お茶漬の味

7.2/10
合計19件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   115分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   野田高梧
劇場で   10月01日 1952
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お茶漬の味 プロット

「麦秋」に次ぐ小津安二郎作品。脚本は「麦秋」と同じく野田高梧との協力によって書き、撮影は例のように厚田雄春が担当。出演者は、最近「離婚」で共演した佐分利信と木暮実千代に、「華やかな夜景」の津島恵子、「郷愁」の三宅邦子と笠智衆、「東京騎士伝」の鶴田浩二、「お景ちゃんと鞍馬先生」の淡島千景、「母の山脈」の柳永二郎と設楽幸嗣の他に、元松竹の女優小櫻葉子で現上原謙夫人の上原葉子と、随筆家として知られた石川欣一氏が特別出演している。

お茶漬の味 俳優

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お茶漬の味コメント(15)

oscvkdi
oscvkdi
ネタバレ! クリックして本文を読む
あれだけ冷めた夫婦が、あんなに簡単にうちとけるものかなあ。ちょっと解せない。それまでのスピードと余りに違う展開の早さにとまどう。
それはそうとして、若い頃の昭和の大スター見てるだけでも楽しめる。笠智衆も良い役で出ていたし。若き鶴田浩二と淡島千景は素敵だった。でも、やっぱり木暮美千代にはかなわないかな。
テンポのいい会話とカメラ。小津監督の世界。引き込まれる。
jtlydl
jtlydl
笠智衆が素敵だった。最後はほっこりする。
Knxoshisgmp
Knxoshisgmp
☆☆☆★★★

「これだ!これだよ!このお茶漬けこそ夫婦の味なんだよ!」

延々と描かれる冷めきった中年夫婦の様子。
底意地の悪さを最大限に発揮する妻。
そんな様子を眺めていても、なかなか「面白い!」…等とは感じる訳も無く、ただただ時間だけが過ぎて行く。

ところが…。

夫婦2人でお茶漬けを食べるまでの場面が、懇切丁寧に描かれるに及び。これまでの此方の思いを180度ガラッと瞬間的に変えさせてしまう、この小津安二郎の恐ろしさたるや(-_-;)

それにしても、木暮実千代の冷たい目線と意地の悪さは凄い!
勿論それこそが。最後に2人でお茶漬けを食べさせる為の、長〜い長〜い前フリでは有るのだけれど…。
尤も、底意地の悪さだったら小津の独壇場なのかもしれない。
小津の助監督を勤めていた今村昌平には、悪気は無かったのかも知れないとは言え。「君は何でウジ虫ばかり好んで描くんだ。もっとまともな人間を描きなさい!」…と言ったらしいし。笠智衆に対して、「あなたの演技よりも、茶碗の位置の方が大事なんです!」と言い放った…等。
そんな事を考えながら観ていると、如何にも小津らしいなあ〜と言える作品ですね〜(´-`)

…と、此処でハッと思い付いた事が。

夫婦2人での卓袱台を囲んだ食事シーンとして、真っ先に思い出すのは、何と言っても成瀬巳喜男の『めし』。
年間ベスト1を獲得する等。夫婦の冷え始めた関係を、食卓を使い表現し名作としての評価は高い。(外国映画だと、『市民ケーン』の食卓シーン等が有名)
その成瀬巳喜男の『めし』は1951年ならば、本作品の『お茶漬けの味』は翌年の1952年に撮られているのが…。
これをどう見たら良いのだろう(¬_¬)
ひょっとして、今村昌平に言った様に(今村は言ってみたら弟子にあたる間柄でも有るので、ついつい本音で言ってしまった感も在るけれど…)

まさか「成瀬くん、こんなのはどうだい?」…とでも?(-_-;)

初見 並木座

2019年4月25日 シネマブルースタジオ
yqcvotr
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最後はアッサリし過ぎだけど佐分利信がとても良かったのでOK。
xhljifl
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旦那役の佐分利信の優しい口調と表情。奥さんにどんなに理不尽な態度をとられても感情的にならずに穏やかに対応する旦那さんです。自分にとって迷惑だなぁと感じることさえも「君らしいじゃないか」と受け入れる。どんなにムカついても優しく対応し続ける。すると旦那に対してあれが嫌だこれが嫌だとさんざん我儘を言っていた奥さんも、だんだんと態度が変わってきて、しまいには「ごめんなさい」と泣いて謝る。
2人の間に厳しくルールを設け、それを相手が破ったら怒る、というのを繰り返すよりもこうやってじわじわと優しさでそのルールを超越していく、そうしていくうちにお互いの嫌なことをお互いが自然としなくなる。これこそが大人の関係だと思った。

「嫌だと思っていたことが何もかも好きになっちゃった」

お互いこんな風に思える時が来た時は最高だ。

ところで奥さん役の小暮実千代は自分の母親に風貌も勝気なとこも似ていてなんだか見ててモヤモヤした笑