運動靴と赤い金魚

6.9/10
合計17件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   88分
言語   まだ情報はありません
地区   イラン
書かれた   マジッド・マジディ
劇場で   07月24日 1999
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運動靴と赤い金魚 プロット

妹の靴をなくしてしまった少年の奮闘を生き生きと描き、イラン映画として初めてアカデミー外国語映画賞にノミネートされた作品。貧しい暮らしを送る9歳の少年アリは、修理してもらったばかりの妹の靴をなくしてしまう。親にも言い出せず、自分の靴を妹と交代で履くことに。まずは妹が靴を履いて登校し、下校途中に交代してアリが急いで登校するのだが、遅刻してばかりでなかなか上手くいかない。そんなある日、小学生のマラソン大会の3位の賞品が運動靴だと知ったアリは、妹のために3位を目指し必死で走るが……。1997年・第21回モントリオール世界映画祭でグランプリなど4部門を受賞した。

運動靴と赤い金魚 俳優

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運動靴と赤い金魚コメント(14)

Skishpoxmng
Skishpoxmng
健気な兄妹の日常を描いた素朴でありながら、とても心温まり、印象に残る映画。貧しくも、家族への思いやりを感じる。
妹の靴をなくした兄・アリが、両親に言い出せず、兄の靴を交代で履く日々。マラソン大会の3等賞の景品が運動靴と知って、アリは3等賞を目指して、出場する。
マラソン大会のゴール前の5人が力走シーンは、手に汗握る。
1等になってしまい、半べそかいて落ち込んでいるところに、父の自転車の荷台から見える赤い靴との対比が、ホッとさせる。
アリは、少年らしく、かわいい。先生の前での芝居じみたやりとりが茶目っけがあり、妹に対しても偉そうながら、思いやりがある。
靴を通して、イランの貧困の差を描いている。
イラン映画として初のアカデミー外国映画賞候補になったマジット・マジディ監督作。
Yfliloghvte
Yfliloghvte
総合:65点
スストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65

ちょっと評価の難しい映画。限定された世界におけるあまり抑揚の無いささやかな物語なので、そんなに面白いとは正直思わなかった。でも描き方や作品のまとめ方などは悪くないと思うし、いい映画だとは思う。これは多分取り上げる主題が個人の趣味に合うかどうかだろう。子供の目線に立てる人にはかなりいい映画かもしれない。

たいしたことが起きるわけではない。しかし小さな世界に住む小さな力しかない子供にとって、これはとても大きな事件。まして貧困層の子供にとっては完全に自分の力を超えている問題に直面し、それでも一生懸命その日その日をやりくりしていく。日本でもほんの数十年前まで似たような境遇の人も多かったのではないだろうかと想像する。そんな日々の描き方がなかなか上手で、普段は縁の無いイランの家庭事情や社会を覗き見えるのも興味深い。教師も含めて男女が完全に別になっている学校などは、いかにもイスラム教国家だと感じる。最後のマラソンのどうにもならない偶然や家に帰ってからの兄妹の描き方も良かった。
bofjnzw
bofjnzw
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お兄ちゃんと妹のやり取りがとにかく可愛らしい映画。

たった1足しかない妹の靴、しかも修理してもらったばかりの靴を無くしてしまい、必死に探すアリ。
そして大切な靴を無くされ、両親にそのことを言いたいが、泣きながら謝るお兄ちゃんが叱られることを可哀想に思い、お兄ちゃんのボロ靴で登校し、お兄ちゃんの登校の為に全力で走って帰る妹の姿にほっこり。

3位になれば靴を貰えるマラソン大会の選手になんとか選んで貰えたお兄ちゃんが、途中転ばされたりしたこともあり、トップでゴールしてしまった結果、インタビューや写真撮影で涙を流しているのも可愛らしい。

お父さんがそんな二人の為に靴を買ってくれているなんて知る由もなく、落ち込んで帰ってきたお兄ちゃんと、その姿を見てガッカリした妹が揃って家に入ったところで映画は終了。
買ってきてくれた靴を兄妹が見て、履いて、はちきれんばかりに喜ぶ笑顔も見たかったけれど、あえてそのシーンは観客の想像に任せて終わるという終わり方も、心地よい余韻を感じられて素晴らしい。

昭和の、戦後の日本の家族の、下町のテイストがギュギュっと詰まったような映画で、見ていてとても愛らしくほっこりして癒された。
疲れた時に観たい、心温まる1本です。
npnnsee
npnnsee
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映画「運動靴と赤い金魚」(マジッド・マジディ監督)から。
「製作国・イラン」と知って、好奇心旺盛の私は、
右から左へ書く「ペルシャ語」(?)に目を奪われながら、
家族愛・親子愛に代表されるアガペーと呼ばれる「無償の愛」を
兄妹愛にも感じ、幸せな気分を味わうことが出来た作品である。
貧しい生活の中にも、なぜか温かい優しさが溢れ、
鑑賞後、日本にもこんな時代があったのだろうか、とメモした私。
この作品を思い出すには「3等になって、お前に靴をやる」と、
妹に約束する兄の台詞で充分である。
(もちろん、邦題の「運動靴と赤い金魚」でも思い出せるが・・)
物語を文字にすると、ものすごく薄っぺらな感じになりそうなので、
今回の作品ほど、観て何かを感じて欲しい、と思うことはない。
ラストシーン、疲れ果ててボロボロになった足を、
家の前の池に入れて、その周りを金魚が・・
この解釈も、たぶん鑑賞者にまかされているのだろう。
お父さんが買ってきた、兄妹別々の2足の新しい靴。
渡された時の、2人の満面の笑顔が目に浮かぶからこそ、
この映画監督の優しさが際立ってくる。
アクション映画ばかり観ないで、たまにはこんな作品を観て欲しい。
Psihmskngox
Psihmskngox
イラン映画は初めて観ました。映画以外にイランの生活感や貧困の差やらイラン文化が観られて勉強にもなる。内容もシンプルなストーリーながら一つ一つの場面はしっかり描かれてる。貧困でも兄弟愛の素晴らしさと物の大切さをこの映画1本で体感出来る。子供に一番観せたい映画ですね。