12人の優しい日本人
プロット
日本
12月14日 1991 劇場で
ヒトラー 最期の12日間
プロット
ドイツ
07月09日 2005 劇場で
パレットナイフの殺人
プロット
日本
10月15日 1946 劇場で
12人のイカれたワークショップ
プロット
日本
11月19日 2021 劇場で
殺人の追憶
プロット
韓国
03月27日 2004 劇場で
ブロンドの殺人者
プロット
アメリカ
05月08日 1988 劇場で
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12日の殺人コメント(7)
ほぼ同時期に制作され、同じ地区を舞台とし、ともに犯罪をテーマにした両作品だが全世界での興行という点ではかなり差がついてしまったようだ。カンヌでパルムドール、米アカデミーでも脚本賞をとった「落下の解剖学」が華々しい成功をおさめたといえる一方で、本作品は自国のセザール賞は独占したようだがやはり地味な感じは拭えない(セザール賞はかって「アメリ」とかが受賞しているので私自身は結構信用している)
「落下の解剖学」が印象的なキービジュアル(雪の上の死体)、派手な法廷の応酬、唯一、目撃の可能性があるのが視覚障害の少年といった道具建てに不足していないのに比べ、本作品は「12日の殺人」というタイトルが表しているようにナンバリングされる数多くの殺人の中の一つの捜査を丹念に追いかけるのみの筋書きで地味とといえば地味である。
でも映像もそうだしセリフ廻しもそうだが全体のトーンのダウナー系な感覚は嫌いじゃない。物語としては「ツインピークス」に似て謎が謎を呼び限りなく広がっていく感じが好きだなあ。解決しないことは既に冒頭で明らかにされているし。
カンヌに話を戻すけどやはり「落下の解剖学」はサンドラ・ヒューラーが出演していたのが大きく映画の評価に影響したんでしょうね。カンヌは最近、ちょっと役者の演技に甘いところがあるような気がする。逆に「Perfect days」には男優賞しか与えなかったところがカンヌの見識っていうものだとも思うけど。
情報があり過ぎて、掴むべきポイントから逸れちゃったんだ。
だから、未解決事件って減らないんだろうな。
最近この手の作品が多くて、ストレスが溜まってしょうがありません💦要はクライマックスもラストシーンも無いまま、エンドロールが流れ始める映画です。
実話ベースなので真実を捻じ曲げる事はできませんが、迷宮入り時間を解決に導くかのような映画説明は止めていただきたい!"捜査が行き詰まるなか、ヨアンは事件の闇へと飲み込まれていく"、まさか観客も闇に引き込んだまま強制終了とは思わなかった😭
事件解決に向けてサスペンス的な要素を持ちつつストーリーは展開していくけれど、焦点が捜査する側に当てられていて、なかなか味わいがあるものだと感じました。故に事件を解決するという推理的な要素は少し希薄さを感じるのですが、個人的には推理小説とかはそれほど・・・といったところなので、それがかえって作品の見やすさに繋がっていました。逆に、物足りなさを感じる人もいるかもしれませんけど。かといって、事件そっちのけで推移するわけではなく、その謎もしっかりと絡めながらドラマとか世相を反映させて語られるので、かなりハマりました。
タイトルからは想像できない内容でしたが、率直に非常に堪能できました。映像でも引きつけようとしていたように思いますし、台詞なんかもかなり練り込まれている感じがします。とにかくめっちゃ面白かったです。
事件は未解決のままだが、それが現実であるという終わり方もまた良し。