フランソワ・トリュフォーの検索結果、合計79(0.001637秒かかります)。

3 years ago
トリュフォー監督の初期の佳作。恋愛のもとギャングものを一緒にして映画作りを楽しんでいるトリュフォー監督の趣向が、ヒッチコック監督に近いものを感じさせる。危うい登場人物と背景ながら、トリュフォータッチが映画通には堪らない味わい。

Mxosnsikghpのレビュー:あこがれ

3 years ago
30分に満たない短編ものですが、フランソワ・トリュフォー監督の初期の素晴らしい作品だと思います。美しい年上の女性に対する恋慕。恋に目覚めた少年のいらだちが伝わってきます。誰もが通る道だから心情がぐっと入ってきますね。冒頭から木漏れ日の中を自転車で颯爽とこぐ女性を少年たちが無心に追いかけていくシーンを始め、印象的な映像が多い。白黒なのに、なぜか鮮明な光を感じら...

iqbltqのレビュー:あこがれ

3 years ago
トリュフォー作品の原点 自主製作の短編を経て、トリュフォー監督の瑞々しい感覚が、この処女短編に総て現れています スカートを翻して自転車を走らせる綺麗なお姉さん 子供達の悪ふざけを挟み 終盤の黒衣で沈んだ姿の彼女 見事な構成力、演出力で感嘆するばかりです
3 years ago
トリュフォーなくしてゴダールの「勝手にしやがれ」は存在せず、生い立ちも環境も正反対のふたりは意気投合し最後には喧嘩別れ。 トリュフォーに宛てたゴダールの手紙はイメージ通りの人物像で、捻くれているというか性格悪いなぁと思わせる内容で、トリュフォーに対して拭えない妬みや嫉妬に近いモノがあるように思える。 ゴダールの人間性を鋭く解いたトリュフォーの手紙に納得さ...

Oehdeiiclukisのレビュー:野性の少年

3 years ago
「トリュフォーの思春期」を観れば、子供たちに注ぐ作家の視点がいかに愛情深く無垢であるか分かるだろう。デビュー作「大人は判ってくれない」でも、人形劇に夢中な子供たちのシーンが素晴らしかった。そんなトリュフォー監督の自作自演の「野性の少年」は地味な存在で、あまり話題にならない。自身の恵まれなかった子供時代への回顧と後悔、また幼少期に捧げる大人の責任など、”アヴェ...
3 years ago
負傷兵が何人も担ぎこまれてくる病院。マルトは手伝おうとして倒れてしまった。農作業をやらされていた高校2年のフランソワは早速ナンパ・・・おませさん。デートをして「婚約者がいる」と聞いても怯まない。彼女の帰宅後、母親の監視が厳しくなり、やがて結婚してしまったマルト。たった1日の恋だったのに2人はまた惹かれあう。そして戦地に赴いている夫の留守中、フランソワとマルト...

sjrjqmのレビュー:あこがれ

3 years ago
トリュフォーの本格的短編処女作です。 ベルナデット・ラフォンの夫であるジェラール・ブランとは、確執があったようです。 僕が見たのは、高校生の頃だったと思いますが、男の子には誰にも覚えがある少年が年上女性に抱く憧憬、あこがれを短い短編の中で見事に演出していると思います。 木漏れ日の中を自転車をこぐベルナデット・ラフォンが、とても眩しかった。 トリュフォー・ファ...
2 years ago
老優(ジャン=ピエール・レオ)は死ぬ演技が上手くいかず、撮影が延期になったのを利用して、昔の恋人に会いに行く。 恋人は昔のままで若かった。 ファンタジーだがトリュフォー作品でおなじみのジャン=ピエール・レオを楽しむ感じかな。
8 months ago
アルフレッド・ヒッチコックの映画術を学ぶドキュメンタリーとしては、本作の先輩格にして素晴らしい出来の「ヒッチコック/トリュフォー」がある。こちらは、1962年にフランソワ・トリュフォー(長編デビュー作「大人は判ってくれない」を監督してから3年後)がヒッチコックに延べ50時間ものインタビューを行い66年に書籍化された「映画術 ヒッチコック/トリュフォー」を題材...

Pesollfhmkeuのレビュー:あこがれ

3 years ago
1957年製作のフランス映画でございます。26分。映画が好きな人なら「ヌーヴェルヴァーグ」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、本作の監督にして巨匠と呼ばれるフランソワ・トリュフォーはその第一人者として知られています。ちなみに本作は、TUTAYAレンタルした「大人は判ってくれない」に収録されていました。 ヌーヴェルヴァーグとは、スタジオ撮影や作為がか...

Lnehfrdyiopのレビュー:逃げ去る恋

1 year ago
『家庭』から、立て続けに鑑賞。 結論を先に言えば、滑りまくってた前作と比べれば、こっちのほうがよほどトリュフォーらしかったし、純粋に楽しめた。 アントワーヌ・ドワネル・シリーズ第5作にして完結編というが、実質はほぼ「総集編」にすぎない。 そこに付け加えのように、アントワーヌの新しい恋の顛末が描かれる。 トリュフォーのようなシネフィル監督は、この手の「再編集も...

ouitaheのレビュー:女は女である

3 years ago
2日連続のゴダール。こちらは初見。「女と男のいる舗道」の白黒、静謐さから一転して、「歌わないミュージカル」で、カラー映像もミシェル・ルグランの音楽もえらく華やか。(本作の方が製作が先というのが驚き) シャルル・アズナブールの歌、ジャンヌ・モローの特別出演、セリフの中で直接触れられるタイトルはもちろん、ヌーヴェル・ヴァーグ感、内輪受け感が満載。この頃は、ゴダー...
1 year ago
アラン・レネが1930年代の不安定な時代に生きた野心家アレクサンドル・スタビスキーを華麗に描く。ジャン・ポール・ベルモンドが製作を兼ねる出演作品ということで、これまでのレネ作品の地味なタッチはなく、華やかな社交界に生きたスタビスキーの記録映画。ベルモンドが演じたい為に、監督をレネに依頼したと想像する。名優シャルル・ボワイエ、フランソワ・ペリエ共演の上品で贅沢...

uagcfhyのレビュー:柔らかい肌(1964)

3 years ago
1964年フランス映画。118分。今年21本目の作品。ヌーベルバーグの旗手フランソワ・トリュフォーの作品。名作「大人は判ってくれない」の監督さんは、その後、このようなお色気たっぷりの作品を描いていたと知って、いささかたまげました。 内容は; 1,飛ぶ鳥を落とす勢いの文芸批評家の男は、出張先のリスボンに向かう飛行機でフライトアテンダントに魅せられる。 2,男...

Onctrtohunのレビュー:ある秘密

1 year ago
思わぬ拾い物の一本。 第二次大戦下、ユダヤ人の両親の 秘められた過去、禁断の恋を 二人の子ども、フランソワの眼を通して語っていく 強烈かつ情熱的な ラブストーリーであると同時に ユダヤ人として生きるか、 フランス人として生きるか 戦争、迫害という極限の状況で 究極の選択をせざるを得なかった 家族の人間ドラマでもある 現在をモノトーン 過去をカラーという...
3 years ago
イブ・モンタン演じる刑事が真犯人の上司と若い恋人をめぐって苦悶するフィルム・ノワールの一作。全編救いのない世界から抜け出せない暗鬱とした雰囲気が支配した暗いフランス映画。モンタンと上司の妻役のシモーヌ・シニョレの芝居を観ていて、フランス映画も老いたと感じてしまった。どうもがいても明るい光が差し込まない世界観の中の心情ドラマで、モンタン、シニョレ、フランソワ・...
3 years ago
ークリント・イーストウッド監督の数々の作品の中では”政治的メッセージ”を表向きにしたヒューマンドラマの傑作である。- ■印象的なシーン 1.30年間、政治犯として南アフリカ沖のロベン島の牢獄に捕らわれていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が、1990年、南アフリカの大統領になり、動揺する官邸の白人たちに言った言葉。 ”過去は過去。我々は未来を目指...
1 year ago
この作品に限らず、トリュフォーの作品に感情移入や共感するのは難しいと思う。というか、ある意味この世には、自分とまったく異なる感覚で暮らす人間が存在するのだ、という事に気づかせてくれるものなのだと思う。 因みに、監督が邦題を知って激怒したという逸話が妙に頭に残っている。曰く、「この映画はジュールとジムなんだ!! 決して、突然炎のごとくじゃないんだ!!」との事。...

Epedsouallのレビュー:抱擁(2002)

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 詩人の手紙を発見した事から過去と現代がシンクロする二重構造映画。 あまりにもあからさまな為に賛否両論かもしれないが、個人的ににはかなり好みの映画です。 亡くなったフランソワ・トリュフオワーならどんな撮り方をしたのだろう?『アデルの恋の物語』を撮った様に彼には得意の話だから! グウィネス・パルトロウは少しミステリアスな映画に...
3 years ago
タイトルのインビクタスはマンデラがフランソワに贈る詩の名前でもある(ウィリアム・アーネスト・ヘンリー作)。史実の通りネルソン・マンデラは偉人であることがひしひしと伝わってくる。スポーツがしばしば国威高揚の道具として利用されることは事実だがマンデラの施策はまさにラグビーの理念を通じて国をひとつにまとめることだから思いは純粋だ。それに見事に応えたラガーメンたちも...