ニナ・ニーチェの検索結果、合計15(0.001519秒かかります)。

Saaofgmnhuのレビュー:ユキとニナ

3 years ago
諏訪監督の作品というと、例えば『不完全なふたり』や『2 デュオ』などどちらかというと暗く、そして男女の別れや愛憎などを描いている作品が多い。見ていると、どこか苦しくなってくることもあり、このリアリティが諏訪監督映画の魅力でもあると思う。 しかし、今作の『ユキとニナ』はそれとは一風異なる。もちろん、フランス人俳優イポリット・ジラルドと共同監督であるという点も...

gqvkriiのレビュー:チャンス

3 years ago
住み込みで働く庭師のチャンスは、主人の死により家も仕事も失う。 家を出たチャンスが町を彷徨うシーンに流れるのは「ツァラトゥストラはかく語りき」。つい昨年、「2001年宇宙の旅」を観たばかりだったので、関連があるのかと調べてみたら思わぬ発見があった。 この映画自体がニーチェの著作「ツァラトゥストラはかく語りき」を土台にしているのだ。 ニーチェの著作は、山に籠っ...

lfpumoeのレビュー:失われた週末

3 years ago
ダメ人間。あぁっ・・・いいなぁ。 望みがなくて本っ当に好感がもてる主人公。 共感とはまさにこの事である。 好感がもてるのと同時に憎悪も抱くという、まるで自分を観ているような・・・こりゃ一体・・!? 「ウン、わかる、わかるよ~~。」 瓶を隠しておいたり隠したことを忘れていたり、嘘ついたり隣のひとの財布を摺ったり・・・。 ダメ人間の行動パターン思考パターンはこ...

gqznpvのレビュー:燃ゆる女の肖像

3 years ago
波立つ海・吹き付ける風 古城・蝋燭の灯り・肖像画 その絵画のような美しい映像 . 18世紀 フランスブルターニュの孤島が舞台 結婚を控える貴族の娘エロイーズ 彼女の肖像画を依頼された画家マリアンヌ 一緒に過ごすうちに芽生えてくる感情 肖像画の完成は 二人の別れを意味する . 使われているのは2曲だけ その効果は大きい 女性たちの合唱 🎼Laleune Fi...

Puhnaerpyppaaのレビュー:ユキとニナ

3 years ago
とてもかわいらしい映画でした。 でもどこか不気味(と言ってしまうのはちょっとおおげさかな?)な印象も残る、 「ひっかかる」映画。 前半の「フランスのユキとニナ」の部分だけなら、 きっとなんでもない映画だったと思うのですが、 後半、気付いたら不思議な世界へと入りこまされてしまったような。 キーワードは 「森」と「おばあちゃん」かな? フランスにいるとき...

djeeudのレビュー:ユキとニナ

3 years ago
①2009年カンヌ国際映画祭 〈監督週間〉正式出品作品 ②日仏合作 ③演技は脚本で場面設定だけし、現場(アドリブ)重視 事前に知っていた情報は、この3点だけ。 映画館は、 水曜日のサービスデーではありませんでしたが、 40名弱と、思っていたよりはお客様が入っていました。これは期待できるかも(笑顔) ☆彡     ☆彡 好きな人は大好きなんだろうな・・...
3 years ago
いつ頃の話なのだろうか。携帯電話やスマホが登場しないから20世紀であることは間違いなさそうだ。主人公リチャードの愛車は多分80年代のベンツだから、その頃だと思う。 ジョニー・デップはときどき目を瞠る演技をすることがある。「ツーリスト」や「トランセンデンス」の演技がそれだ。本作品の演技はそれらの作品にも増していい演技だったと思う。デップの魅力は不安定さにある。...

gwyixsのレビュー:ロープ

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 1924年に現役のシカゴ大学生レオポルドとローブ二人の誘拐殺人鬼が起こした”世紀の犯罪”を元にしたアルフレッド・ヒッチコック監督の、全編ほぼワンシーンで繋げて時間の同時性をサスペンスフルに生かした実験演劇映画。パトリック・ハミルトンの同名舞台劇を原作としている為、犯行の詳細は事実と異なるが、映画の殺人鬼ブランドンとフィリッ...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む リトルミスサンシャインというミスコンで優勝を目指すオリーヴは平凡な女の子。 自分は平凡なんだと気づくよりも前の年齢。 本来なら2位だった予選が繰り上げ当選になり、自宅から遠く離れたカリフォルニアまで、家族総出で、車で向かうことになる。 負け犬にならないメソッドで一山当てようとしているパパ、そのパパといつも口論になるママ、...

Gmspohskixnのレビュー:蟻の王

4 months ago
有名で素晴らしい芸術家だから、天才だから(パゾリーニやヴィスコンティを想起してしまう)、或いは「普通の」「私達」を笑わせてくれる頭のいい「お笑い」の人だから(日本のTVでよく見かける)、という理由でもなければ昔も現在も認められず「存在しない」とされるのが同性を愛する人達だ。この映画を見て、組合運動が盛んで共産党が活躍していたイタリアで、同じ党員なのに仲間を助...

Lsdinigaetのレビュー:巴里のアメリカ人

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 【登場人物】 ジェリー(ジーン・ケリー): アメコミ顔。アメリカ人。タップダンスが神レベル。でも画家志望。パトロン相手でも全く気を遣わない。行き過ぎた天真爛漫。キレやすい。 アンリ(ジョルジュ・ゲタリ): アメコミ顔。フランス人。売れてる歌手。戦時中に孤児のリズを匿ったことから恋仲に発展。行き過ぎた天真爛漫。 リズ(レスリ...

Nsohmsxigpkのレビュー:女の一生

2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 19世紀フランス。 男爵家の一人娘ジャンヌ(ジュディット・シュムラ)は修道院で教育を受け、17歳になったある日、結婚相手として没落子爵家の息子ジュリアン(スワン・アルロー)と結婚するが、ジュリアンのジャンヌに対する愛はすぐに醒めてしまう。 ジュリアンは男爵家のメイド・ロザリ(ニナ・ミュリス)と関係を持ち、ロザリは妊娠してし...

Hospnskgximのレビュー:ポー川のひかり

2 years ago
冒頭の大量の古文書に釘が穿たれるシーンは、とても怪奇であり、面白いと思えました。けれどもその後の展開が、監督のワンサイドのエンタティメントを拒絶したもので、せっかくのポー川の映像美すら、苦痛に感じることすにありました。 そして、主人公の哲学科の教授やポー川の川岸に住む違法占拠住民たちのエピソードがさあこれから盛り上がりそうだというところで、突如としてエンディ...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む There are no beautiful surfaces without a terrible depth. 性的な接触などによってうつる細菌感染症で亡くなった実存主義のニーチェさんは、こんな粋な言葉を残しているけど、この映画の英語題名の『A Perfect Enemy』が誰なのかも表現している引用句がある。  それ...
3 years ago
シリアスになりすぎないように無理にコメディを捻じ込んだような印象を受けました。 所々面白く見せようとした結果テンポが悪いと感じるシーンが多く、いまひとつ盛り上がりに欠けます。 自分はウディ・アレン監督の中なら『マッチ・ポイント』が天才的な出来だったと思うのですが、ああいうシリアス全振りの作品が合ってるのかな? こちらの作品は『マッチ・ポイント』のような丁寧な...