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あのこと プロット フランス 12月02日 2022 劇場で
女の足あと プロット 日本 03月28日 1956 劇場で
愛のあとに プロット フランス 12月19日 1992 劇場で
熱のあとに プロット 日本 02月02日 劇場で
花のあとさき ムツばあさんの歩いた道 プロット 日本 06月01日 2020 劇場で
花のあすか組! プロット 日本 08月13日 1988 劇場で
花のあとコメント(20)
ひとつのジャンルにハマらず、中流武家のラブストーリー、陰謀、殺陣がさっぱりとバランス良く組み合わさってました。
悪く言えばどれも中途半端かなと思いますが、よく言えば先が読めない展開でした。
以登が婚約者に無関心過ぎて「なんで??」と思いましたが、登場して納得…これは無関心になるな、と笑
ただ、この婚約者、只者ではないのでおもしろかったですよ〜!
武家のラブストーリーは「山桜」でも観ましたが(これも切ないですがおすすめ)、基本的に男女話すのがタブーなので物語を作るのがそもそも難しいんですね…。
北川景子の殺陣もかっこよかったです!宝塚男役スターみたいで女性でも目がハートになりました。
「花のあと」を表すような儚さの雰囲気が北川景子をまとっていて素敵でした。
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一歩間違うとただかったるいだけのゆったりとした時間の流れに、中西健二監督の信念が滲む。
じっくりと時間を掛けて描かれる細やかな所作が、美しい“和”の伝統を伝えるとともに、この時代の厳しさも伺わせる。
そんな時代を生きる以登が貫いた恋、そして見つけた愛。
それまでのじれったいほどの時間の流れがあるからこそ、女一人で挑まんとする立ち回りに手に汗握り、ラストシーンのただ歩き続ける姿に感動がわき起こる。
このラストシーン、ほんとに素晴らしい終幕だと思う。実は予告編にも含まれていたのだが、映画のラストシーンとして観たとき、その見え方がはっきりと違う。
想いを貫き、それを果たした充実感。新たに見つけた愛の後ろ姿。
丁寧に一々の所作を捉えた演出はまるで時間が止まったかのような錯覚に陥らせるが、最後の最後で1カットで捉えた延々と歩き続けるその姿には確かな未来が見える。
(中略)
映画自体が凛とした美しさを湛え、チャンバラとは違う時代劇の良さを今に伝える。
咲き誇る桜を愛でるように、ただ静かに日本の良さに感じ入る。
素晴らしい佳作だ。
僅かの一票も入っていない作品だったので
「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」のような
期待が無いまま、
藤沢周平と同じ庄内藩(海坂藩)出身者
として鑑賞。
この映画、山田洋次作品と違い、
庄内弁が聞けないのは寂しいが、
流石に原作のチカラか、
最後まで飽きずに観せてくれた。
原作が短編のせいか、他の藤沢作品に比べ、
ストーリーそのものに深みは無い。
しかし、意味深なラストシーンだ。
大飯食らいでガサツな許婚が、
自刃した恋心の相手とは異なる魅力
を持った男性と徐々に描かれ、
素晴らしい資質の男性として
彼女の目に映る桜の下のシーンで終わるが、
将来、孫に語る晩年の彼女の独白
との関係で微妙な描写だ。
晩年の彼女の語りでは、
許婿との結婚生活で7人の子供を設けた等、
幸福に満ちた彼女の人生を匂わす。
しかし、
二度と花見をすることは無かったと。
一見、新たな異性との出会いは必要が
無くなったという単なる青春との惜別
とも捉えられなくもないが、
勿論それだけではないのだろう。
自刃した彼への秘めた想いを封印する、
彼女の熱い想いとの惜別の方は
どれ程だったのだろうか。
原作は短編とのことなので、
そこまで読み切れるかは解らないが、
その答えが原作の中に認められるか、
あるいは映画製作者側の意図なのか、
原作本を読むのが楽しみになった。