グザビエ・ドランの検索結果、合計41(0.001875秒かかります)。

Sixhgpsomnkのレビュー:Mommy マミー

2 years ago
日本ではすでに名前も知られ、人気の監督ですが、この作品は彼の名を日本に広めた作品と言ってもいいでしょう。私もドラン初観賞作品はこの作品でした。 まず最初にこの映画を見て出てくる言葉は、美しい。そして最後に出てくる言葉は、美しい。映画が始まって、私が死ぬまで私の中でこの作品は美しいの定義となるでしょう。 撮影 今作で最も目に止まるのは、何と言ってもアスペクト...
2 years ago
トムアットザファームを観てからグザヴィエドランのファンになり、彼が出演を渇望したという煽りでこちらも観ました。 2人の心理戦、特にマイケル(ドラン)の話がどこまで真実なのか嘘なのか、また2人の周りの環境や過去も混ざりとても面白く観られた。精神科内の患者なので情緒不安定、でも不思議な魅力のあるマイケルだった。最後はショッキングだけど、マイケルは医師との交換条件...

Pgoxmishsnkのレビュー:クリシャ

3 years ago
酔っ払って余計な事言っちゃったりする親戚の叔父さんとかを思い出す。 子供だった頃空気が変わるのだけは分かった、一番本音を言っちゃいけない場所で言っちゃうあの瞬間。 今こんな作品観ると、みんな胸の内は隠してるんだなと思う。 ドランの作品も似た感じで胸の内がドロッと出てくるけど、この監督の描き方は独特で、心が消耗してしまった。
3 years ago
グザヴィエ・ドランが子供の頃レオナルド・ディカプリオにファンレターを送ったことに着想を得た物語。ドラン映画は前に観始めて途中で挫折したことがあり、以来苦手意識があったが、新作は英語作品ということもあってか無理なく楽しめた。 ルパートが子役の頃に人知れず文通していた相手は人気俳優のジョン・F・ドノヴァン。年齢差はあっても同じ業界にいてそれぞれ疎外感を抱える2...
2 years ago
いま、映画界で最も注目されるグザビエ・ドランが主演俳優として参加した本作。監督はシャルル・ビナメという人がやってます。僕個人としては、グザビエ・ドラン自身が監督もやってほしかったところなんですが…… 物語は、とある精神病院が舞台です。ある日、この病院で、医師の失踪事件が起こります。新聞でも大きく報じられ、病院側は、この事件の真相を探るべく査問会を開きます。 ...
3 years ago
セドリック・クラピッシュ監督の「スパニッシュ・アパートメント」の続編という設定だが、別に前作を観ていなくても映画の中に入っていける。バルセロナへの留学の後、物書きになってそこそこ売れている主人公グザビエの10年後の話。 一言でいうと、どうしようもない男になっていた。女にだらしがない。自分にとっての理想の女を求めて、出会う女ごとに寝ることを繰り返す。 いつかど...

Sgnsphkxomiのレビュー:Mommy マミー

2 years ago
「僕は暴力的な扱い難い子供で、親がそういう子供向けのサマーキャンプに入れたんだ。僕の場合はそこで文章で自分を表現できることを知って良くなったんだけど、もし、S14法=取り扱いの難しい14才以上の子供は施設に入れていい、という子捨ての法律があったらどうなるだろうって考えてみたんだ。」とドラン監督はインタビューに答えていた。 母一人子一人で互いに溺愛しあい依存し...

Oosehikccsのレビュー:Mommy マミー

2 years ago
以前から気になっていたグザヴィエ・ドラン作品を初鑑賞しました。登場人物のビジュアルや暮らしぶりが良いので、問題を抱えていてもあまり深刻に感じる事ができませんでした。しかし、同ジャンルの感動の押し売りのような映画に比べるととても自然に撮れており、タルデンヌ兄弟の映画のように実在の人物のように思えてきます。女性が好みそうな映像だと思って観ていましたが、長いし終盤...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 忌まわしい "COVID-19" の影響下、各映画会社は、映画作品を公開をするのか、それともソフトやVODにスルーするのか模索している最中、配給会社の違いはあっても約半年間のスパーンでグザビエ・ドラン監督のイキなファンを喜ばす、良い感じの時間をおいて本作は公開される運びとなっている。 前作「THE DEATH AND L...
3 years ago
統合なった欧州の各地からバルセロナに留学のため集まった若者たち。大学では経済のグローバリズムについて学ぶ。しかし、互いが異なる国籍、異なる言語の持ち主であることを意識せざるを得ない。まして、グローバリズムの授業がスペインの標準語ではなくカタロニア語で行われるのだ。 そして男と女の違い。それだけではなくそこには同性愛者も存在する。 冒頭に近いシーンでアフリカ系...
2 years ago
正味な話、物語的には「大山鳴動して鼠一匹」な一本。 ただそれを不穏極まりなく、心に刺さる棘にしているのが。 一重にグザヴィエ・ドランという稀有な才能の塊と、丁寧な作劇なんだろうな… 「察する系」の説明しない映画だけれど、観ている間はそれを気にさせない説得力。 そしてマイケルが映る間に途切れる事のない不穏な空気。 そして呆気なく弾ける結び。 物凄い、コレが...
3 years ago
映像、脚本、衣装、音楽、演出、俳優の選び方、その他諸々、 グザヴィエ・ドランの作品を創るセンスが本当に好きです。 そのトータルバランスの良さによる作用なのか、 観終わってもジワジワと脳のどこかに残り続ける残像感がすごいです。 監督で観る作品をあまり選ぶことはないのですが、彼は観てしまう数少ないひとりです。 そして、あなたの母に対する、そして生(性)に対するコ...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 父を知らず華やかな世界の母は自分の存在を疎ましく思っている。愛されることを知らず居場所がない、唯一落ち着いた精神病院で愛されたのは担当医だったが決して自分に触れてくれなかった。人はたったひとつの愛でもよいから必要なんだろう。 マイケル扮したグザヴィエ・ドランは言葉を操り人を翻弄するのが楽しくて仕方ない、挑発的、計算高く人の...

Oniphkgxsmsのレビュー:Mommy マミー

2 years ago
どうしたらいいのか正解はない、皆んな精一杯でどうしようもなく観ていて辛い作品だった。 映像と音楽はすごく鮮やかで、スティーブの心が楽しいとき、母親が希望に満ちた将来を妄想したときに画角が広がる表現がよかった。特にスティーブのスケボーやカートに乗り風を受けて自由に自分の世界を楽しんでいるシーンはとてもきれい。 ドラン監督の音楽(BGM)と人物のクローズアッ...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む フランス映画らしいファンタジックな現代劇。 グザヴィエ・ドランの映画なんかにも言えるけど、あの雰囲気の中に普通にスマホが出てくるのがとても面白い。 ジェマ・アータートンの絶妙なバランスの美しさがこの映画を見事に作っており、周りの男どもが彼女に執心するのもわかる。 最後は男どもを翻弄し続けたジェマがほとんど男どものせいでしょ...

Heagaonudrdsnのレビュー:Mommy マミー

2 years ago
oasisのワンダーウォールがかかりスクリーンが広がるシーンは鳥肌! たかが世界の終わりから入り、私はロランスと見てきましたが映像と音楽のかっこよさはさすがドラン監督でした。 話としては障害と貧困の二重苦の中、どの選択が正解だったんだろう、誰がいけないんだろうと考えさせられてしまいました。。後半の夢のような素敵な将来のシーン(実際、夢)を見てしまうと、スティ...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 過去に鑑賞した時に大好きになった作品で久しぶりに再鑑賞しました。バルセロナは本当に美しくて素晴らしい街でゲストハウスに1週間程滞在した時の事を思いだしてしまいました。それにこんなにバックボーンが異なる人間と1年間も一緒に居たらそりゃあ価値観も変わるでしょう。私は多様な価値観、人間、文化に触れる事が人生で一番の贅沢だと思って...
3 years ago
1. クローズアップの映像美 ドラン映画の美しい役者の顔のクロースアップを見ていると、僕らは普段どれだけ人の表情から何かを読み取ることを怠っているのだろうかと、ハッとする。 そう僕たちは身の周りの人たちから沢山のサインを見逃してしまっている。 知った気になってしまっているのだ。 人は誰1人として、ひとりの人間のことを完全に理解することはできない不可能性を抱い...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 2006年のある日、若手人気俳優ジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が死んだことが報道される。 カフェのテレビニュースで母親(ナタリー・ポートマン)とそれをみた11歳の少年ルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)は、「今朝、ジョンからの手紙を受け取ったはずだ」と母親に詰め寄る。 時は流れ、10数年後、新進俳優となったル...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む グザヴィエ・ドラン出演作は『神のゆらぎ』『胸騒ぎの恋人』に続いて3作目。その中では一番好きなタイプの作品だった。ただ基本的に院長室(?)での会話のシーンがメインのため、やや退屈に感じた。精神病患者の話と聞いて、フロイトの存在を思い出さずにはいられなかった。彼は人間は生まれながらにして死への欲望を抱いていると言い、私自身それ...