ルキノ・ビスコンティの検索結果、合計20(0.001733秒かかります)。

Psxhinkogmsのレビュー:山猫

3 years ago
57. 1963年初公開。ビスコンティ監督の初期の代表作。4K復刻版公開。1時間に及ぶ舞踏会のシーンがこの作品のクライマックス。貴族社会の衰退を暗示している。個人的には、ビスコンティの「ベニスに死す」推し

xshbovのレビュー:若者のすべて

3 years ago
郊外の団地が登場人物たちの住まいである。今ならさしずめアフリカや中東からの移民がそこの住人として描かれるだろう。ストーリーも、そのまま現代に移すことができる。 つまり、この作品のテーマは貧困と若者を覆う閉塞感であり、この普遍的なテーマを巨匠ルキノ・ビスコンティが、アラン・ドロンを主役に迎えて撮っている。 テーマはこの時代やイタリアという国に特有のものとは言え...
2 years ago
2021年12月8日 映画 #世界で一番美しい少年 (2021年)鑑賞 @fansvoicejp さん試写会ありがとうございます #ルキノ・ヴィスコンティ 監督の #ベニスに死す で美少年役だった少年についてのドキュメンタリー 現在の風貌にまずびっくりします また、日本での滞在中のエピソードが結構描かれてます

xprugsのレビュー:家族の肖像

3 years ago
ルキノ・ヴィスコンティ監督作品を見るのはこれで2作品目でした。 ヴィスコンティは『郵便配達は二度ベルを鳴らす』がめちゃ好みだったのですがこれはあんまり。。。批評家の評価は高い作品なのですが自分にはさらさら合いませんでした。 もうびっくりするくらい人間関係や台詞が頭に入ってこなくて。見直したら変わるのかな。。。
3 years ago
1946年のテイ・ガーネット版のほうが好きだ。欧州びいきの私としては珍しい。 合衆国で撮られたガーネット版は、卑劣な男女に反感を持つ観客を、ラストで一気に主人公への同情に反転させる演出が冴えている。 このビスコンティ版には、最初から最後まで男の優柔不断なダメぶりにつき合わされる。観客が自分の内面の変化に驚くという感動はない。

fgfmqgkのレビュー:バリー・リンドン

3 years ago
キューブリックらしくないけど「2001年宇宙の旅」とともに、キューブリックの最高傑作であり、映画史上に残る名作。また、ビスコンティの「ベニスに死す」と同様、映画が最高の芸術だと認識させてくれる作品でもある。ヘンデルとシューベルトの音楽が最高にこの映画の雰囲気を醸し出してくれる。ただ、主人公に好感が持てる訳でもなく、結構長くやや単調なので、好き嫌いが分かれるか...
3 years ago
50年程前の映画だが、古臭さを感じさせない。 ビスコンティの作り上げる映像美に釘付けに なった。 若き日のヘルムート・バーガーの狂気じみた 演技も素晴らしい。ダーク・ボガートが本作で 霞んで見えたほど。 作品を観ながら心に 「驕れる者は久しからず。すべては春の夜の 夢のごとし」 平家物語の言葉が思い浮かんだ。 名作だけど毒気も強い映画なので、メンタルが 弱っ...
3 years ago
ビスコンティ監督が制作したオリジナル4時間版のデジタルリマスター版。 主要キャスト3人を始め脇役に至るまで、若者は全員イケメン。女性陣も美人揃い。衣装もセットもロケも豪華で監督のこだわりが満載。特にオットー役のジョン・モルダー・ブラウンの病んでいく演技がよかった。 ストーリーは判明している範囲の史実にほぼ忠実で、豪華な歴史絵巻を見ているような気になれた。 そ...

Ipgsxknomshのレビュー:若者のすべて

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 総合:60点 ストーリー: 55 キャスト: 70 演出: 65 ビジュアル: 60 音楽: 65 田舎の貧乏で無教養な家族が都会を夢見て出てきて、現実に直面する話。ビスコンティの残した傑作ということらしいが、正直私はそれほどはまれませんでした。 自分の家族のことしか目に入らなくて、いきなり長男の婚約祝いすら平気でぶち...

obgezppのレビュー:山猫

3 years ago
総合:65点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:80点|音楽:65点 ) 何が起きているのかわからない。ろくに説明がない。どうも戦争が迫っているらしい。だけど登場人物側がどのような立場で、それに対してどのような立場の勢力がいて、どのような利害関係があるのかわからない。ただ将来を左右する岐路にいるのかなというのがわかる程度で...

lklcvuwのレビュー:若者のすべて

3 years ago
日本語タイトルがおしゃれだが、原タイトルを直訳すると「ロッコとその兄弟」。 南イタリアで小作農の貧しい生活を送っていた家族が、父親の死をきっかけに、先に家を出ていた長男を頼って都会のミラノに出て、その生活を成り立たせるまでの苦労を、三男ロッコを中心に5人の息子達の各々の成長と葛藤に載せて描く社会派要素の強い作品。 当時25才のアラン・ドロンの表情の美しさとい...
2 years ago
『ミッドサマー』(\'19)で夏至祭のシーンに登場するロングヘアの老人が、実は『ベニスに死す』(\'71)で美少年タジオを演じた人物の50年後の姿だった、と言われてもピンと来なかった映画ファンのために、このドキュメンタリーはオススメだ。 その人物、ビョルン・アンドレセンが15歳で巨匠ルキノ・ヴィスコンティの目に留まり、性差を超えたアイコンとして突然注目され...

Kshgnimspxoのレビュー:鰯雲

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 「今、時代が動いている」 「今、変革の波がうねりをもって進んで来ている」 よくテレビの討論会等で使われる言葉だ。 でも本当にそれが解るのは後々の事であって、この言葉やそれに近い意味の言葉を叫ぶ文化人の胡散臭さは枚挙にいとまがない。 でも自分の周辺で起こる出来事に関して、「ん?これは?」とか。「こうした方が良いのかな...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 「騎士伝説」を愛していながら、戦争に行かない王の苦悩は 我々には伝わり難い 映画はほとんど 室内劇の模様を呈するので(笑) 視覚的にも少々退屈する 外からの訪問者(エリザベート、神父、公爵、大佐など)の叱責と行動が 波紋を起こすのみ 後半 王が不安定になってから、ドラマ性もたかまり 結末へと突入する 「血の同盟」というが...

Hpgknsximosのレビュー:チョコリエッタ

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 名古屋での初日に鑑賞しました。 舞台挨拶に来られた風間監督は、飾り気もなく本当に素敵な方でした。 素晴らしい映画です。 その一言につきます。 絵画のような構図にこだわった画面。張りつめた空気感の中で、神経を研ぎ澄まして演技に挑む出演者。確かにストーリーの起伏は小さい。しかし、始まりから、ラストまでピリピリとした緊張感の...
9 months ago
40才という設定が絶妙! 「同じでいること」に相当努力が必要となってくるお年頃です。 たとえば暴飲暴食をして体重が増えても、1〜2日節制すれば元に戻っていた筈が… 暴飲暴食をしなくても体重が増えていくのが40才。 確実に代謝が悪くなっているので、今までと同じカロリーを摂っていてはダメ。 つまり“同じ”を保つ為には、これまでと同じことをしていてはダメになってく...

abqpkoのレビュー:家族の肖像

3 years ago
1980年代前半にどこかの映画館で見たんですが、30数年ぶりに見ました。 当時は意味が全くわかってなかったと思います。ガキでしたので。見直してよかったです。 山猫が交響曲だとすると、これは室内楽ということになります。同じバート・ランカスターが主人公というのは偶然ではないのですね。テーマは共通していますから。 昔見た時にはほとんど記憶に残っていなかったリエッタ...

pwbfdjbのレビュー:揺れる大地

3 years ago
イタリアの名監督ルキノ・ヴィスコンティについては、僅かに「異邦人」「ベニスに死す」のTV見学経験を通して、内容と主題の追求が鋭く、真摯に人間の悲劇を描くドラマを創造する厳しい映画作家であると印象を持ったが、この一代の秀作を観て全くそれは確定されたヴィスコンティの真実であると、尊敬を含めた感動を抱く事に至った。それは、少なからずもフランスの巨匠ジャン・ルノワー...

ibbaegのレビュー:安城家の舞踏会

3 years ago
1947年9月公開 その年5月3日は新憲法の施行でした 新憲法は第9条の戦争放棄がまず思い浮かばれますが、第14条で法の下での平等、貴族の廃止が規定されています ですから本作は華族廃止後わずか4ヶ月の実にタイムリーな時事ネタ映画だったわけです 伯爵邸宅はおそらく鎌倉の海岸べり その邸宅内でのシーンはまるで洋画で見た世界です 内容もまたルキノ・ヴィスコンティ...
2 years ago
いったい、いつの頃から「原作厨」などという蔑視用語が誕生したのか・・・。 OUT、アニメージュ、ジ・アニメ、ファンロード、マイアニメ、アニメディア等、書店の一角をアニメ雑誌が占めていた頃。 (New typeはこれらと一線を画す「新時代の雑誌」という印象が強かったので、私の中ではこのラインナップには含まれない) 各雑誌を手に取り眺めながら「自分はアニメファ...