ノスタルジア プロット

自殺したあるロシア人の音楽家の足跡を追って旅を続ける詩人の愛と苦悩を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーは、レンツォ・ロッセリーニとマノロ・ボロニーニ。監督・脚本は「アンドレイ・ルブリョフ」「鏡」「ストーカー」のアンドレイ・タルコフスキー、共同脚本は「エボリ」「サンロレンツォの夜」のトニーノ・グエッラ、撮影はジュゼッぺ・ランチ、べートーヴェンの〈交響曲第9番〉、ジュゼッペ・ヴェルディの〈レクイエム〉他の音楽を使用し、マッシモ&ルチアーノ・アンゼロッティが音響効果を担当。美術はアンドレア・クリザンティ、編集はエルミニア・マラーニとアメデオ・サルファ、衣裳をリーナ・ネルリ・タヴィアーニ、メイク・アップをジュリオ・マストラントニオが担当。出演はオレーグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、ドミツィアーナ・ジョルダーノ、パトリツィア・テレーノ、ラウラ・デ・マルキ、デリア・ボッカルド、ミレナ・ヴコティッチなど。

ノスタルジア 俳優

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ノスタルジアコメント(19)

rzxxiz
rzxxiz
19歳で東京に出た1979年、この監督の作品「ストーカー」が公開された。1972の「惑星ソラリス」1975の「鏡」を中心に度々名画座で上映され、当時の情報誌「シティロード」では「タルコフスキー作品を見なければ、もぐりだ」というオーラを感じる記事が掲載。(ぴあ が既に主流だったが自分はなんだかシティロード派だったんだよなあ)
そんな時代に青年を過ごした自分としては、タルコフスキー監督の作品のうち、SFである「ストーカー」「惑星ソラリス」は観ているが、残る「鏡」「サクリファイス」「ノスタルジア」を観ていないことが、長く心に引っかかっていた。(「アンドレイルブリョフ」もあるか…)

それを今回、早稲田松竹さんのおかげで、とうとう、それも「サクリファイス」「ノスタルジア」の二本立てという豪華組み合わせで、観ることができた。

観念的な映画だろうから、今回は予習してから行ったよ。なかなか次はないだろうし、DVDもタルコフスキー作品は高いし。

しかし、そんな俺の努力は、風に舞い散る落ち葉のように、見事に吹き飛ばされたよ。2分に一度は寝たよ。あ、やばいと目はすぐ覚ますのだけれど。あらすじを全部読んでから行ったので、落ちまくっていても、かろうじて話はわかるのだが、その話がまた何言いたいのかよくわからない話。

もちろん、これらは何を象徴するのかという数多くの問いかけに「それらは象徴ではなく比喩であり、スクリーンの中で起こっていることは現象である」と監督が答えていることも予習済だし、「ストーカー」「惑星ソラリス」で慣れているつもりだったが、どうしてどうして。タルコフスキー監督は、そんなものではございませんでした。

話題のラストシーンを「綺麗だな」と確認するのが精一杯で、劇場を後にしたのでした。

2020/9/10 追記
このレビューじゃ、タルコフスキー監督を誤解されかねないので、早稲田松竹さんの、短いが的確な紹介を載せておきます。
> 聖なる狂人に導かれて世界を救おうとする男

う〜ん、素晴らしい。「早稲田松竹 タルコフスキー」で出る紹介も是非参照ください。
lklcvuw
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狙った構図であろう?オープニングから最後まで上品な絵画を映像美で表現しているように映る。

明確なストーリーさえ理解出来ずに睡魔との戦いに集中してしまい背伸びしてタルコフスキーの良さを感じたいと思った結果は置いてけぼりにされてしまった!?

モノクロの映像が過去のことなのか?妄想?音楽家の人生?ラストのロウソクも含めて何も理解出来ずに。

万全の体調で映画館で観ていたとしてもウトウトすること間違いなしな恐るべし!?タルコフスキー!!
Gsaodrfainuel
Gsaodrfainuel
高田馬場の早稲田松竹にて、「サクリファイス」と「ノスタルジア」のアンドレイ・タルコフスキー監督二本立てを鑑賞したが「ノスタルジア」のみ、デジタル版と35ミリフィルム版を同日の時間違いで上映する素晴らしい企画があった。

睡眠導入剤映画と名高いソ連の巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督を2回連続で見るのはシンドイのでは?と思ったが貴重な機会なので、挑戦。

最初にデジタル版(10分ほど睡眠に襲われたが)を見てからフィルム版を鑑賞。

その後に35ミリフィルム版を鑑賞。
かなり古いフィルムで、キズもあり若干退色しているが、コントラストが穏やかでディテールが潰れておらず色や彩度も豊かで柔らかい画調で大変美しくて見やすいので驚いた。

デジタルリマスター版は、コントラストが強く硬質でディテールも潰れ気味。色もアッサリしており、まるで別の映画。

デジタルへの変換作業や素材の問題もあるかもしれないが、やはりオリジナルフィルムの保存がまだまだ必要と感じる。

映画もともかく映像の詩人のタルコフスキーなので、画面の美しさに酔いしれる。

タルコフスキーお得意の水周りの描写の美しさは、近年の撮影技術が進歩した映画と比較しても素晴らしい。

ちなみに難解だと思ったが、2回連続で見ると割と腑に落ちてお気に入りになった。
oscvkdi
oscvkdi
私はあまり教養がなく、理解しかねる場面が多々あった。おそらく私に限らず西洋人以外の人にとっては、深く理解しづらい作品なのではないか。
日本人と西洋人では、郷愁の感覚に結構差がありそう。下手に分かったつもりになるのは、少なくとも私にはふさわしくないと思えた。

しかしビジュアルはとても美しい。ゆったりとしたペースの進行で、ただそこに在る空間、時間、光と陰影を観て味わっているだけで豊かな感動がある。特に、水の表現が素敵だと思う。

四元素とか詩学とかもしかして関係あるのだろうか?

まあ、メッセージをちゃんと理解できなかったから、反って深い感じがしたのかもしれないが。
なんにせよ、心に残る素晴らしい体験だった。
Torncrihetc
Torncrihetc
このシーンは、この台詞は、この映像は何を語りたいのか?説明はない。
途中夢物語が挿入される等、フェリーニ監督の映画を思い出してしまう。
ユング心理学を片手に、感性と想像を駆使して読み解きたくなる。
フェリーニ監督の映画の脚本家がこの映画の脚本を手掛けているからか。
けれど、フェリーニ監督の映画程、ユーモアがあるわけでもなく、シニカルでもない。
ひたすら愚直に美しい映像ーグラビアの写真のような=が展開する。

信仰・自由がキーワード?
映画の中では”ロシア”と言っていたから、ソ連崩壊後の話かと思った。
監督が活躍する頃には緩んだとはいえ、規制の多かった”ソ連”で子ども時代を送った監督。そんな監督が、イタリアに出国し、この作品発表の後に”亡命”宣言をしたという背景を考えながら見ると、いろいろな意味づけをしたくなる。

とはいえ、シーンシーンごとに愚直に思いをぶつけてくる。
しかも”翻訳”では”詩”の本当の内容は伝わらないという映画のセリフを体現するように、極限まで”台詞”を減らした作り。

そんな制作映画であることを楽しめるかで、この映画の評価は変わる。