イングマール・ベルイマンの検索結果、合計39(0.002351秒かかります)。

3 years ago
これはベルイマンの集大成。傑作です。

Kshgmxniospのレビュー:野いちご

3 years ago
とんだガンコ爺さんが主人公ですが、乾いたタッチでユーモアもあり面白かったです。 人生の成功者である老教授が、その証である授賞式に向かう途中、自分の過去と改めて向き合っていきます。 イングマール・ベルイマン監督、1957年の作品です。 大昔にTVで観たことがあるらしく、冒頭のシーンと終盤の絵画のような美しい光景にはハッキリ記憶がありました。 ストーリーはサッ...

Nsgiphxskmoのレビュー:フィアレス

3 years ago
監督のピーター・ウィアーは『ピクニック・アット・ハンギングロック』『危険な年』『刑事ジョン・ブック/目撃者』『モスキート・コースト』等の[異文化との衝突]を描いたドラマを得意にしているのだけど、半面イングマール・ベルイマンが[神の不在][神の沈黙]と呼ばれる作品で知られている様に、ウィアーにも[神との対峙][神との対話]と言ってもいい作品を撮っている。 前者...

owiixspのレビュー:甘い生活

3 years ago
ベルイマンは神を殺す フェリーニは神とすれ違う人を描く フェリーニ最高傑作と思います アンソニークインが演じたあの男と ネガポジの関係の男をマストロヤンニが演じます 二人とも際どく神とすれ違う

Laehhutylgeのレビュー:魔術師

3 years ago
制作から暫くたって、「冬の光」と共に1975年に本邦初公開されたベルイマンの喜劇映画。と言って素直に笑えるコメディではない。イギリス映画のシニカルなユーモアを何倍も苦くしたような人間喜劇の不気味さを持っている。「野いちご」「処女の泉」のように分かり易いストーリーを語りながら、演出タッチは「第七の封印」に近い。難解な「沈黙」「ペルソナ」よりは見易いが、この映画...

Kmnhiospsxgのレビュー:魔術師

3 years ago
高尚で難解な内容ではなく普通に喜劇 ゲスな俗物は旅芸人に等しい彼らより町の名士達だというありふれたオチだが語り口は断然上手い 色彩を感じ取れるような階調豊かな白黒映像 意味ありげなシーンと会話 ベルイマン監督らしさは十分に感じ取れる佳作だ もしかしたら何か自分には感じ取れなかった込められたものがあるのであろうか? ベルイマン監督には何か裏が有るように思っ...
3 years ago
長くて二回とも、途中で寝てしまいましたが、 二回で一回分、一通り見ることが出来ました。 見直してみて、ベルイマン監督作品の目次にあたる、色んなものが詰め込まれた作品のように感じました。 何作か見てだんだんわかってきましたが、少年が出てきたら、それはベルイマン自身の過去の似姿だと思って見るのが、ベルイマン作品を見るときの基本的な作法のようです。 そういう...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 長い、長すぎる。5時間11分は、とてもじゃないが集中力が持たなかった。そのため、本作が面白いのかつまらないのか、出来が良いのか悪いのかよく分からず。 よくわかんないながらも、印象に残るのは主教エドヴァルドです。ベルイマンの父を連想させるキャラクターでした。神の名の下に家族を虐待するエドヴァルドの姿に、宗教が持つ負の側面が...

Nispkgoxmhsのレビュー:野いちご

3 years ago
ベルイマン監督の人の心の描き方は本当に凄い。味わい深い、奥深い、ナチュラル、自然体、リアル。人間が超現実的に描かれている。小津監督にしてもベルイマン監督にしても昔の巨匠と呼ばれる映画監督達の心理描写は神がかりだ。達観している。物質主義が度を超える前の適度に物事が少なかった時代は映画も精神的な部分により深く傾倒していた。現代の主流映画のような多彩なエンターテイ...
3 years ago
ファニーとアレクサンデルを観た。最近ベルイマンに熱狂している私ははとどまることなく、かつて誰にもレビューすらしてもらっていない今作に手をだした。。。命知らずである。 この映画の主人公があくまでファニーとアレクサンデル(ファニー必要か?)なのは、終始スクリーンをうろうろする幽霊の存在で示される。アレクサンデルは動かないはずのものが動くのを見、死者をこの世に見...

tzdywgsのレビュー:暗殺の森

3 years ago
こういう複雑な役づくりがほんとうに上手い。もちろんベルイマンの手腕もあるのだけれど。善玉とか悪玉といった単純な記号ではなく、悪玉として振る舞いながらもその後ろに良心の呵責があるところ、善玉に転じたようでそこに隠しきれない偽善がちらりちらりと覗くところ、ハリウッドものでは絶対見られない描写だよねぇ。 あと改めて気づいたのだけれど、ベルイマンの構図の巧さも出色。...

Alilaescplcのレビュー:息子の面影

1 year ago
オンライン試写会にて鑑賞。 いやぁ、凄い映画を観てしまった! 「生と死が隣り合わせの世界」を描いたフェルナンダ・バラデス監督の傑作! メキシコの貧困生活から抜け出そうとアメリカへ国境越えしようとした息子が消息を絶ったため、母親が息子を探し回る。どんな努力も惜しまずに。 そんな中、やはり母親を探す青年ミゲルと出会って、一緒に旅をするのだが…というドラマ。 ...

Posimnskgxhのレビュー:夏の遊び

3 years ago
昨年夏にユーロスペースで特集上映していたベルイマンだが見損ねていたままだった。 カットの繋がりに工夫が滑らかになるような演出が随所にみられ、映画的な表現の楽しみ方を教えてくれる。 結婚とキャリア、過去の恋の残り香。そのどれもが苦い。多くの現代女性が経験することを、20世紀半ばに生きた主人公の苦悩を通して描く。

sluniaのレビュー:野いちご

3 years ago
男性優位の社会慣習や男女問わない日常的な喫煙の一般化など、分かりやすい時代錯誤感を捨象してみれば、今見てもとっても新鮮な老人ファンタジー。シュールだけどリアル。夢と現実の交錯という映画的技法が素直に楽しめた。 個人的にはベテランの住み込み女中さん(あー、これも今はPC的にアウトな言い方かな)のチャーミングなセリフと仕草が大好きだった。若いときに見ても、誰にも...

nqlxqkoのレビュー:野いちご

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む タルコフスキーやキューブリックほか名だたる監督たちがリスペクトする巨匠イングマール・ベルイマンの映画ですから素人が感想を語るのもおこがましいのですが・・。 ストックフォルムの78歳の老医師イサク、40年来の家政婦アグダとの二人暮らし、老いのせいか見る夢も棺桶に入った自身に出会う悪夢とかいかにもです。大体、人生も終盤に差し掛...

Sskngmphoxiのレビュー:#ミトヤマネ

8 months ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 大人気インフルエンサーのミトヤマネと彼女のサポートをする妹ミホの二人を主人公に据え、SNSの闇とそれに翻弄される人々の姿を描いたサスペンス映画。 主人公ミトヤマネを演じるのは『Diner ダイナー』『竜とそばかすの姫』の玉城ティナ。 Filmarksさんのオンライン試写会に当選しましたので、一足早く鑑賞させていただきま...
3 years ago
心身の疲弊から指揮者を引退した音楽家が、故郷の村に帰り地元の聖歌隊の指導する中で、生きることの意味と価値を見つけ再生する音楽ドラマ。しかし、音楽を聴かせることより、様々な老若男女の聖歌隊メンバーの赤裸々な欲望が濃厚に描かれる。特に牧師夫婦の愛憎描写はベルイマンを彷彿とさせるもので興味深く、また優れている点である。但し、個性的な人々を多く盛り込んだ内容に対して...

Tatiellektのレビュー:夏の遊び

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む バレリーナの主人公がなくなった恋人の日記を読むことで過去の恋愛の改装をするっていう話。 . 最初らへんはただのバカップルのイチャイチャぶりを見せられるけど、段々不穏な空気が作品を包んで雲行きが怪しく。 . これは不運の事故で悲劇の死を遂げたに違いない!と思った矢先、彼氏が海への飛び込み方の手本を見せるよ!と自ら飛び込み死亡...

sluniaのレビュー:野いちご

3 years ago
現代映画人の中で最も異才を放つイングマル・ベルイマン監督の最高傑作。地位と名声と安静を得た孤高の人生の晩年を迎えたひとりの老博士を主人公にした、ほんの数日の出来事。悪夢と追憶の内的苦渋を抱えながら、ただ流れに逆らわない人生を達観した人間の精神の在り方を厳格に描く。これを39歳の老成したベルイマンが、既に、すでに関心を抱き制作したことに驚嘆する。凡人には計り知...

mbhhasのレビュー:魔術師

3 years ago
主題となるメッセージはとても分かりやすい気がした。 魔術師は言わば、映画監督で、魔術師の妻である男装助手は、監督の妻兼主演女優のイメージか。ヒトを浮遊させるマジックはロープで引っ張ってる仕掛けをアッサリとバラされてしまう。しかし、魔術師を笑った警官、その妻は催眠術の成果か、夫への長年積み重なった不満を一気に吐き出す。魔術師を嫌ってた御者は、手鎖の魔法が解け...