この世界の片隅に
プロット
日本
11月12日 2016 劇場で
この世界に残されて
プロット
ハンガリー
12月18日 2020 劇場で
いつものように
プロット
日本
06月20日 1998 劇場で
世界の涯に
プロット
ドイツ
01月01日 1900 劇場で
いつも心のなかに
プロット
香港
11月09日 1994 劇場で
私にも妻がいたらいいのに
プロット
韓国
01月01日 1900 劇場で
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この世界の(さらにいくつもの)片隅にコメント(20)
すずさんとリンとの繋がりは前作で分かっていたのですが、ここまで深く繋がりがあったとは・・。
ところで本作は、すずとリンの話しをメインに構成されている感じがしましたので、他のキャラクターが、完全に脇役に見えてしまいました。
前作では、すずさんとその家族の、戦争を生き抜く姿が印象的だったのですが・・。
まあ今回は先の展開が分かっていたから、そう感じたのかもしれませんね。
ところで、入場特典のポストカードに、周作さんのハゲ頭が描かれていましたが、本編では出ていませんでしたよね?
上映が始まってから、ハゲ頭をずーっと探していたのは私だけだったのでしょうか(^_^;)。
なにが違うって、同じシーンはたくさんあるのに、どれもが同じようには感じられなくなったのだ。今回の映画の方が、より複雑な心理や裏事情が渦巻いていて、深みを増したということはできる。ただ、そのせいもあって(自分の受け取り方としては)、悲喜こもごもの喜の部分を素直に笑えなくなってしまったのである。こっちのバージョンは、笑いと悲しみが裏表にあるのではなく、裏も表も渾然と混ざり合っているのである。
こっちが「完全版」というわけではない、と監督が発言しているので、こちらの作品も評価しているし意義深いと感じていますと断った上で言うのだが、一本の映画としては前作の方が好きだった。なぜなら、すべてがグレーに見える本作の辛さや世知辛さより、コントラストがくっきりしていた前作の方がより新鮮に感じられたからだったのだと思う。
あと今回のバージョンでは、周作も哲もずいぶん株を落とした印象がある。それはより「女たちの物語」であることを志向したのが理由である気がしている。そして男たちの意地や面子はなんともくだらない。これもどっちがいいとか上とか下とかの話ではなく。
新鮮さを感じたのは自分の記憶が曖昧だったからだけでなく、作品から受ける印象が変わったからだと思います。本作ではリンさんに大きくスポットが当たっていたような気がします。しかし、決してリンさんを描こうとしているのではなく、それによって描かれるのはあくまですずさんです。リンさんの存在が、すずさんの穏やかな笑顔の裏にある本音の部分を引き出しているように感じました。これによって前作以上にすずさんの内面が深く描かれ、すずさんをより身近に感じ、涙なしには見られませんでした。
その一方で、前作同様、明るくほのぼのしたすずさんを通して、何気ない日常が描かれ、戦時中のことなのに思わず笑いがあふれるシーンがそこかしこにありました。逆らえない体制の中でも、自分の中で理由を探し、折り合いをつけて生活してきたであろうすずさん。そうして彼女が出した一つの答えが、「笑顔で日常を送る」ことだったのではないかと思います。大切な日常を守り、周囲の人々とともに笑顔で生活することを、自分の戦いとしてきたのです。
それなのに、そんなすずさんの思いにおかまいなく、日本は敗北によって終戦を迎えます。これまでの苦しい生活、悲しい犠牲、つらい日々は、いったい何だったのか…。玉音放送後のすずさんの怒りと悲しみの慟哭には、胸を締めつけられました。すずさんの強い思いが、胸に突き刺さるようでした。
本作でもまた、明るく強く優しくたくましいすずさんに、大きな感動をもらいました。と同時に、当時の日本の片隅には、さまざまな「すずさん」が懸命に生きていたのだと、改めて気づかされます。月並みのことしか言えませんが、一人でも多くの人に見て、感じて、考えてほしい作品です。
すずさんは、強いな。
いや、あの時代の人たちは、みな、つよい。
それが、戦争のせいだから悲しい。
それでも、強くて暖かくて優しくて、前に進もうとする日本人の気持ちは忘れちゃいけない。
そして、そんな理不尽な強さにを持たなくてはいけない戦争は絶対におこなってはいけない。
広島、呉と生きていく場所が変わり、世界が変わる
当たり前だった自分の場所が無くなるのではないか、広島に戻るべきなのか
女性ではないので分からないのですが、この表現は非常に心に来るものがあります
明るかった初期版に比べると陰鬱さが増してます
ただ、こちらのほうが私は好きです
子どもや観たことが無い人は初期版を、初期版ですずさんを好きになった人はこちらを
先にこちらを観るのはあまりオススメしません