ボッカチオ\'70 プロット

14世紀の作家ボッカチオの短編小説「デカメロン」を、60年代を舞台にユーモアとエロティシズムを交え描いたオムニバス作品。名優たちを主役に迎え、イタリアの巨匠4人がメガホンをとった。第1話「くじ引き」の舞台は、グラマーな美女を商品にした秘密のくじを売る射的場。第2話は、フェデリコ・フェリーニ監督の「誘惑」。社内結婚をひた隠す「レンツォとルチャーチ」(日本公開時は、この3話目はカットされた)。ルキノ・ビスコンティの「前金」は、賭けのためにセックスのノウハウを修得する伯爵夫人を描いた作品。

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ボッカチオ\'70コメント(3)

toxxuh
toxxuh
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4幕からなるイタリアを舞台にした男と女に纏わるオムニバス映画。
ローマの道徳が汚されることに絶えず憤りを感じている禁欲主義者のアントニオ博士が、官能的でエロティックなブロンド美女の巨大広告看板に戦いを挑む第2幕「アントニオ博士の誘惑」が一番好きかも。
何だかその滑稽な姿が、風車に立ち向かう騎士ドン・キホーテに思えて来てならないからだ。
ちなみにその広告看板はミルクを普及させる為のもの。
でも博士にとっては放射能よりも有害に感じられていた。
そして最後はブロンド美女が看板から抜け出し、博士を翻弄すると言うオカルトホラーじみたオチが付く。
それにしてもアニタ・エクバーグの人工的ではない、たわわなオッパイのボリューム感には、思わず圧倒されてしまう。
こんな魅惑的な女型の巨人なら大歓迎!
紹介は最後になりましたが、本作を監督したのは、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ。
いかにもって感じのフェリーニらしいユーモア溢れるタッチが随所に見られますね。
第4幕「くじ引き」でのソフィア・ローレンのいい女っぷりも忘れられない。
uslhjd
uslhjd
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生涯130本以上もの名作映画を制作したイタリア映画界の大物プロデューサー:カルロ・ポンティが4人の個性派監督に競作として出したお題は14世紀の近代風刺小説の祖ボッカチオの名作デカメロン風に現代を描いて欲しいと言うことだろう。デカメロンは10篇の短編だが本作は4篇である、テーマ的には男と女、ユーモアと艶笑に満ちた恋愛話や失敗談の流れを汲んでと言うことだったのだろう。
第一篇の「レンツォとルチャーナ」は新婚ならぬ貧困カップルの健気な生活ぶり、まるで戦後の復興期の日本の若者の姿にも重なって感慨深い、他の監督作品のようなおふざけ要素は無く、黒澤作品「素晴らしき日曜日」にも似た貧しいカップルへの応援歌なのです。そういう意味では第三篇の退廃的な貴族のカップルとの対極を描いているのでしょう。
第二篇の「アントニオ博士の誘惑」は極端な猥褻嫌いの名士気取りのおじさんが実は饅頭怖いだったという裏返し風刺劇。映像の魔術師フェリーニらしい、公園の巨大ポスターからグラマラスなアニタ・エクバーグが抜け出して堅物の博士を翻弄するしかけで笑えます。
第三篇「前金」(仕事中)は自身も貴族の出であるヴィスコンティが描く若い伯爵夫婦の世間知らずぶりをからかう話、夫が11人もの娼婦と淫蕩三昧、妻も実は庭師ならぬ使用人とよくある話、「私も仕事を持って自立するわ」と言い出すが妻の閃いた職業とは女性の最も古くからあるあれだったという落ち。ロミー・シュナイダーが夫人を好演。
第四篇「くじ引き」はネオ・レアリズモの旗手と言われたヴィットリオ・デ・シーカ監督、生命力の塊のような気丈な女性ソフィア・ローレンと低俗で馬鹿な親父連中の毒気の強い艶笑喜劇。
ヒロインを誰にするかも監督の個性が伺われます。内容的には文化人のお遊び的でカルロ・ポンティの趣向を楽しみましょうということでしょう。
snwawe
snwawe
面白くない訳がない!
カルロ・ポンティがプロデュースして4人の名監督に撮らせた。

フェリーニ、ヴィスコンティ・・
ニーノ・ロータにソフィア・ローレン。

それぞれの監督の手法や、目の付け所が違って、映画好きの資料としても、これは優れたオムニバスなのです♪

そして、50分物の4本。これがほどよい長さ。疲れないから◎だね。
短く作る。シンプルに撮る。
これって二流には出来ないこと。非常に手腕が光る技。

で、遊び人のイタリア男たちと、彼らを振り回す魅力的な女たちを硬軟取り混ぜ、悲哀たっぷりに写してます。

それにしても、イタリア人はよく喋るわ。海外でもあのグループは近づく前からホント、大声と身ぶり手振りが賑やかですぐに分っちゃいますからね(笑)