フェデリコ・ピッツァリスの検索結果、合計15(0.001393秒かかります)。

lfpumoeのレビュー:世にも怪奇な物語

3 years ago
第一部はロジェ・バディム監督、ジェーン・フォンダ主演で暴君の女領主の話。 第二部はルイ・マル監督、アラン・ドロンとブリジット・バルドーによる分身もの。 第三部はフェデリコ・フェリーニ監督、テレンス・スタンプ主演の幻覚もの。 いずれも監督らしさが出ていて楽しめる。

saidrlgのレビュー:道(1954)

3 years ago
正直フェデリコ・フェリーニはあまり好きではなかったのですが、友人に勧められて観て、本当にいい映画だと思いました。 主人公の2人の境遇と生き様に感情を振り回され、見終わった時にまるで長い人生を過ごしたような感覚になりました。 小説を読んだような、人生のヒダを感じる事の出来る深い作品です。

sfngygiのレビュー:道(1954)

3 years ago
本作は、私が初めて見たフェデリコ・フェリーニ作品でした。 今もニーノ・ノータの哀切に満ちた音楽を聞くだけで胸が詰まります。 哀しいトランペットの音色が、無垢なジェルソミーナの面影を鮮やかに脳裏に蘇らせるのです。 粗野で乱暴者だったザンパノが、子供のように泣きじゃくるラストの海辺のシーンに、愛する者を失った人間の絶望的な孤独感と喪失感が凝縮されていたように思え...

vnuynmのレビュー:道(1954)

3 years ago
名匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作のひとつ。 人間という生き物が凄くリアルに描かれている。良い部分も悪い部分も、綺麗事は一切無しに。とても人間臭さに溢れた名作で、安心して観ることができた。心に響くものがたくさんあった。血の通った映画とはこういうことをいうのだろう。凝り固まった心を解してくれた。 キャラクター達が凄く人間らしくて魅力的。純粋で優しいとこ...
3 years ago
離婚の痛手を忘れるために訪れたイタリアのトスカーナ地方の家を購入し、新しい生活を始めるアメリカ女性の人生の再生を描く。女流作家のアメリカンライフスタイルとイタリアの片田舎の牧歌的スタイルの対比には、成功から安らぎへの人生観の変化があり、都会の喧騒に疲れた者の理想に違いない。資金に余裕があれば、言語や食べ物の障害を乗り越え、新たな恋愛を見つける機会もあるだろう...
1 year ago
東京国際映画祭の舞台挨拶にて、イニャリトゥ監督は「理論スイッチをOFFにして、感じてみてください」と語った。 その言葉の通り、本作は理解しよう、分かろうとする映画ではない。本作の主人公はジャーナリストであり映画製作者。現実と夢の世界を往来する様子は“映像の魔術師”フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』を考えずにはいられない。 米国が誇るアカデミー賞で...
3 years ago
北イタリアのリミニ地方の四季を豊かな詩情で描いた連作絵画の美術映画。フェデリコ・フェリーニ監督とニーノ・ロータの音楽によるノスタルジーと人間賛歌が愉しい。私的には、「道」「81/2」と並んでフェリーニ映画のベスト。四季折々の変わり行く自然の美しさに囲まれた飾らない人間の生命感が、どのシーンにも溢れて、何とも言えない感動に包まれる。老若男女が小舟に乗り込み沖合...

toxxuhのレビュー:ボッカチオ'70

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 4幕からなるイタリアを舞台にした男と女に纏わるオムニバス映画。 ローマの道徳が汚されることに絶えず憤りを感じている禁欲主義者のアントニオ博士が、官能的でエロティックなブロンド美女の巨大広告看板に戦いを挑む第2幕「アントニオ博士の誘惑」が一番好きかも。 何だかその滑稽な姿が、風車に立ち向かう騎士ドン・キホーテに思えて来てなら...

ibbaegのレビュー:道(1954)

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 二人の主人公が表題の俳優にそっくりで、かなり驚いたのがファーストインプレッションである。 監督フェデリコ・フェリーニは名前だけは以前から存じ上げてはいたが、やはり今作品が映画館に掛かるということならば観ねばならないと、本当ならば“瘭疽”の治療に行かねばならぬところをこちらに選択したのだがはっきりと正解だったと思い込める、流...

tgkgdyのレビュー:危険な関係(1988)

3 years ago
総合:70点 ストーリー: 70 キャスト: 75 演出: 70 ビジュアル: 70 音楽: 60 フェデリコ・フェリーニ監督も驚くような不道徳と退廃と堕落の映画。 恋愛はゲーム。人の心を弄ぶことが何よりの生きがい。そうやって勝利を積み重ねていくことが人生唯一の喜び。自分の頭脳と体はそれだけのために存在する。目的ための罪悪感などあるはずもなく、そのために...
3 years ago
ー 今作で印象的なのは、長崎郊外の田園風景の美しさである。(これは、前作”夢”から引き続いていると感じた。) - ある日、お祖母さん(村瀬幸子)の下にエアメールが届く。 ハワイに住むお祖母さんの兄、錫二郎(で、大富豪)が、死に瀕してお祖母さんに会いたいという内容である。 手紙を書いたのは、錫二郎の息子のクラーク(リチャード・ギア)。 だが、お祖母さんは、...

dbnjfoのレビュー:甘い生活

3 years ago
フェデリコ・フェリーニの名声を決定付けた巨匠の代表作。個人的には、「道」「8½」「アマルコルド」に次ぐ名作。フェリーニ独自のイマジネーションの映像美に、眼に訴える表現の魔力を堪能できる。1960年はローマオリンピックの年であったから、4年後の東京オリンピックで戦後の荒廃した社会から脱却した日本と同じく、近代化された都市ローマが記録されている。その繁栄の恩恵を...
4 months ago
御年88歳、米国の映画史に確実に名を刻む巨匠監督。「何かいいことないか子猫チャン」1965年以降、ほぼ1年に1本の新作映画を世に出し続けるなんざ神の領域、その上でアカデミー賞に史上最多の24回ノミネートされ、監督賞を1回、脚本賞を3回受賞ですから巨匠中の巨匠。にもかかわらず養女への性的虐待の疑いで、ほぼ米国を追われEUに拠点を置かざるを得ない状況が功績に傷を...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む イタリア映画「ドンジョバンニ天才劇作家とモーツアルトの出会い」、原題「IO DON GIOVANNI」を観た。オペラ「ドン ジョバンニ」は モーツアルトによって作曲され、1787年に初演されたが、スペイン人で1003人の恋人を持っていたといわれるドン ジョバンニという伝説のプレイボーイをオペラ化したものだ。 オペラとは ...

btdpacgのレビュー:抱擁のかけら

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 「BROKEN EMBRACE」(ブロークン エンブレイス)を観た。 邦題 未定。題名をつけるとしたら、意訳して「引き裂かれた抱擁」とか、「壊れた抱擁」だろうか。と 思っていたら、「ニュースウィーク」で、日本では2月に「抱擁のかけら」という題で、公開される、と書いてあった。 スペインを代表する ペドロ アルモドール監督制作...