50% 欲しいです,合計 127
レビュー | 共有する
ボストン市庁舎 プロット アメリカ 11月12日 2021 劇場で
星の子 プロット 日本 10月09日 2020 劇場で
星のフラメンコ プロット 日本 08月26日 1966 劇場で
星屑の町 プロット 日本 03月06日 2020 劇場で
猿の惑星 プロット アメリカ 04月20日 1968 劇場で
砂の惑星 プロット アメリカ 03月01日 1985 劇場で
県庁の星コメント(16)
観てみるとまあ良い意味で裏切られた。原作の力なのかもしれませんが。官民双方の悪しき風習を描いた上で結託するまでの展開が熱い!店でのクライマックスの作り方が無理矢理で突っ込みどころ満載なのも気にならないぐらい良かった。ただ、見過ごせないレベルで気になったのは織田裕二が県庁に帰ってからの会議のくだりが完全に蛇足なことですね…。もうちょっとスマートにできなかったのか…映画的に見せ場を作るには叫ばせるしかないのか…。ラストカットはやはりグッときただけに余計になんとかならんもんかと。
軽薄な店長を演じる井川比佐志さんが好きです笑
スーパーの店員と県議員の話し。
議員は民間の気持ちが、民間は議員の気持ちがわからずお互いが嫌悪し合うが、最後にはお互い打ち解けてwinwinな関係になる。
「人の上に人をつくり、人の下に人をつくる」という信念を持った野村(織田)に対してはエリート意識を持った嫌われ体質が備わっていて、スーパーのパート店員・二宮(柴咲)にガツンと言われたり惣菜チームで敗北したりと、エリートが失敗を積み重ねるというシーンで溜飲が下がる思いになります。しかし、建設会社社長令嬢を婚約者にして200億円の巨大プロジェクトの中心となる順風満帆の公務員生活はそれほど堅実なものではなく、派閥や官民癒着といった現実に敗れ、見えてない性格により婚約者も離れていってしまう。そんな途方に暮れる彼の姿に感情移入先まで変化していき、憎むべき対象がライバルでもあった桜井やプロジェクトを始動してしまった議会に向いてしまうといった展開。
談合入札や汚職といった問題を提起した社会派映画とも取れるはずなのに、市民オンブズマンの中心人物がベンガルだという点が弱い。これでは「文句ばかり言ってる団体」といった主張が正しいようにも思えてしまいます。野村をヒーローとして扱いたい趣旨はわかるのですが、“公文書マニュアル”を作ってるような男だけにまかせてはいけないですよね。現実には市民にもわかりやすい文章を作るためのマニュアルのほうが多いはずです。また、週刊誌に人事交流研修の失態を暴露するマスコミだって三流過ぎますし、内部告発の意味だって違うような気がしてなりません。まぁ、まともなマスメディアが無いような田舎という設定なのかもしれませんが。
今までにない面白い内容の作品でしたけど、期待してたほど笑えるシーンが少なかったことや、テレビドラマ風だった点は残念なところです。
最後の最後に行政改革は難しいと考えさせられる映画でした。(ただ、コーヒーが有料化されたので少しは変わったのかな?)
ただ、あのスーパーはすぐにでも二宮(柴崎コウ)さんを正社員登用すべきです!ww