ぼくとママの黄色い自転車

6.9/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   00分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   今井雅子
劇場で   08月22日 2009
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ぼくとママの黄色い自転車 プロット

新堂冬樹のベストセラー小説「僕の行く道」を、「子ぎつねヘレン」の河野圭太監督が映画化。横浜で父と2人で暮らす小学3年生の大志は、パリに留学していると聞かされていた母が実は瀬戸内海の小豆島にいることを知る。大志は愛犬アンを連れ、母からもらった黄色い自転車に乗って小豆島を目指すが……。主人公・大志を「いま、会いにゆきます」の武井証、その両親を鈴木京香と阿部サダヲがそれぞれ好演。

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ぼくとママの黄色い自転車コメント(7)

Vlsrlmaraei
Vlsrlmaraei
確かに感動する話で、若いママさんなら絶対泣いてしまう作品です。しかし、ストーリー展開がわざとらしいところが要所にあり、興ざめしてしまうのです。
あっとチョットで感動するのにという点では、『子ぎつねヘレン』のテイストによく似ています。

若年性アルツハイマー病を描いた作品では、やはり『明日の記憶』が秀逸。堤幸彦監督は夫婦愛を描かせばピカイチだけに、比べると本作のわざとらしさが目立ってしまいました。

具体的な突っ込みどころとして、大志は横浜から自転車で、恋しい母を訪ねて小豆島を目指すのですが、割とヒッチハイクが多くて、あっさり岡山まで着いてしまった感じがしました。車で四国へ帰省したこともありますが自家用車でも大変なのに、自転車ならもつと大変なはずです。

岡山でのヒッチハイクの途中、大志は3人の人から助けられます。
一人目は、「岡山運送」というトラックの運転手かと思いきや、その運転手の婚約者が大志を西明石まで送ってくれました。
大志はこのトラックを岡山行きと勘違いして、勝手に荷台に乗り込んでいたのです。そうしたら婚約者がトラックの前に急に現れて、通せんぼ。喧嘩の末トラックを奪って、トンズラしてしまいます。
大志を見つけた婚約者は驚くものの、事情を聞いて、結果的に関西まで大志を乗せていったのでした。
でもあまりに唐突な登場の仕方で、わざとらしかったです。

二人目は、明石でお巡りさんに捕まりそうになったときも、機転を利かせて、大志を自宅へ引き取った由美という女の子。凄くおませでリアリストなところが笑わせてくれました。由美に言わせれば、大志のお母さんは再婚しているはずだから、会いに行っても迷惑だというのです。由美は母子家庭で、父親が幼い頃に出て行ったしまった経験からそう語ったのでした。
二人は口論しつつ、お互いの寂しさを分かち合うのでした。
ここでも由美の登場の仕方が、やはりわざとらしくて、うそ~と言いたくなるでしょう。
三人目は、小豆島への船便が台風で欠航する中で、嵐に打たれて倒れていた大志を救う正五郎。正五郎は、家族に見捨てられて自殺しようとしたところ、大志を見つけて死ぬことを思いとどまります。
正五郎からは、父の嘘を許すこと。そして母を信じる勇気をもらいました。
ここでも正五郎がタイミング良く嵐の日に自殺しようと突如登場するところはわざとらしかったです。

この3人の親切で、大志は無事小豆島にたどり着きました。けれども大志もまたこの3人の人を励まして、生きる希望を与えていたのです。大志という少年は、母琴美の深い愛情に包まれて、どんなことにも挫けない、強い心を育んでいたのでした。

小豆島に渡った大志は、持ってきた写真をヒントに小豆島を巡ります。問題は、その巡り方。いかにも観光タイアップショットという感じの名所案内みたいな巡り方には苦笑しました。

その後母との再開シーンでは、やはり圧巻です。
母琴美役を演じる鈴木京香は、愛するわが子である大志への思いを、情感豊かに演じていました。特に記憶が残っていた時期に録音した声が、全ての真実を大志に告げるわけですが、どれだけ愛していたか、無念であったか切々と語る琴美のセリフには、涙を誘われます。
その中で、6歳になったらこれをプレゼントしてあげて、一志と共に選んだのが黄色い自転車だったのです。琴美は、この自転車を漕ぐ大志の姿を見ることが出来たらどんなにいいだろうとかと涙ぐむのでした。

その黄色い自転車のって、母の元へ大志がやってきます。
でも現実は残酷です。アルツハイマー病のため琴美は、全く記憶も感情も失っていたのでした。ガッカリして、嘘つきと罵る大志。しかし、奇跡は起こったのです。

肉体はどんなに朽ち果てようとも、精神は果てることもなく、壊れることもなく、正常に機能し続けます。大志が訪ねてきたとき、感情を表すことが出来なくなった琴美の無念さには、小地蔵的な見方として、涙が誘われますね。

『いま会いに行きます』で名子役として注目された武井証くんの演技力は抜群ですね。来週試写会で見る『BALLAD 名もなき恋のうた』でも、主演の座を射止めているので、また彼の演技が楽しみです。

追伸
どうして愛犬アンをこんな長旅にお供させたのかなぁ~。おかげで新幹線に乗れなかったでしょ。まぁ乗っちゃったら、映画にはならんかったとは思いますけど。
eiikma
eiikma


愛犬のアンを連れて、黄色い自転車で横浜から500km離れた小豆島へ、
小学生が一人で向かう、
少年の成長を描いたロードムービーかと思っていたら、難病モノでした。

夫婦の嘘を子供のためを考えた優しい嘘と捉えることが出来るか、
ただ事実を伝えることを先延ばしにしただけの逃げと捉えてしまうか、
どちらに受け取るかで大きく印象が違うでしょう。

確かに親の方に感情移入できれば泣けてしまうのかもしれない。
実際、もう涙が止まらねぇよって感じで泣いてる方もいました。
少年の方へ感情移入できても、
そのセリフは無理があるだろうと思いながらも、
それなりに泣けるでしょう。

僕はと言えば、どちらも無理でした。

僕としては入りやすいのは童心に帰って少年の方なんでしょうが、
武井証はしっかりとした演技をしていると思うのですが、
僕には子役らしい演技に見えてしまって、子供らしくは見えないので、
感じ方は人それぞれではあるでしょうが、
どうも集中、感情移入させられない。

武井証よりも明石で出会った少女のほうが、セリフが面白いのもあるが、
梅原真子の方が主役の方が、
ただでさえロードムービーとしては無理があるが、
それが少女じゃ余計に成り立たないかもしれないが、
僕としては面白かったかもしれないと思う。

武井証以上に僕には鈴木京香にも、
う~ん、どうでしょうと思ってしまって、
クライマックスも、あ~あ、やっちゃったよ、と思ってしまって、
ちょっと残念でした。僕が捻くれてるのかな。

愛犬のアンは名演。