愛し合いながらも別れることとなってしまった男女が、10年後、再び愛を実らせるまでを描いたラヴ・ロマンス。監督はTV『プラトニック・セックス/20歳の純愛編』の中江功。江國香織と辻仁成による原作を基に、「バースデイプレゼント BIRTHDAY PRESENT」の水橋文美江が脚色。撮影監督に「センチメンタルシティマラソン SENTIMENTAL CITY MARRATHON」の津田豊滋があたっている。主演は、映画初出演の竹野内豊と「東京攻略 Tokyo Raiders」のケリー・チャン。第25回日本アカデミー賞優秀主演男優賞(竹野内豊)、優秀撮影賞、優秀照明賞受賞作品。
冷静と情熱のあいだコメント(19)
とても浅い作品だと思ってしまった。竹野内豊も、演技ヘタ...
一番最初に流れる音楽だけは、いいなと思いました。
舞台はイタリア、冷静と情熱のあいだを観て行きたいと思い、大学4年のときに旅行に行きました。本物のイタリア、フィレンツェのドゥーモはもちろん美しいですが、当作品はその美しさを色褪せることなく映し出しています。音楽や、ラブストーリーがそうさせているのでしょうか。
引き離された愛、忘れることのできなかった恋。一生のうちに1度でも出来たら、素敵ですよね。
大学時代の純正とアオイの姿を見ると、ほっこり幸せな気持ちになります。
最初は、イタリア語や英語が交じり、当事者同士で十分な会話が成立しているとはとても思えない中途半端なシーンが多く何も期待しないで観ていたら、なんだかしだいに身につまされる展開になってくるので、あわててエリを正して鑑賞。たったひとりの人に思いを寄せて悔いない人生は幸せなのか、それとも不幸なのか、幸せの落としどころは他のどこにもないのか、いろいろ考えさせてくれる映画でした。
絵画修復師の男が主人公という辺りから察しがつくようにとてもフィレンツェにマッチした設定であり、街並みも綺麗に映しておりフィレンツェに行きたくなるような気分になります。