モンスーン・ウェディング
プロット
インド
08月17日 2002 劇場で
ウェディング・プランナー
プロット
アメリカ
06月16日 2001 劇場で
ウェディング・バンケット
プロット
台湾・アメリカ合作
12月11日 1993 劇場で
アフター・ウェディング
プロット
デンマーク
10月27日 2007 劇場で
ウェディング・シンガー
プロット
アメリカ
02月20日 1999 劇場で
フォー・ウェディング
プロット
イギリス
10月08日 1994 劇場で
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ウェディング・ハイコメント(11)
うんこ漏らして笑い取れるのは小学生だけです。
バカリズムの限界かな。
最後もよそ通りでした。
残念。
ただ、あらゆることを笑いに変える鬼才バカリズムが脚本で、監督は、見えにくい心理状況を巧みに表現する大丸明子なので、どこまで入り組んで進むのかが楽しみで、結果的には私自身もハイな気分で鑑賞。
見終わった後は、豪華キャスト一人一人のキャラクターと作品全体の構成に驚いた。
新郎新婦の要望を叶え素敵な披露宴を行うべく、NOとは言わないウェディングプランナー(篠原涼子)。彼女の仕事魂がベースになっているだけでなく、登場人物それぞれの背景が丁寧に描かれていて、絶妙なタイミングで笑える。
どんなドタバタなのかは見てからのお楽しみということで、大枠の凄みを一つだけお伝えしたい。
時間に限りのある映画という形で、テンポよく、これだけの面白さと感動が凝縮されるのは、長いはずの話などを本人の言葉(台詞)で極力短く構成されている点。
脚本と演出と俳優陣の相乗効果で成立する見事な技であった。
全員が主人公。一人一人の心の中を覗き込む脳内モノローグ劇場の集大成!
結婚披露宴。それは新しい家族の門出。
これまで別々だった2人の人生が一つに重なり、それぞれの人間関係が交わる日。
ウエディングプランナー率いるプロ集団の手によって、見知らぬ他人同士が一つのゴールに向かって協力する姿に、笑いながら感動。スポ根さながらの達成感に包まれますが…
なんと!それだけでは終わらない!
驚きの連続と見事な伏線の回収に、気持ちも晴れ晴れ。元気がもらえました。
思いもよらないところで人と人は影響し合って生きている。
群像劇の名作は、同じ時代を生きる人々の繋がりを感じさせてくれます。
なんか、久しぶりに映画で笑った気がしました。
辛いニュースの連続に落ちていた心をほぐしてくれて、自分に出来ることは小さくても、きっとどこかで繋がれる筈だと前向きになれる映画でした。
こっからはダラダラ長いレビューですので、読み飛ばしてOKです。
もはや大九監督の代名詞とも言える脳内モノローグですが、ピン芸人の脳内モノローグネタも面白いですよね。
実際にモノローグを流さなくても、ショートコントのタイトルがまんま脳内で感じたことだったり、見事な演技力で脳内が透けて見えたり。
バカリズムの脚本を大九監督が映画化。これまで無かったのが不思議なくらいの完璧なコラボでした。
再タッグも熱烈希望。
結婚式を迎えるまでの細かいネタが既に面白く、自分の時のことを思い出したり、もしかしてバカリズムも自身の結婚に向けてこの××地獄を味わったのか?と思ってしまったり。
ワードセンスもピカイチ。
中村倫也さんの声が心地良いのは『私をくいとめて』のAで立証済みですが、微妙な演技が本当に上手い!
これまで大九監督とは何度も組んでらっしゃることもあってか、絶妙にピタッとハマる演技に唸りました。
穏やかな笑顔の下の分析データに基づく脳内モノローグは、バカリズムの脳内を覗き見しているかのような錯覚もあり、紳士的で優しい声のトーンの揺らぎが雄弁です。
一人一人の人物紹介が、披露宴の紹介ムービーのようにまとまっているのがテンポ良く
中盤からはお約束感も出てきて、「おっ!きたな。どれどれ…」とワクワクして待ってる自分に気づきます。
ムービーと言えば、クセの強い招待者のなかでも映像制作会社の後輩と会社の上司たちには、映像とお笑いを愛してやまない監督と脚本家の、並々ならぬメッセージが込められていたと感じます。
ここはもっと細かく語りたいけれど、ネタバレ自粛。
どの役者さんも達者で見応えアリ!
ってか、コメディは達者な役者さんしか出来ませんよね〜。(喜劇至上主義)
片桐はいりさん最高です。
見えそうで見えないショットがしつこくて笑えます。
無駄に着替えのシーンがあるのもファンサービス?と思っていましたが。
笑いの為に入っていると思っていたシチュエーションが全て伏線として回収される、鳥肌の立つ気持ち良さ!!
上質のコメディであり、それぞれの人生が交錯する群像劇であり、
ドキドキハラハラのスポ根展開に、サイドストーリーまで盛り込んでくるとは。
とても117分に詰め込んだとは思えない満足感。
正直、このタイミングで篠原涼子が主演の結婚モノって、私生活のイメージが邪魔してきちゃうなぁ。と感じていましたが、
決して篠原涼子が主人公ではないので。
もしそこがネックになってる方がいたら、心配せずに見てほしいです。
むしろラストには、いろいろあるけど信念を持って仕事を続け、一つ一つキャリアを積む姿が重なりました。
お疲れぎみの方に見ていただきたい。
一人一人をクローズアップする。
篠原涼子さんが主人公って忘れました。
中村倫也さん、岩田剛典さんがいいとこ占めたかな。
結婚式の大変さ過程をリアルにコミカルに描いた映画だった。
笑いは沢山随所に。
特典は岩ちゃんのケツ付きヌードかな(笑)