1975年放送のテレビアニメ版「ガンバの冒険」も人気を博した斎藤惇夫の名作児童小説「冒険者たち
ガンバと15ひきの仲間」を、「STAND BY ME ドラえもん」の映像制作会社・白組が3DCGで新たにアニメ映画化したアドベンチャー。都会の片隅で楽しい毎日を送っていた街ネズミのガンバとマンプクは、世界一広いのは海であることを知り、まだ見ぬ海を目指して旅に出る。港にたどり着いた2匹が船乗りネズミの宴に参加していると、そこへ瀕死の島ネズミ・忠太が助けを求めにやって来る。敵が白イタチのノロイだと聞いた船乗りネズミたちは怖がって逃げ出してしまうが、ガンバは忠太を見捨てることができず立ち向かうことを決意。そんなガンバの姿に心を動かされたボーボやヨイショ、ガクシャ、イカサマ、マンプクも加わり、一行は船に乗って忠太の故郷を目指す。アニメ版「進撃の巨人」などで人気の声優・梶裕貴が主人公ガンバの声を演じるほか、「アナと雪の女王」の神田沙也加が忠太の姉・潮路役を担当し、劇中歌を披露。脚本は「ALWAYS 三丁目の夕日」の古沢良太。
GAMBA ガンバと仲間たちコメント(20)
ですが、キャラクターデザインがイマイチ…。
アニメはやっぱり絵がとっても重要なので、可愛すぎてしまうキャラクターに感情移入しにくい印象でした。
豪華声優陣達なのに、勿体無いです。
昔のアニメのイメージでは、暗い殺伐とした戦いのシーンが印象深く残っています。
子供向けだからといって、安易に可愛らしくしないところが逆に良かったです。
でも、今回はダークな部分が薄れてしまった感じでした。
しかも、イタチがちょっとオネエぽかったのも否めません。
さらに、「シジン」が登場しなかったのも残念な要素の一つ。
あのアニメを知っていた私は色々と残念な気持ちになりました…。
主人公たちのキャラが弱いのと、それほど楽しくならないのは残念。
ガンバが仲間と一緒に敵(ノロイ)と戦うストーリー。
ガンバの勇気ある行動に感動しました。
仲間の大切さも。
同じ童話を原作とした、出崎統演出のアニメ(テレビ版「ガンバの冒険」・劇場版1作目「冒険者たち ガンバと7匹のなかま」)がたまらなく好きだ。
本作は、この時点(「STAND BY ME ドラえもん」の翌年、「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の3年前)において、フル3DCG映画としてのクオリティは高い。
が、キャラクターデザインが今一つだった印象。
キャラクターそれぞれは立っているのだが、ビジュアルが(個人的な嗜好の問題だとは思うが)あまり良くない。
更に、人間を見せてしまったところも興ざめだと思う。
残念だ。
どうでもいいことだが、物語展開で少し気になった点…
船乗りネズミたちの団結心って、あんなもの?(子分たちがついて来ない、連れて来られない)
クライマックスの戦いで鳥(オオミズナギドリだそうな)たちの方が強かったような…
ガンバが島を後にしなければならない理由は何?(シオジの片思いだったのか?町ネズミは町でしか生きられないのか?)
子供向け冒険活劇としては上質な映画ではある。だから敢えて言うが、死んだ者の扱いが大雑把過ぎないだろうか。
そもそも、ボーボを死なせたのは大人目線の泣かせどころな気がする。
死なせる必要はなかっただろう。あるいは弔いをきちんと描くべきだったと思う。
特筆すべきは、ノロイ役の野村萬斎が見事な好演だったことか。(これも好き嫌いかな)
子供の頃に戻ったような気分になれました。
久々にアニメの映画をみたけど、すんなりみれておもしろかったです。