天城越え

6.7/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   99分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   三村晴彦
劇場で   02月19日 1983
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天城越え プロット

十四歳の少年と娼婦が天城峠を旅しているとき起きた殺人事件と、三十年間、事件を追い続けた老刑事の姿を描く。松本清張の同名の小説を映画化したもので、脚本はこの作品が監督デビュー作となる「夜叉ヶ池」の三村晴彦と「炎のごとく」の加藤泰の共同執筆、撮影は羽方義昌がそれぞれ担当。

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天城越えコメント(6)

aafinfu
aafinfu
全くのプロの手になる作品
プロ中のプロの仕事の見事さを堪能できます
犯罪映画という娯楽作品を芸術作品の域にまで近づけています

主人公役の伊藤洋一の配役
渡瀬恒彦、何より田中裕子の圧倒的な熱演
見事と言うしかありません

本作の3年後の1986年の大ヒット曲、石川さゆりの名曲天城越えは本作をモチーフとはしていませんが、歌詞に出てくる浄蓮の滝は田中裕子と共に特に美しく重要なシーンとして登場します

本当のラストシーンはエンドロールが終わった後に写される、現代の旧天城トンネルの光景です
そこでエンドマークなのです
そのトンネルをバイクが何台も猛スピードでくぐって行くのです
通り過ぎたあとには、あの夏の日のように蝉の声が響いています

これによって私達は40年以上の年月の経過を、素晴らしい余韻と共に実感できるのです

本当のプロが撮った映画とは本作のことです
Errwdarkoim
Errwdarkoim
謎の高評価。本当に何故?

まず、そもそも中身がスカスカ。中坊が娼婦と少しだけ旅路を共にする中で殺人事件が発生、これだけ。

事件も動機も展開も唖然とするくらいレベルが低く、観るのが辛い。時折挟まれる、昭和的なギャグ?滑りすぎてシュールだし、真面目な映画なのか娯楽なのかわからないし、松本清張なら真面目に作ってほしい、笑いなんかいらない。この辺は監督のセンスが疑われるところ。他の清張映画作品の中では突出して、出来が悪いと思った。

極めて微妙、これ観るくらいなら絶対他の清張作品を観るのが良い。これ以外は基本面白いといえるくらい。例外的なつまらなさである。
cjvyga
cjvyga
松本清張が原作。舞台は昭和15年。天城越えをする女と14歳の少年の物語。どうして殺人事件が起こったか!?映画を観て感じて欲しい。間違いなく名作で、娼婦役の田中裕子が魅力的だ。1983年の松竹映画。
bgcpiy
bgcpiy
田中裕子さんが演じる娼婦の大塚ハナに
憧れを持つ人は私だけではないと思います。
とてもかっこいいと感じました。
uilocna
uilocna
1.前半は、現代と過去・回想が、頻繁に入れ替り、ややこしい
→ 後半は、入れ替わりのスパンが長くなるので、判り易い
2.警察の取り調べを受けた売春婦:ハナは、
少年とは、一瞬の出会いでなく、数時間同行し、会話している
→ 映画では、ハナは少年を庇う気持ちがあるようには、見えなかった
→ ならば、警察に少年の事を話すのが普通 → 少し変
→ なお、庇う気持ちなら、諦念の態度で捜査に応ずるのが普通
3.警察の取り調べが、自白強要の大失態
→ ①女は殺害を否定している、 ②少年の存在が判明している
→ それなのに、女に自白強要は、明治前半みたいな感じ
4.松本清張の作品に出て来る刑事は、地道で科学的な捜査をして
困難な事件を正しく解決することが多いのに、
この映画の刑事は、遺漏捜査でダメだな
→ 手抜かりがひど過ぎる