しい。 人生を折り返している今の私には、最初に観た時には感じられなかったせつなさや温かさを感じることができたと思う。以前のまだ若か...

zgykiggのレビュー:Love Letter

3 years ago
日本映画の新作を観て久し振りに満足した。人気タレントの中山美穂が対照的な性格の二役を演じるテレビ局制作の単なる商業映画と高を括っていたら、語り口がとても素直で心優しく映画的なのに嬉しくなってしまった。まず、タイトルバックがいい。何でもない冬山の白雪の上を主人公が歩いていくだけなのだが、これが唸るくらい良い。現在進行形で亡くなった男を愛する女性と、中学時代の過...

Obrwordgooのレビュー:EO イーオー

1 year ago
タイトルにもなっている主人公のロバの名前「イーオー」(ポーランド語の原題はIO)は、ロバの鳴き声に由来する。ちなみに「くまのプーさん」に登場するロバのぬいぐるみのキャラクター「イーヨー」も、英国でのロバの鳴き声の表記\"eeyore\"にちなんだもの。偶然の一致かもしれないし、イエジー・スコリモフスキ監督がイーヨーを意識したのかも。 もっとも、スコリモフス...

eoiqmcのレビュー:八月の鯨

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 往年の大女優を筆頭に、総て大御所でとり揃えられた映画。 2013年にニュープリントされたものを名画座にて鑑賞。 L・ギッシュとB・デイヴィスの共演というだけでもすごい。 もちろんリアル期に私は生まれていないので、全部ビデオ。 お二人とも瞳が印象的な女優さんだった。特にベティの方は 歌のタイトルにもなった「ベティ・デイビス...
3 years ago
「華鬼 三部作」などの作品で知られる寺内康太郎監督が、「女の子ものがたり」の波瑠を主演に迎えて描く、学園ドラマ。 映画化された原作は数多く存在する。その中にあって、本作ほど原作未読者に対して不親切な作品も非常に、稀ではなかろうか。まるで、ゴールデン枠のバラエティで「俺、あのマンガのあのキャラクターの、あのセリフが好き」「分かる~私も私も」と一部の方々で盛り...

eqnbigのレビュー:海辺の家族たち

3 years ago
労働者階級や移民・難民などの社会的弱者を描き続けていることから“フランスのケン・ローチ”と称えられているというロベール・ゲディギャン監督。確かに扱うテーマは似ているが、ローチ監督が弱い立場の人間の生き様を通じて国や役人や大企業の不公正や冷淡な仕打ちを非難するマクロの視座とメッセージ性を強く感じさせるのに対し、ゲディギャン監督はそうした大きな問題への意識を溶け...

Pmgssxkihonのレビュー:やさしい女

2 years ago
タイトルのバックに映る夕闇のパリ。走っている車は60~70年のもの。郷愁で胸が一杯になる。フランスが、パリが、まだ世界の文化に多大な影響を持ち、日本人にとってはまだまだ憧れだったころの風景である。 この華やかで先進的な消費社会の光景がスクリーンから消えると、その墓場ともいえる質屋が映画の舞台として現れる。そして、始まるのは世知辛い銀行員くずれの質屋とその若く...

aafinfuのレビュー:少女ムシェット

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む "What will become of them without me? I can feel it in my breast. It's like a stone inside." 簡素なオープニング・クレジットも終わり、悲しそうで哀れむような眼差しで、ムシェットの母親が言葉を残して直ぐに立ち去って行く。本編では考えら...

bofjnzwのレビュー:八月の鯨

3 years ago
あなたは、新作劇場公開作品を映画館で観る時以外に、映画をDVDレンタルする時には、レンタルする映画をどのような基準で選んでいるのだろうか? 名監督作品、或いは好きな俳優が出演している映画を選んで観る事が多いのだろうか? それとも、特別に好きなジャンルの作品があり、その好きなジャンルの作品を数多く観ているのだろうか? 例えばコメディー好きの人なら、ハリウッド作...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む "All happy families are alike, but every unhappy family is unhappy in its own way"              アンナ・カレーニナより 取り留めもなく... ? No, you can't!And you're gonna blink you...

jhktjmのレビュー:愛情萬歳

3 years ago
台北の不動産屋で富裕層を相手に働く女性メイ、違法な露天商で日銭を稼ぐアロン、そして納骨棚の営業マンのシャオカン。空き部屋となっている高級マンションの一室での三人の奇妙な交錯を通じて、都会の中の小さな歯車にすぎない、紐帯を失った若者の孤独を描く。 全編を通じて音楽は鳴らず、セリフも最低限に切り詰められているため、くどくどしい説明や分かりやすい感情の誘導は皆無...
5 months ago
保坂和志の小説にこういう一節がある。作中に登場する映画青年のセリフだ。 \"映画って、だいたいしゃべってる人を中心に撮るでしょ。そうすると、そのあいだって、聞いてる方が何してるかわかんないでしょ。 だけど、しゃべってる人の動作なんて、だいたい見なくたってわかってるしーー\" 保坂和志『プレーンソング』より 発話者を、ひいては音の鳴る方向をひたすら愚直に...