ディア・ハンター
プロット
アメリカ
12月14日 2018 劇場で
ディア・ウエンディ
プロット
デンマーク・ドイツ・フランス・イギリス合作
12月10日 2005 劇場で
ドクター・ドリトル
プロット
アメリカ
06月19日 2020 劇場で
ディア・エヴァン・ハンセン
プロット
アメリカ
11月26日 2021 劇場で
007 ドクター・ノオ
プロット
イギリス
11月17日 2023 劇場で
Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン
プロット
日本
08月26日 2006 劇場で
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ディア・ドクターコメント(20)
『永い言い訳』から入って、『ゆれる』『夢売るふたり』ときて本作を見た。
曖昧というか、はっきり説明できるわけじゃないけど確かに存在する感情みたいな。
そういう人の生き方とか、もっと言えば社会の大きな流れすら変えうる、
でもはっきり輪郭のある「決断」とか「選択」とかそういうんじゃないもの。
そういう人の心の機微みたいなものを表現するのが本当に上手かったと思う。
香川照之演じる薬の営業マン、無免許だって気づいてたんだろうなあ。
何がしたいのかわからず、ただ監督が自分の小細工に酔いしれている美談風の物語。
中身がまるでないし、主人公はただのサイコパス。
本当のことって何なのか
資格とは一体何を必要とするのか考えさせられた。
もちろん、ついてはいけない嘘はあるけれど
お互いに突き詰めたくない事実もあると思う。
途中に娘の井川遥が、
「もし、自分が来てこのことを話さなかったら、今も彼はあの診療所で続けていて、どんなふうに母は死んでいったのか」
と、言っていた。彼の取った行為は犯罪だし、最初は彼もお金のために騙したのかもしれない。
でも、だんだんと村の人々が自分を必要としてくれ、嘘がどんどんひとり歩きしていってしまった。
何人かは、その嘘に気がつきながらも
曖昧なままにしておくことが都合が良かったのかもしれない。
本当のことも正しいことも大事なことなんだけど、わかっていながらも突き詰めないということが、うまく回っていくこともある。
わからなかったことにしておくというのも大事なことなのかもしれない。
前半のまったりのんびりほんわかした雰囲気は、後半完全に様変わり、じっとりと重たい内容になるのは、相変わらずの西川監督節というか。
ただ、一切あらすじみたいなものはみないで鑑賞したので、完全に予想外な内容展開で、その内容の深さに驚いてしまった。
ラスト1分のシーンだけはなんか安易に感じたが、そのラスト1分以外は、ずっと考えさせられる内容で胸にもズシンと響く内容だった。
そう、医療含めて、ものごとって結局はきっとすべてそういうことなんだろうなとも感じられる、現代社会への提言も感じられる、気合の入った一作だった。