娘は戦場で生まれた プロット

内戦の続くシリアでスマホで映像を撮り始めた女学生がやがて母となり、娘のために生きた証を残そうとカメラを回し続ける姿を捉え、カンヌ国際映画祭など各国の映画祭で高い評価を得たドキュメンタリー。ジャーナリストに憧れる学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホで映像を撮り始める。やがて医師を目指す若者ハムザと出会い、夫婦となった2人の間に、新しい命が誕生する。多くの命が失われる中で生まれた娘に、平和への願いをこめて「空」を意味するサマと名づけたワアド。その願いとは裏腹に内戦は激化し、都市は破壊され、ハムザの病院は街で最後の医療機関となる。明日をも知れぬ身で母となったワアドは、家族や愛する人のために生きた証を映像として残そうと決意する。第92回アカデミー長編ドキュメンタリー賞ノミネート。

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娘は戦場で生まれたコメント(20)

toxxuh
toxxuh
本作はシリアの大都市、アレッポで生まれ育ったジャーナリストと医師、そして彼らの娘の視点で捉えたシリア紛争の記録です。

冒頭わずか数分、橋の周辺でのある出来事から、いきなり信じられないような状況に突き落とされます。その後も目を覆いたくなるような映像の数々。最後まで見通せなかった観客が多くても不思議はないです。これが演出された映像作品であれば、途中から感覚が追いつくこともあるでしょうが、本作で写し取られた映像は紛れもなく現実に起きたことです。そのため決して心理的な衝撃が軽減されることはなく、その意味では非常に辛い100分間を過ごしました。

しかしカメラは、残酷な現実だけではなく、奇跡としか思えないような場面もまた克明に写しています。ちょうど映画中盤のある緊迫した状況では、その思いも寄らぬ帰結に思わずため息をついたのですが、周りの観客も同じく反応を示していて、こうして感覚を共有できる人々に囲まれているありがたみを実感しました。

シリア紛争(内戦)は、今世紀最大の人道危機と言われてるにも関わらず、その実情は本作を含めた映像作品や報道を除けば非常に乏しい情報しか伝わっていないのが実情ということです。まだ未見なのですが、本作と同様にアレッポの状況を捉えたドキュメンタリー映画として『アレッポ 最後の男たち』(2017)などの作品群があります。これらも観なければ、と強く感じました。
tzjcgil
tzjcgil
無情な砲撃、空襲、反体制集団が多く集まる地域という理由だけで爆撃されるアレッポ地域。被害に遭うのは善良な市民たちのみであり、手を失った子ども、血まみれの患者、病院の床は血の海と化す。ロシア軍の空爆は反体制派の住む地域を包囲するように周りを徹底的に破壊していったのだ。

政府軍よりもイスラム過激派の方が安心?そのくらい政府軍とロシア軍の非情さが恐ろしかったのだろうと想像できる。12年から16年まで続いた内戦。この作品における特徴的なものとして、戦争の原因が描かれていないこと。それだけ多くの市民が巻き込まれ、撮影したワアドさんも最初は中立の立場だったに違いない。

最近の映画としては、この戦禍から逃れようとしたシリア難民を描くものが多いけど、こうした現状じゃ逃げ出したくなるのも当然。アレッポ陥落のときに、投降すれば命だけは助けるという声もなぜか非現実的。反逆者として抹殺される可能性だってあるのだから。

戦争の虚しさ、そして爆音により臨場感もたっぷりで、家族は生きて帰れるのかという緊張感に圧倒され、涙を流す暇さえなかった。もっとも緊張したのは誕生した赤ん坊を医師たちが懸命に蘇生させるシーンでした。それにしてもご主人のハムザ医師のお茶目なところで安堵させられたなぁ・・・彼の性格がなければ正視できなかったかも・・・予想していたので、座席は隅っこを選びましたが。
rwdcrs
rwdcrs
劇場に足を運んで公開した。
一介のジャーナリストが映画作っちゃ駄目よ。テレビで報道しなさい。もう報道というレベルなのだから。作品では無い。
snymoex
snymoex
死と隣り合わせの世界を、極東の映画館でただただ涙を流して観ることしかできない無力感
子供が爆撃で死んでいく現実、泣くしかない家族、たまらない
悲惨なシーンの連続の中盤、思わず拍手喝采の場面有り
過酷な現実のなかで時折垣間見える人々の笑顔に、人間の奥深さをみる
kjxijhk
kjxijhk
アラブの春と呼ばれる政治運動当初から活動していた方の作品で、かなり偏った立場の人が撮った作品。

シリアは少数派の政権が多数派の民衆を支配する国家体制だけど、さかのぼれば植民地支配の方法として宗主国(フランス)がもたらした国家体制。
支配される側が政権を不満に思うのは当然なんだけど、歴史的な背景には踏み込んでない。

また、スクリーンでは主人公側には武器がほとんどないように描かれてないが(一瞬だけ画面に映る)、戦闘員と民間人が混在するなかで戦闘員も負傷しているはずなのに、不自然に省かれてる。

というか、一旦国外に出たのに生まれたばかりの赤子連れて包囲されてる都市に戻るのは普通の人間ではありえない。それだけ反政府活動に思い入れがあるのだろうけど、だからこそ偏った立場の人が撮った作品と言える。

安全な立場にいる人間が気安く作品を批判する気はないけど、少し割り引いてみた方が良いのではと感じた。

ついでにいえば、最後のドローンによる空撮は完全に蛇足。後から撮影したことが丸わかりで映像全体が嘘っぽく見える。