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悪人伝 プロット 韓国 07月17日 2020 劇場で
女と三悪人 プロット 日本 01月03日 1962 劇場で
西部悪人伝 プロット イタリア 12月19日 1970 劇場で
悪なき殺人 プロット フランス・ドイツ合作 12月03日 2021 劇場で
隠し砦の三悪人 プロット 日本 12月28日 1958 劇場で
悪魔の植物人間 プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
悪人コメント(20)
この映画の樹木希林を見て二人で
「ほんとにああいうおばさん 百人以上いるよね」
という感想。
ヘアスタイルから服装から喋り方まで完璧。
方言が無理で九州モノがダメな事はよくある。
これは逆。
樹木希林だけで
原作がどうのとか もうどうでも良くなって
さすがの女優さんだったなあと思う。
吉田修一さんが大好きで原作のコアなファン。
東京湾景だけは 映画化しないでね。
弱さに見えることが強さをもたらしたり、強さと見えるものが本当は弱さだったり。
裏と表とが切り離せない人の心を描写するストーリー構成はやっぱり上手だと思ったけど、
さすがに10年以上前の作品だと古さを感じるシーンもちらほら。
前に見たときの感想はヨシノへの嫌悪感だけ覚えてて
「怒り」が良かったもんで再鑑賞したけど、ちょっと古臭さが目に付いちゃった。
ちょっと冗長すぎるし感傷的すぎると感じた部分が多くて、僕としてはこの評価。
特にイカの目玉の中で始まる回想シーンはちょっと笑ってしまった。
もちろん笑うとこじゃないんだけども。
どうしようもなく寂しい時、気軽に連絡できる知人や友人がいなければ、〝出会い系〟に救いを求める人が今でもたくさんいるのではないでしょうか。
というか、自分の寂しさを紛らすためだけで、知人や友人に連絡するのは、相手の人にウザいとか面倒くさいとか思われそうでなかなかできないと思います。それでもSNSや仕事や学校でそれなりに忘れることが(たとえ一時的であっても)できる人が多いから、世間的には出会い系に頼る人は少数派なのだと思います。
出会い系サイトがきっかけとされる事件が発生すると、どちらかというと〝自分は常識のある側の人間〟と思ってる人たちは、被害者に対しても、そんなものに頼ってるからだ、自業自得なんじゃないか、というネガティブな反応をする人がけっこう多いように思います。また、各種報道での取り上げ方も〝孤独で可哀想な人〟〝哀れな人〟みたいな前提で人物像を解釈して〝決めつけ〟のコメントで説明されることがよくあります。報道に触れる我々の中にも、情報の一部分を知っただけで、やっぱりね、とか、どうせそういうことなんでしょ、みたいに理解したつもりになってしまうことがないとは言えません。
当事者が自分の子どもだったら?
親からすれば、子どものことを何も知らなかったことへの罪悪感と悔しさを一生抱えて生きていくしかないのに、何も知らないメディアの人たちに、勝手に定型にはめて無責任に語って欲しくはない。
樹木希林さんと柄本明さんの演技が凄すぎて、主役二人の心情よりも、親目線の印象の方が鮮明に残りました。
ラストの灯台で妻夫木さんが見せた優しさ(深津さんが逃亡幇助でなく、ただの巻き込まれ被害者となるような状況を作った)が深津さんの救いになっているのが、あの笑顔で分かりました。
満島ひかりの私的ベストアクト。
駄目で陰気で残酷で卑屈で弱い。
でも殺されていいとは思えない極々普通の女。
このキャラ造型が本作の肝。
その他役者全員が儲け役。
逃避行ゆえ暫く洗髪していない風の深津絵里の色気。
人のことなんて、1つの角度から見たって
なんもわかんない