危険な関係(1959)
プロット
フランス
12月09日 2022 劇場で
ウィリーとフィル/危険な関係
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ポルノグラフィックな関係
プロット
ベルギー・フランス・ルクセンブルク・スイス合作
09月23日 2000 劇場で
華麗な関係
プロット
フランス
05月14日 1977 劇場で
孤独な関係
プロット
アメリカ
11月22日 1960 劇場で
危険なラブレター
プロット
日本
05月26日 1959 劇場で
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危険な関係(1988)コメント(2)
マルコヴィッチの棒読み台詞が常に気になる展開。キアヌ・リーヴスも下手だし、女優陣に支えられっぱなしのこの映画。ストーリーなんてわかりきっているのだし、腐敗した貴族社会を描いていると言われても、何も感動なんてできない。しかし、美術関係だけはすごい。見るだけでもうっとりするのかもしれない。闘ってる最中に吸出し治療をやってたのも気になる・・・
舞台設定がフランス革命前夜なのに、それっぽいストーリーがさっぱり出てこないのでがっかりした。
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 60
フェデリコ・フェリーニ監督も驚くような不道徳と退廃と堕落の映画。
恋愛はゲーム。人の心を弄ぶことが何よりの生きがい。そうやって勝利を積み重ねていくことが人生唯一の喜び。自分の頭脳と体はそれだけのために存在する。目的ための罪悪感などあるはずもなく、そのために休むことなく次から次に湧いて出てくる嘘って何か問題でもあるのですかと言わんばかり。
あまり現代の一般人には理解しがたい部分もあるのだが、贅沢を極めて退屈して快楽を求めるのが全てとなっている一部の貴族たちとはこんなものなのかもと思ってしまう。上流の社交界にはこんな狂気じみた生活がお似合いなのかもしれない。こんなことしてて幸せな人生の終わり方を当然するわけないだろうという臭いが最初から強烈にする。
このような不道徳の極みを濃縮した映画なので、人によっては嫌悪感もあるかもしれない。正直最初は私はあまり気に入りませんでした。でもだんだんとそのどろどろした薄汚い世界を覗いてみたくなる。どうせろくな終わり方しないだろうが、その滅びの美学も見てみたい。フェリーニの映画が好きな人にはいいかもしれません。
豪華な俳優たちも見所。ミシェル・ファイファーと若きユマ・サーマンが濡れ場を見せる。だがキアヌ・リーブスはちょっとまだ幼くなよなよして魅力に欠ける。