夏に生れる
プロット
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11月20日 1999 劇場で
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プロット
イギリス・シリア合作
02月29日 2020 劇場で
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プロット
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08月22日 2020 劇場で
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13歳の夏に僕は生まれたコメント(4)
裕福な家庭の少年という設定では、小市民的観点からするとこのサンドロ少年の心のほうが掴みにくい。ラドゥとアリーナの兄妹に心を許すものの決定的な繋がりに欠けているのです。自ら「信用するな」といった台詞には、彼らにこれ以上失うモノがないという投げやりな気持ちも含まれていたと思うのですが、同じ行動を取ろうとしても最後には帰る家があるサンドロには友達になるくらいの軽い気持ちだったのではないでしょうか。
しかし、この映画はなかなかいい。ぜひ裕福な少年たちに観てもらいたいものです。
13歳という、大人と子どもの境界にある少年の目を通すことで、より世の中の不条理を突きつけられる。
大人の本音と建前、大人と子どもの境界、同じ子どもであっても存在する年齢の境界、国籍の境界。
それでも子どもの心は、素直に動く。
ラストシーンが印象的。
『輝ける青春』の監督による密航移民を描いた社会派作品です。
『輝ける青春』は6時間を超える一大叙事詩でしたが流石にそこまで長くはありません。それでも密航船の場面を始めもっとカットしてテンポ良くした方が…と思わせるところが多くありました。
しかし『輝ける青春』に比べてこの作品における演出力は半端じゃない程上です。
何の不自由も無く育って来たおぼっちやまが初めて知った社会の現実に直面するストーリーですが、冷や水を浴びせられたりする場面を始めとしてハリウッドの娯楽映画には無いリアルな現実を突き付けられ、結論が出ず観客の想像力に委ねられる最後まで観せ切ってしまいます。
決して楽しい映画では無く、どちらかと言うと気の滅入る作品なのでお勧めはしませんが秀作と言える作品かと思います。
あ!でもこの邦題はちょっと違うんじゃないかな。
(2006月年6月4日Bunkamuraル・シネマ2)