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八月の光 プロット 日本 03月28日 1998 劇場で
八月のクリスマス プロット 韓国 06月05日 1999 劇場で
水の中の八月 プロット 日本 09月09日 1995 劇場で
鯨のレストラン プロット 日本 09月02日 2023 劇場で
鯨の骨 プロット 日本 10月13日 2023 劇場で
八月の狂詩曲(ラプソディー) プロット 日本・アメリカ合作 05月25日 1991 劇場で
八月の鯨コメント(11)
鯨が見れる季節になると岬にある老いた姉妹の家に様々な人達が立ち寄りにくる。静かにゆったり人生の交差点が行きかっていく。映画1本1本と観客との関係もこういうものかもねって思えて、お店の名前に納得なのでした。
こんな映画もあるんだな、かもめ食堂の前進って感じでのんびり見るのにちょうど良い感じ。
そして、20年以上が経ち、大きなスクリーンで、またこの映画を観ることができて、とても嬉しい。
人生を折り返している今の私には、最初に観た時には感じられなかったせつなさや温かさを感じることができたと思う。以前のまだ若かった私には、年老いることなんて、想像もつかないし、別世界のようであったし、他人事のように見ていたからか、涙なんて流れなかったけれど、老後がそう遠くはなくなってきた今は、往年の俳優たちの演技に涙がポロリとこぼれた…。
髪もすっかり白くなって、残りの人生も長くはなくなってきた年老いた2人の姉妹。
リリアン・ギッシュのチャーミングな演技は、かすかに記憶していた通り。銀髪をアップにするシーンだけは、なぜか印象深く覚えていた。
カントリーなインテリアも素敵。
棚にあったバラの絵柄の缶は、私が昔イギリスの蚤の市で買って持っているものと同じで嬉しかった。
年を重ねても、毎日を大切に笑顔で生きていきたい。
本作が遺作となったリリアン・ギッシュ、当時93歳とは信じられません。とっても可愛らしい。ベティ・デイビスは当時79歳。往年の大女優、二人ともさすがの存在感です。しかしこの年齢差でリリアン・ギッシュが妹役というところがまた面白い。
人は誰でも老いるもの。表面的なモノや美しさなど簡単に失われていく。そうなったとき、自分には何が残っているだろう。しわだらけの2人の手がしっかりと繋がれたときには涙がこぼれ、ぼんやりとそんなことを考えていました。
白髪って美しいものですね。こんなふうにしみじみと感じたのは初めてかも。
(Myブログより抜粋)