となりのボブ・マーリィ
プロット
日本
08月11日 1995 劇場で
おと・な・り
プロット
日本
05月16日 2009 劇場で
となり町戦争
プロット
日本
02月10日 2007 劇場で
ふたりの男とひとりの女
プロット
アメリカ
02月10日 2001 劇場で
ブリット=マリーの幸せなひとりだち
プロット
スウェーデン
07月17日 2020 劇場で
ことの終わり
プロット
アメリカ
10月14日 2000 劇場で
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となりのトトロコメント(20)
子どもの頃に見て、こんな美しい大自然の中で暮らすことに憧れた。
大学で民俗学を教える学者である お父さんは、子ども達に
「嘘だなんて思ってないよ、メイはきっと、この森の主に会ったんだ。
それはとても運がいいことなんだよ。でも、いつも会えるとは限らない」
「昔々、木と人は仲良しだったんだよ」
と幼い子どもにもわかりやすく優しく語り、
自然とそこに住む守り神(日本古来のアニミズム信仰)に
守られて人が生きていることを教える。
こんな風に、子ども達に教えられるような大人になりたいな。
と小さい時に思った。
登場人物がみな生き生きと動いて、その年齢のリアリティが見事に描かれている。
さりげない動きを見るだけで、皐月とメイの年齢差がはっきり際立つ、
アニメ表現力の高さ!✨
ディズニーやピクサーはみなこの宮﨑マジックに学んだそう。
皐月とメイ、 シャイなかん太、みんな個性的で魅力的。
セリフをすっかり言えるほど (金曜ロードショーで流れるたび、あ、あのセリフがカットされた!と気づくほど) 何度も見ているけれど、
一番好きな場面は、 満月の夜、どんぐりを植えた庭にトトロがあらわれ、みんなで芽をのばし、大樹に育つ場面。
万能の魔法なんかじゃなく、みんなが一生懸命エネルギーを出してふんばって、
そのエネルギーを、太陽の光や水をあびるように吸収して、小さな芽が大樹になる
みずみずしい生命力!!希望にあふれてる。
魔法なんかじゃなくて、生命力はすばらしい奇跡なんだ!
なんだかこの場面を見るたびに いつもあたたかい感動で目がうるんでしまう。
でも、この場面で 成長した木の姿が、なぜか
「きのこ雲」の形に似ているのは、きっと意図的なもの。
『火垂るの墓』と同時上映だったこの作品は、
戦争と平和を対比する場面が たくさんちりばめられて描かれ、とても印象的。
(さがすと 本当にとってもたくさん見つかるので 非常に感慨深い)
当時のポスターは『忘れ物を 届けに来ました』の言葉とともに、
かさをさして 妹をおんぶする、二人のきょうだい。 まったく同じ構図のポスター。
戦争という時代に翻弄され 命すら失ってしまった兄妹と、
そのほんの数(~せいぜい10)年後、平和の訪れた日本で 幸せに生きる姉妹と。
同じ日本という国で、戦争と平和という対比が 恐ろしいほどに際立つ。
『火垂るの墓』で 何万人もの人の命を奪った原爆のきのこ雲は、
戦争・死・絶望・悪の象徴であり、
『となりのトトロ』の みんなで力をあわせて 大きく成長した木は、
平和・生命・未来の希望の象徴なのだろう。
木の実がみるみる大樹になる場面、みるたびになぜかいつも涙あふれる私。
その理由がやっとわかった。
土に埋められたたくさんの木の実。トトロと子ども達は、一生懸命生命力をふりしぼって木の実を芽生え大樹に育てた。
でも、あふれる生命力は、トトロと子ども達の力だけではない。
土に埋められた無数の命。 (節子が土に埋めた無数の螢たち、死した命たち…節子も、お母さんも、清太も、何百万人もの人々も…)
それはめぐりめぐって、木の実(新しい命)を育て、命は絡みあい大樹になった。まぶしい希望の象徴。命はめぐる。また、生きる。
そして、その大樹の姿は、きのこ雲に似ている。
瞬間、思い出す。 一瞬ですべての命を奪った原爆を。
希望あふれる命はまぶしい、だからこそ、きのこ雲を焼きつける。
忘れない。戦争と平和を心に刻む。
言葉はひとこともないけれど、私は 宮崎さんの描いた大樹の絵から、
このメッセージを受けとった。
宮崎駿さんの永遠のライバルだった高畑勲さんは、めったにほめることをしなかったそうだが
「宮さんは『トトロ』で、所沢の森だけでなく、日本中の森に、トトロを住まわせることができた。この映画を見た子供達はみな、それぞれの身近な森や木に、トトロの姿を見る。こんなに幸福な成功はめったにない」
というような評価をしたそうだ。(言葉の細かい部分は忘れたけど)
確かにそのとおり!
子どもだった私も、大きな木を見れば、そこに、目に見えぬ守り神の気配を信じた。
暗闇は怖いけれど、そこには星やほたる、そして人間が電気の照明(文明の利器)とひきかえに壊してしまい失ってしまった、ちょっと怖いけれど聖なる自然の守り神の存在を信じた。
それは、トトロだったり妖精だったり妖怪だったり、動物の姿を借りた神の使いだったり。
日本中の子ども達に、目には見えない優しい存在に気づかせ、信じさせた。
子供達は言葉では説明できなくても、心の深いところで、
「自然の中にいるかみさま」に生かされている「地球さん、ありがとう」
っていう感謝の心を、学ぶことができたんだ。
映画の一番最後、
「このへんないきものは、もう、日本にはいないのです。」 と糸井重里氏が作ったコピーを
「このへんないきものは、まだ、日本にいるのです。たぶん。」と宮﨑駿監督が変えた
というエピソードも大好き。
信じたい、信じさせてあげたい。 もういないと絶望している大人だからこそ、
「まだ日本にいるのです。」と言うには勇気がいる。あえて、信じる。信じたい。
言葉で小難しく説明せず、アニメーションという表現で、
幼い子どもにも伝わるように、日本古来の自然信仰を描き、
夢あふれ心あたたまる 小さな冒険物語を創りあげた
宮崎駿監督、ほんとに最高!! ほんとに宝物の映画です!!
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余談ですが、「昭和30年頃」としか知らなかった時代設定
実は宮﨑監督が「昭和28年」と公表していたと 後から知りました。
皐月は小4(10歳)と 小6(12歳)両方の設定を公式本で見ていたから
どっち??と不思議に思っていたけれど、
最初は小4設定だったが しっかりしすぎているので小6設定に引き上げた
という情報を得た。
ということは… 計算すると
「節子が生きていたら 皐月と同級生」
うわあ 切ない…。 素敵な友達になれたかもしれない。
皐月も、幼い時に友達をたくさん失くしたのかもしれない。
小さかったからよく覚えていない、であればさいわいだが…。
(戦争を全く知らないメイ(あまえっ子)とは そりゃ違うな…
長女だからしっかりしなきゃ、というだけでなく 生きる重みを知ってる。
同時に、メイやお母さんを失う恐怖を より強く感じていたはず。)
『トトロ』の幸せあふれる平和な時間を見ると、呼びかけたくなる
せっちゃん、今、日本はあの時よりも平和な時代になったよ、、、
感情も表現される良作
良い時代のファンタジー
日本的芸術
テイストが最高、田舎の郷土料理
原点回帰、本能、日本のルーツ
人との関わりかた(おばあちゃんとの会話、かんたとの関わりかた、家族関係性)
本能的にも理性的にも論理的にも贅沢な作品を堪能できる
「夢だけど夢じゃなかった」←最高のフレーズ
めいちゃんは天才だと今見て思うし、解る
エバンゲリオンはインスピレートされたのかもしれない(トトロの歯がエバに見えちゃった)
鞍馬対鴉の身体に種子を植え付けていた種子とととろがくれた種子が似ている
AKIRAの主人公にも似ている
すでにトトロはアニメ誌などにイメージボードが出ていて、それがちゃんと作品となって公開された事が嬉しかった。
また金田伊功さんの作画が見られたし、糸井重里の声も、そんな変じゃなかったし。
しばらくして、やはりアニメファンの、ちょっと年上の友人と話す機会があった。
話が『トトロ』の事になると、友人は「ダメだったね」と言った。
「だって過去の設定にしちゃってるじゃん。もう現代じゃありえません、って言ってるわけじゃない。夢がないよ。『パンダコパンダ』は当時の日本を舞台にしてくれたわけじゃない。だから良かったんだよ」
あれが楽しめないとは、ひねくれた人だなあ、と思ったが、後年、自分も友人の言っていた事に「なるほどなあ」と思うようになった。
別に、現代を舞台にした『トトロ』が観たいわけじゃないけどね。
宮崎駿監督作品
オープニングの『さんぽ』からテンション上がります⤴
まっくろくろすけ💧
ちょっと恐くないですか?
ワサワサって💦
小さなトトロ、中トトロが逃げ足早いのが意外でした😃
観た事ないのに歌もキャラも知ってるってトトロの知名度凄くないですか?
今回、ネコバスの足が12本あった事が一番の衝撃でした✨
観るたびに新しい発見もある。
エンディングで描かれる「その後」で、母が戻ったことでサツキが子どもらしさを取り戻しているところを含めて泣ける。