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ジャスティス(2001)コメント(8)
様々な立場と物語が複雑に関係し
ラストへの納得感を醸成する。
ナチスと連合軍捕虜
上官と下士官
黒人と白人
密告者と被密告者
便利屋と利用者
これらの対立関係をうまく、
脚本に組み込んである。
また、最後に本当の正義とは何か?
この答が描かれている。
個人的には満足感あり。
納得感は十分でした。
面白かった。
総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 60
ドイツ軍の捕虜収容所において、味方からすら差別される黒人兵士と、この基地内においてはある意味ユダヤ人を差別するドイツ軍よりたちの悪い南部出身のアメリカ軍兵士。
最初はこれにまつわる基地内の殺人事件の話かと思えば、あまりに頑ななブルース・ウィリス演じるマクナマラ大佐の態度から、だんだんとそうではないことがわかってくる。黒人士官の弁護を命令されたコリン・ファレル演じるハート中尉の正義感と、マクナマラ大佐の本当の思惑の違いが交差する。二人の目的の違いと、それにかけるマクナマラ大佐の生き様が見所である。
しかし疑問に思うのは、何故マクナマラ大佐は部下の命を懸け策略を巡らし秘密工作をし、これほどにまてして彼の目的に執着するのだろうか。一時期は欧州全域を支配したドイツなのに、連合軍の反撃によってドイツは各地で敗退を続けた。ハート中尉はドイツの目と鼻の先といってもいいベルギーで捕虜になったくらいである。連合軍がドイツ軍を打ち破ってドイツを降伏させるのが近いのは誰にでもわかることである。
だから暫く我慢していれば連合軍によって自分たちが解放されるというのは、明白な事実として理解されているはず。実際に映画でも三ヵ月後にはドイツが負け捕虜は解放されるといっている。弾薬製造工場の爆破はもちろん意味があることであるとはいえ、この状態でそこまでの危険を冒すのは、何か特別な思いがあるのではないかと想像する。例えば骨の髄まで軍人であるマクナマラ大佐が捕虜となったことを恥ている。だから部下の命を犠牲にすることも厭わず何かしらの反撃をしなければ面目がたたず気がすまないとか、終戦後の昇進に響くとか、ただ単に何もせずに受身のまま味方から解放されることを潔しとしないような何かしらの思惑があったように考える。
そうでなければ彼の異常な執着心の強さの原因が納得が出来ない。ただ待っていれば部下共々解放され生きられる。だが行動すれば自分も部下も死ぬかもしれない。その状況であえて後者を選択するのは何故? だから彼のこの執着心がどこから来たのかをもっと描いて欲しかった。弾薬工場を放っておけばその武器によって味方の部隊がやられるかもしれないというのは、後付の言い訳に聞こえてならない。
それとあれほど大量の爆薬はいったいどこから来たのだろうか。いくら看守と取引をするといっても、あれほど大量の爆薬を捕虜に与えるほど馬鹿なドイツ軍看守はいないだろう。靴と爆薬の違いくらいわかるはずである。身分証明書やドイツ軍の制服もそう。あまりに気前良く彼らの欲しいものが大量に揃い過ぎているのも疑問に感じる。
また爆破された工場ではドイツ軍兵士も死んでいるはず。これだけのことをやっておいて、自分の命1つで部下の命を全員助けてもらうという都合のいい取引が成立するのもちょっとなあと思った。
ブルース・ウィリスはドイツ人の母親をもちドイツ駐在のアメリカ軍兵士の父親との間にドイツで生まれたアメリカ人なんだそうで、このような役を引き受けるのはどういう心境だったのだろうかとちょっと邪推する。
舞台はWWII 1944-1945のナチスconcentration campです。
収容されたアメリカ黒人捕虜殺害に関する軍事裁判を、camp内で連合国軍が取り仕切り、ナチスが傍聴席に座るという構図。
ナチスの非道は言語道断ですが、戦時中は勿論、つい最近まで黒人の人権を認めていなかったアメリカを皮肉っています。
随分捕虜が優遇されていて、ナチスの大佐も良識ある一軍人として描かれており、ヒーロー的扱いになるアメリカMcNamara大佐のカリスマ性がイマイチ伝わって来ません。プロットは悪くないと思うのですが…サスペンス色を追求する余り、どっちつかずになってしまった感があります。
一見良い人も悪い奴だったりするし、逆もしかり、人は見かけによらないねという、恐らく作品が意図するテーマとは違う感想を持ちました。
日本人としては実感としてつかみきれないけど、やっぱりAfrican Americanが大統領になるというのはものすごいことなのだと再確認。
ストーリー的には、ハート中尉よりマクナマラ大佐のほうがやっぱり上手だったということですかね。