フランソワ・トリュフォーの検索結果、合計79(0.001814秒かかります)。

Mgsnshxpiokのレビュー:メルシィ!人生

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 「奇人たちの晩餐会(1998)」が望外の面白さだったので同監督のコメデイ作品と言うことで鑑賞。どうもフランシス・ベベール作品では主人公の名はフランソワ・ピニョンに決まっているようだ、名前を固定して中身のバリエーションを愉しむ趣向なのか、妙なこだわりですね。 今回は爆笑路線からは外れて物語性に寄せているしホモネタで笑いを取り...
3 years ago
30年前、自らに性的虐待を行った神父が今も子供たちに接していることを知った被害者が、教会側に対応してもらえず、刑事事件として告発することを決意する。そこから、同じ被害者たちの証言を集めていく過程で浮かび上がるのは、少年にとって信頼する相手から加えられた虐待の後遺症が、長い時を経てもなお、心の傷として深く残っていること。しかし、人間の本能を独自の生々しいタッチ...

gafhgqaのレビュー:ベルリン・天使の詩

3 years ago
後半になると意味がわかるのですが、モノクローム映像の中に時折見せるカラー映像がドキリとさせられます。白黒の陰影が心の奥にある表と裏を物悲しく見せるが、一瞬ノスタルジックな雰囲気にさせる。人類の誕生の時代から天上から下界を見下ろしてきた天使。何も変わっていないのはローマ街道だけなんだ。まるで戦禍にあったロケ地によって、反戦や東西ドイツの諍いにも問題提起している...

rckyltのレビュー:まぼろし

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 映画「まぼろし」(フランソワ・オゾン監督)から。 「あれ、女子トイレのマーク、赤じゃない」なんて、 意味のないことをメモしながら観始めた。(笑) 印象に残っているのは、夫に失踪された妻とその母親の会話。 「ジャンはうつ病で、薬を飲んでいたの」 「知ってましたよ」「どういうこと?」「母親だもの」「私は妻ですよ」 「病気にも気...
3 years ago
モデルになったピアノの天才・バド・パウエルと支援したフランス人デザイナーの実話をもとにサックス奏者に置き換えて映画化。主演のデクスター・ゴードンは華美な装飾音を嫌いサックスの地の音を好む本物のJAZZプレイヤー、共演は後に「最強の二人」で車いすの大富豪を演じたフランソワ・クリュゼである。 正直、演奏以外の私生活なんて知りたくもない、むしろ知ったことによる雑念...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む - ラファエル(フランソワ・シビル:最近主演作が増えた。良い事です。)は、高校生時代から付き合って来たオリヴィア(ジョセフィーヌ・ジャビ パラレルワールドでのピアニストとして成功した姿が美し過ぎます・・。)と、結婚して作家としても、成功したが、オリヴィアとは、すれ違いの日々・・。そして、喧嘩した翌朝目覚めると・・- ■感...
1 year ago
オーストリアとフランスの青年がパリで出会い意気投合し、まるでドン・キホーテとサンチョパンサのように離れがたい友情関係が生まれるんだけど、そこにファムファタル、ジャンヌ・モロー演じるカトリーヌが現れて、3人は互いに愛し合い長い時間を過ごすって話なんですが、 カトリーヌがこの二人以外にも次々愛人を作り瞬間的な愛をこなすんですが、 カトリーヌの人生には嫉妬が無く、...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 名画座にて。 さすが名匠P・ルコント。 かくも可笑しく哀れな中年男を演じさせたらピカイチの^^; D・オートゥイユにピッタリ!な自己中男を演じさせている。 (私はカッコイイ役よりこっちの彼の方が好きだ) 予告を観た時からバカ笑いしてしまったので、絶対観よう! と心に決めていた(公開時に観れなかったし…) 男同士の友情(...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 当方、キリスト教会でモラハラ被害を受けた元牧師です。 この、フランスカトリック教会における司祭の児童性虐待事件を描いた「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」を、大きな期待と密かな恐れを持ってを見に行きました。 「大きな期待」とは自分自身の感情の整理と未だ十分に言語化できない痛んだ心を誰かの言葉で表現して欲しいという思い。...
3 years ago
実話ということで、いつものオゾン風味は、やや抑え気味な気はしましたが、 とても丁寧に、実在の被害者たち、その家族や関係者に敬意をもって創られた作品だと思いました。 また、3人の被害者が順に描かれていき、同じ場所に集うまでが自然で、 面白いストーリ展開で、その辺りも、さすがのオゾン、 抑え気味ではあるけれど、やはり、彼が創る映像美や脚本や演出は素晴らしく、 ...
3 years ago
フランスで実際に起こった神父による児童への性的虐待事件を描き、第69回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した作品。 幼い頃の性的虐待によって、長年、深いトラウマを抱えて生きてきた男たちが、「過去の出来事の告発」に挑み、様々な試練に立ち向かう衝撃の実話をフランソワ・オゾン監督がフィクション化。 ドキュメンタリーにすると、彼らの苦悩を何度も引...

zznazoのレビュー:ケス

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 体操の服をビリーだけ持っていない。「どうせ卒業するのだから服は要らない」と答えるが、卒業までは4年ある・・・ 年齢ごまかしたり、体育の先生に逆らったり、純粋な少年なのだが平気でウソをつく。淡々と進むストーリーの中にも同級生と先生のやりとりが非常に面白い。トリュフォーのように少年の心情にまで深く切りこまずに、幼い少年が就職...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 幼いころからの親友同士の女2人の内、一方が病に伏せ他界した後、亡き女友達の夫の女装癖を知り、女装した彼との間に不思議な友情、そして不思議な浮気が発生していく。うん。これはフランス映画でないと成り立たないし、なんなら、フランソワ・オゾンでなければ描けない話のような気がする。 この映画で一番うれしいのは、女装癖を持つ男性をロマ...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 予告で興味を持って観賞 カトリック神父の性的虐待を告発した人々の実話の映画化 なんかワールドニュースで見た覚えがある話でもありました この映画の主人公は3人います まず銀行マンの敬虔なクリスチャンのアレクサンドル 5人の子供も成長し長男が洗礼を受けようかという時期に ふと幼少期自分が受けたプレナ神父からの性的虐待を思い返...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 最初は女同士の友情物語と思った。 クレールとローラ。 少女時代に出会い、一目惚れの如く、無二の親友に。 何をするのも一緒。恋も。失恋も。結婚も。 やがてローラは出産。が…。 ローラは病に倒れ、亡くなる。 クレールはローラの葬式で悲しみに暮れながらも、彼女の夫ダヴィッドを支え、娘リュシーを守る事を誓う。 死後も変わらぬ女の友...

Imgxhpskosnのレビュー:二重の鍵

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む クロード・シャブロル監督の第三作。アンリ・ドカエの撮影が素晴らしい。美しい南仏を舞台に、中年夫婦の愛憎と夫の不倫に絡む殺人事件を軸にした家族劇。若きジャン・ポール・ベルモンドが一人娘エリザベートのヒモ役で、主人公の家庭に土足で踏み込む部外者として批判するが、最後には事件を解決する好青年と化す面白いキャラクターを爽やかに演じ...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 被害者は数百人いるんじゃないかとも思われたプレナ神父の性的児童虐待。彼の被害にあった男子は何年もの間、被害を口にすることも出来ず、また親に伝えたものの軽くあしらわれたりして事件は表ざたにならなかった。そもそも親からすれば、敬虔な神父様がそんなことをするはずがないという固定観念によって、虐待の事実は闇に葬り去られていたのだ。...

pmwgavqのレビュー:ぼくを葬(おく)る

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む フランソワ・オゾン監督作品は色々観て来ましたが、今作が一番好きかもしれません。「まぼろし」に続いて、描こうとしているテーマは人間の「死」。 若手カメラマンでゲイのロマンは末期がんで余命3ヶ月と宣告されてしまいます。彼は(祖母を除く)家族や愛する人に口外することなく、彼なりの別れ方を実践していき、それから、自分なりに残された...

Utllueftibeaのレビュー:楢山節考

3 years ago
楢山節考の原作は1957年の刊行 二度映画化されており、1983年公開の本作は二度目の作品です 最初のものは1958年公開の木下恵介版で大女優田中絹代が主演です ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品されました 受賞はならなかったものの、あのフランソワ・トリュフォーが激賞しています キネマ旬報の日本映画のオールタイムベストにリストされているのは...

Nkpsiooihkのレビュー:抱擁のかけら

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 元映画監督で、現脚本家の主人公が語る。 「私の名前はハリー・ケイン」 …「おいおい!オーソン・ウェルズかい」 いきなりてらいも無く語られたらお手上げで有る。 しかもトニーノ・ヴェッラの名前は出るわ。ジャンヌ・モローの“声が聞きたい”と言って『死刑台のエレベーター』の話題が出たりと、映画ファンがニヤリとする場面が多い。 だが...