世界で一番美しい少年

7.1/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   98分
言語   まだ情報はありません
劇場で   12月17日 2021
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世界で一番美しい少年 プロット

ルキノ・ビスコンティ監督の「ベニスに死す」(1971)で主人公を破滅に導く少年タジオ役を演じたビョルン・アンドレセンの50年間に迫ったドキュメンタリー。巨匠ルキノ・ビスコンティに見いだされて「ベニスに死す」に出演し、「世界で一番美しい少年」と称賛されたビョルン・アンドレセン。世界中から注目を集めた彼は、日本でもファンに熱く迎えられ、池田理代子の漫画「ベルサイユのばら」の主人公オスカルのモデルになるなど、日本のカルチャーに大きな影響を及ぼした。それから50年近い年月が流れ、アリ・アスター監督作「ミッドサマー」(2019)の老人ダン役でスクリーンに登場し、その変貌ぶりが話題となったアンドレセン。年老いた彼は、かつて熱狂の中で訪れた、東京、パリ、ベニスへ向かい、懐かしくも残酷な、栄光と破滅の軌跡をたどる。その旅路とともに、人生を運命づけられてしまったひとりの人間の心の再生を映し出す。

世界で一番美しい少年 オンライントレーラープレイ

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世界で一番美しい少年コメント(4)

Heecgsawin
Heecgsawin
その少年は俳優志望というわけでも、モデルとして成功しようと野心を抱いているわけでもなかった。しかしヴィスコンティ監督に美貌を見出され『ベニスに死す』に出演したことで、訳もわからず世界的な狂騒の渦に巻き込まれ・・・。あれから50年を経た彼は、すっかり白くなった長髪をなびかせつつ、今なおフォトジェニックな表情で我々を魅了する。だが内面は別だ。そこに深く突き刺さっているものは一体何なのか。本作では、導入部から記録映像と音楽とが親密に絡まり合い、美しくもミステリアスな雰囲気を織りなしていく。はっとさせられるのは本作の構成の巧さだ。ビョルンという人間の複雑性を一枚、また一枚と丁寧にめくっていくその手捌きや筆致は、ドキュメンタリーでありながら、ひとつの物語に身を委ねているかのよう。幾つもの悲しみと苦しみを共有し、全てを知った上で改めて、彼に引き込まれていく。なんという人生。ずしんと重みを感じる作品だ。
Toccmucion
Toccmucion
典型的な「あの人は今」案件でめちゃくちゃ面白かった。「ベニスに死す」のタジオ役の俳優が、日本に来て芸能活動していたとは知りませんでした。チョコのCMに出たり、レコード出したり。ヨーロッパ中を行脚したという「ベニスに死す」のオーディション映像も貴重だし、カンヌ映画祭での熱狂的なリアクションの映像も初めて見ました。しかし一発当たっちゃうと、その後がねえ……。大いに驚くと同時に、ちょっとセンチメンタルな気分にもなりました。
wmfcczd
wmfcczd
2021年12月8日
映画 #世界で一番美しい少年 (2021年)鑑賞
@fansvoicejp さん試写会ありがとうございます

#ルキノ・ヴィスコンティ 監督の #ベニスに死す で美少年役だった少年についてのドキュメンタリー

現在の風貌にまずびっくりします

また、日本での滞在中のエピソードが結構描かれてます
Ihhttckaga
Ihhttckaga
『ミッドサマー』('19)で夏至祭のシーンに登場するロングヘアの老人が、実は『ベニスに死す』('71)で美少年タジオを演じた人物の50年後の姿だった、と言われてもピンと来なかった映画ファンのために、このドキュメンタリーはオススメだ。

その人物、ビョルン・アンドレセンが15歳で巨匠ルキノ・ヴィスコンティの目に留まり、性差を超えたアイコンとして突然注目され、特にこの日本で、スウェーデンからやって来たブロンドのアイドルとしてもてはやされ、もみくちゃにされ、消費され、興味本位で使い捨てられていくプロセスが克明に描かれるからだ。

そこには、シンデレラボーイ、シンデレラガールと呼ばれた人たちが辿る壮絶に暗い宿命のようなものが横たわっていて、見慣れた風景とは言え、少々複雑な心境になる。

しかし、日本人も大きく関わったアンドレセンの人生が、66歳を迎えた今、こうして公的に語られるまでになったことに少なからず安らぎを感じる。それが、ややドラマチックに描かれすぎる本ドキュメンタリーを観た正直な感想だ。