ニューヨーク・ニューヨーク
プロット
アメリカ
08月13日 1977 劇場で
ニューヨーク デイドリーム
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
モンド・ニューヨーク
プロット
アメリカ
01月28日 1989 劇場で
ニューヨーク、アイラブユー
プロット
アメリカ
02月27日 2010 劇場で
ニューヨーク1997
プロット
アメリカ
01月07日 2022 劇場で
ニューヨーク・ドール
プロット
アメリカ
06月03日 2006 劇場で
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ニューヨーク・ストーリーコメント(1)
ウディ・アレンがマーティン・スコセッシ、フランシス・コッポラにニューヨークをテーマにしたトリプティック(三連の祭壇画)のようなものを創らないかと持ちかけてつくられたアンサンブル映画。
第1話ライフ・レッスン:マーティン・スコセッシ
第2話ゾイのいない生活:フランシス・コッポラ
第3話エディプス・コンプレックス:ウディ・アレン
1話はニック・ノルティ扮する現代アートの中年画家の話、倉庫の一室をアトリエにしているソーホーの芸術家というのはいかにもNYの感はありますね。
いい年をして若い女の子が傍にいないと制作意欲もわかずまるで駄々っ子のようです。
ホームレスのような風体の髭面の中年親父にやたらアップで寄るので獣臭のような体臭が漂ってくるようで嫌悪感に身を引いてしまいました。若い性への執着と暴力性はスコセッシ監督らしい持ち味なのでしょうが苦手です。
第2話は訳ありでNYでホテル暮らしをしている12歳の女の子ゾイのお話、学友もセレブばかりでパーティ三昧、ホームレスにキスチョコを恵む様は格差の街の象徴にも映ります。
第3話はフロイトの心理用語がタイトルなのでギリシャ悲劇風かと思いきや四十男を未だに幼児扱いする過干渉な母親と、思い悩む息子の妄想劇。
ストレス過多の大都会NYということなのでしょうか、カウンセラー通いはわかるものの如何わしい祈祷師まで出てくるし、似非ファンタジーのように空に浮き出る母親はまるでマシュマロマンのよう。そうかと思えば実生活でも因縁のミア・ファーローが子連れで登場するのはウディ・アレンの自虐ネタのようでもあり笑いの陰に棘も見えるところは如何にも彼らしい曲者感。
ニューヨーカーと言えば昔読んだニューヨーカー短編集、常盤修平さんの名訳にも助けられていますが粋な男女のエピソードの数々が浮かびます。
それに引き換えと言ったら語弊がありましょうが、良くも悪くも巨匠たちが遊びで作ったような軽さに拍子抜けの感が否めませんでした。