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おもひでぽろぽろ プロット 日本 07月20日 1991 劇場で
おろかもの プロット 日本 11月20日 2020 劇場で
おぼろ駕篭 プロット 日本 01月13日 1951 劇場で
おもちゃ プロット 日本 01月15日 1999 劇場で
ちひろさん プロット 日本 02月23日 2023 劇場で
恋におちて プロット アメリカ 03月21日 1985 劇場で
おろちコメント(10)
自宅にて鑑賞。楳図かずおの同名マンガ内『姉妹』と『血』のエピソードが原作。ご贔屓の高橋洋が脚本。日頃、余りマンガは読まないが、本作は昔に読んだ記憶有り。独特の世界観が出ており、西洋館を舞台にした際に有りがちな陳腐さも無い。ただ谷村美月演じる“おろち”は存在が中途半端な狂言回しの印象、原作の様な語部に徹した方が良かったのでは……。木村佳乃の熱演が圧倒的、特にツンデレ母“門前葵”より“一草”の狂乱振りが光る。“理沙”の中越典子の嗤うシーンもソレ迄の印象とガラリッと変り、そのギャップが良かった。60/100点。
・各キャラクター毎にイメージカラーが設定されており、衣裳だけで誰なのか識別出来た。谷村美月 演じる“佳子”の落下シーン、本作と同じ高橋洋脚本の『女優霊('95)』でもよく似たポーズで落ちている。
・鑑賞日:2011年11月7日(月)
今回は監督の撮影の仕方がいいね^^
こう言う雰囲気好きだ!
映画見て「こうだったら良いのに」って
思うところ無くて、安心して見られた。
その一族の恐ろしい運命を「おろち」という少女の視点から描いた作品です。
原作は楳図かずお。だからといって、ビジュアル的に怖がらせるホラーではありません。
何よりも恐ろしいのは、美に執着する女心。
後半のどんでん返しには驚かされました。
メインの3人の女優さんの演技が本当に素晴らしく、惹き込まれます。
原作のイメージに囚われず、ぜひ観てもらいたい作品です。
この世で一番恐ろしいのは、「人間の心」とばかりに楳図先生はそれを視覚化しているわけですが、「内面が外見を決定づけてしまう。しかし外見もまた内面を決定づけてしまう」という楳図哲学溢れる作品でした。マンガを読んだ事がない方にも、オススメです。