のんちゃんのり弁

6.7/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   107分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   鈴木卓爾
劇場で   09月26日 2009
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のんちゃんのり弁 プロット

子持ちシングルマザーの奮闘を描いた入江喜和のコミックを、「いつか読書する日」の緒形明が映画化。主演は小西真奈美。31歳専業主婦の小巻はだらしない亭主に愛想をつかし、娘ののんちゃんを連れて母親の暮らす京島へと出戻る。のんちゃんを幼稚園に通わせて仕事を探すが、キャリアも社会常識もない小巻は次々と面接に落ち、生活のため水商売のバイトを始めるが……。

のんちゃんのり弁 俳優

のんちゃんのり弁 写真

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のんちゃんのり弁コメント(20)

Thmpdaessono
Thmpdaessono
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いかにも昼ドラ?系のほのぼのドラマかと思いきや、
意外にも世知辛いドラマとなっているのに驚いた。
設定そのものはありきたりだが、
若い主人公の考えの甘さ、開き直りの早さ、図太さ。
あ~甘いわ、それじゃあ。と思わせるリアルの連発と
強い女にだらしない男。っていう定番の組み合わせ。
自立、自立、とエラそうにいきがっても、
世の中そうは甘くないことを突きつけてくれる作品だ。

こういう甘ったれ夫婦って多いんじゃないかな…。
夢を語る夫に憧れ、私が支えてあげるの♪なんて
結婚するも、蓋を開ければ仕事はしない、稼がない、
とんだナマケモノ、ろくでなしに為り下がる亭主。
可愛い子供も生まれたのに、これじゃあ困るわ!と
即離婚。ところが妻にだって何のアテもない。
とりあえず実家になだれ込み、親の世話になるも、
親とて大変な生活なワケで、さて自立をしなければ…
って、遅い!気づくの遅すぎ。(爆)
生活の基盤が整わないのに、早まりすぎでしょうが。

まぁドラマなんで…^^;仕方ない。
で、ご自慢のお弁当でいっちょ店を開くか!なんて
夢を掲げるも、まずはお勉強!というので弟子入り。
小料理屋の主人・戸谷(岸部一徳)の正しい伝授の元、
めきめきと腕をあげる主人公だったが…。

女がひとりで生きていくのは(多分)並大抵な事でなく、
ましてや子供を抱えていればなおさら。
それでもそういう道を選ぶのなら、やはりこのくらいの
苦労は当たり前なのかもしれない。
だけど思うのは、いちばん考えなければいけないのは
本当は、のんちゃんの気持ち。なんだよな。
のんちゃんのり弁の、のんちゃんとはひとり娘の名前。
彼女にとっては、お父さんもお母さんも大切な両親で、
それが離婚し、メチャクチャになっていくのが辛いのだ。

厳しい現実と自身の夢。
結局のところ、この夫婦は二人して同じことをしている。
自身の甘さや弱さを互いになすりつけては正当化する。
それに比べ、お父さんに逢えず、お母さんが忙しくても、
何も言わず我慢している子供がいかにオトナかが分かる。
子供ってエライな。
このドラマを観て、自分自身も反省することしきりなのだ。

大甘な人生を歩んできた人間にも再生の道はある!!
そんな、人生再出発・大教訓物語。という感じである。

(今やお弁当は298円の世界。厳しい現状はまだまだ続く)
vzquxl
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ネタバレ! クリックして本文を読む
これまで数千本の映画を観て来たが、この作品位ドッカンドッカンと、自分が常日頃の日常で目にしている路地裏が、画面に登場するのは初めてだ。
以下、感想よりも地元蘊蓄中心にお送りします(苦笑)

いきなり画面に映る我が○。そう言えば以前に「何か撮影してた」と、我が母親。最近の下町散歩人気から、いきなり知らない人が狭い路地裏を入り込んでは、カメラで撮影をしている時が有って。地元民として嬉しいやら気味が悪いやら。

画面に映る殆どの路地裏が直ぐに「あそこだ!」と解る。脳内で地図が完全に出来上がっている。
基本的には「キラキラ橘銀座商店街」を中心とした人情話。※1

この辺りでは、アルフィーの坂崎や、さま〜ずの三村の実家が近くに有るらしい。
下町人情コメディとしては、何と言っても『男はつらいよ』シリーズが広く有名だが、あれはあくまでも監督山田洋次が思い描く理想像の世界。
余りにも現実とはかけ離れた下町人情なので、少し気味が悪い。
それから言うと、この作品での下町気質はまだ現実味が有る方か。
それでも、徳井優演じる八百屋のおやじが時折見せる姿の人情は、少しやり過ぎの様に感じる。
下町人情も現実的には今や昔なのだ。

この辺りで車が2台すれ違う道幅の道は、東京大空襲で焼けた地域。逆に車も通れない道幅なのは、空襲で焼け残った地域。殆どの家が木造の作りなので、神戸で震災が有った直後には慌てて役所が調査に乗り出した程。引っ越しを勧めては新しい町作りを模索してはいるが、この愛着の有る土地を去る人は少ない。※2

主人公の小西真奈美は“いーきーばーしょ”を探している子持ちの母親。
だらしがない夫を捨てて生まれた実家に帰って来る。そのうちに岸部一徳演じる居酒屋店で“それ”を見つけ、弟子入りを志願するとゆう話。

この居酒屋店の前の道幅は広く、東武鉄道の下をくぐって行くので、お店は向島方面に有る様だ。舞台となって居る地域からはやや遠い。(地蔵坂通り商店街?)

また、この時に小西真奈美が京成電鉄の脇を通るルートは、ちょっと有り得ないルートを通っている。※3
細かくチェックすると、Aから直接Bに行く途中で、遠回りでCを通って行っている感じ。
画面奥から手前のガード下を通って行くが、画面奥の近くには踏切が有る。※4
(画面上には平行して京成電鉄の電車が走っていたが…因みにこの近くに有る「曳舟湯」は、ハリウッド映画の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』に登場した事が有る。)※5

この京成電鉄のガード下の通路は、以前に亡くなった池田貴族が、「首を吊った死体が見える」と言った場所だが、地元民としてそんな噂を聞いた事は無い。でも…。
京成電鉄と東武鉄道。それに東武亀戸線が交差する場所が有る。
地元では《三角池》として知られる場所で、そのガード下からは近い。
ここは以前から「出る!」と言われている場所。
関東大震災の時に、猛火に逃げ惑った人々が、ここの池に飛び込んだ為に獅子累々たる死体が浮かんだと言う。
でも実際に“幽霊”を見た人は少ない。長期に渡って立ち入り禁止だったのも有るが…。でも、死んだ祖父からは色々な話を聞いた。

最近はスカイタワー建設※6 に向けて開発・整備されている。因みにスカイタワー着工直前の映像も本編には収録されている。現在は建設も進んで、本日現在その高さは凡そ200メートル位か?
《三角池》が有った場所は、スカイタワー建設現場の一番端っこに位置する。

小西真奈美がバイトに行く居酒屋「小雪」は、(おそらく)浅草の馬券売り場の裏に有る飲み屋では?そうだとしても別に変では無いが…。
この後で、小西真奈美がワンカップを煽る公園はどこだろう?地元に住む俺の知らない場所かな?
ところで、この作品には小さな公園が多数映っている。
少ない土地をなるべく有効活用し、子供達が遊べる様に沢山の小さい公園がこの地域には多い。
初めに子供と遊んでいたのは、京成電鉄曳舟駅手前の公園か?
お弁当の感想を聞く場面の公園は、原公園(小西真奈美の役名の由来か?)だと思うのですが…。
この公園(多分だけれど)と、本屋の有る場所が、《キラキラ橘銀座商店街》のそれぞれ入り口と出口 。徳井優が居る八百屋はこの中間点に有る。
地元民として不満なのは、何故《マンモス公園》を出さなかったのか?この地域に住む“大人”としては、この地域の精神的な《原風景》の1つなのだけれど…。

山口紗弥加と出くわす場所。道が斜めに走り、三角っぽい家が映る場面。
見た目は三叉路だが、実際は四叉路。
ここは「電気湯」とゆう銭湯の直ぐ傍で、その昔には美味しい「もんじゃ」焼き屋さんが多数存在していた場所。※7

若い頃に建夫に片方の手袋を渡す場所は、東武鉄道堀切駅前。
「パパと呼ばないで」や、「3年B組金八先生」。森田芳光監督の『の・ようなもの』等にも登場していた駅。
舞台となっている地域からはかなり離れているので、少し違和感が有った。

建夫が運転する川口写真館の車に乗り、俯瞰で運河の橋を渡る時に映る道は、錦糸町の錦糸公園横の道。
その昔は「鬼塚タイガー」(現在のアシックス)の営業所みたいなところが有った。
その後Uターンして直ぐ近くにある「亀戸天神」へ。

脚本には、『私は猫ストカー』を監督した鈴木琢彌の名前が有る。
あちらも人気の散歩スポット谷根千を魅力的に切り取っていた。
地元とあってまともに論じるのは難しいのですが、個人的には『私は…』の路地裏の方が魅力的に見えた。
絶えず聞こえる踏切の音は印象的なのだから、何度か映る踏切と併せて、走る電車が映っていない(映画の冒頭は別の路線)のは何故なのだろう。
そう思った理由として、映画の内容自体は面白いのだが、アクセントになる様な部分が少し足りない様な気もする。
こちらが地元に住むだけに、たまにこの辺りがテレビ等で、“如何にもこれが下町の風景”的な感覚で取り上げられる際に、違和感が付き纏う様に。
それこそは、現在この近辺は建て替えや公団等。これまでなかなか手が架けられなかった町作りの一環から、少しずつですが昔風情の光景が消えつつあるのも現状です。だからこそやはりと云うか、“外”の人が見た下町と、“中に住む”人間との見方の違いを感じてしまうのかも知れませんね。少し言い難いが、小西真奈美が余り魅力的に見えない(下町生まれの匂いがしない)のも、その1つでした。
何よりも我々地元民にとっては1番有り難い存在の“あの人”の“拍子木の音色”が聴こえないのはね…。(「アドマチック天国」でも無視されていたなあ。」※8

今後はスカイタワーブームに乗って、人気スポットとして多くの人が見物に来そうで、何だか嬉しいやら恥ずかしいやら…。

今回まともに映画の感想は無理だなぁ〜。

※1 この商店街は以前「ウンナンのこれが出来たら100万円」のロケ地だった場所。近年は利用者が減り、シャッター商店街となりつつある。

※2 現在少しずつ昔ながらの長屋が取り壊されている。
そしてそれは我が家も。

※3 現在高層マンション建設中
周りが様変わりしてしまった。

※4 過去何度も人身事故を起こした踏切だが、京成鉄道の高架化により間もなく失くなる予定。

※5 マンション建設の為に撤去されてしまった。

※6 勿論スカイツリーの事。当時はもう正式名称が決まっていたのだろうが、《ツリー》と入ると12月のイメージが強すぎるので、自分の予想の中には無かった。

※7 よく《もんじゃ》=月島のイメージだが、テレビ等で紹介されるもんじゃは、もんじゃであってもんじゃで無し。(あくまでも個人的意見)

※8 スカイツリーブームで何度か番組で紹介され。私が見落とした回でちゃんと取り上げられていた。

(2009年10月3日 スバル座)
Rhtenraoty
Rhtenraoty
ネタバレ! クリックして本文を読む
良い話だった。
好きこそもののって感じですね。
岸部一徳と倍賞さんは本当に良い味出してましたね!
元気の出る映画だと思いました。
今週はのり弁にしよーっと(^^)
fgfmqgk
fgfmqgk
導入と弁当の説明の部分で、正直、最後まで興味を持てないと思ったし、絵も音楽にも特別なところを感じなかったし、演技や演出にもたくさん苛立ちを覚えた。しかし、見終わって思ったことは─非常に面白かった!
最後の静かな映像表現には感動した。特に小西真奈美を捉えた映像一つ一つが素晴らしく思えた。
映像のこだわりというものはそれほど感じなかったけれど、映像そのものに感動させられるところは確実にあった。
pmwgavq
pmwgavq
ののやの主人が渋かった!
夫婦喧嘩が始まったら、包丁を隠す所は笑えました。
弁当屋オープンの日、のりをちぎりながら、泣く小巻には、ぐっときました。