悪の偶像

6.6/10
合計12件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   144分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   イ・スジン
劇場で   06月26日 2020
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悪の偶像 プロット

「シュリ」「ベルリンファイル」のハン・ソッキュ、「オアシス」「殺人者の記憶法」のソル・ギョングという韓国映画界を代表する2人の実力派俳優が共演し、ひき逃げ事件の加害者の父と被害者の父の運命が交錯するさまを描いたサスペンスノワール。息子のヨハンが飲酒運転で人をひき殺してしまったことを知った市議会議員のミョンヒは、事件をもみ消そうとする。しかし、現場に居合わせた被害者の新妻リョナの行方がわからなくなっていることが判明。事実が明るみに出ることを恐れるミョンヒは、リョナの行方を追う。一方、被害者の父親であるジュンシクは、リョナが妊娠していることを知り、なんとかして彼女を捜し出そうとする。それぞれのルートでリョナを追うミョンヒとジュンシクだったが……。監督・脚本は「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」のイ・スジン。

悪の偶像 オンライントレーラープレイ

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悪の偶像コメント(20)

yydlkb
yydlkb
第1シーンのCGはウルトラダサく、シーンの内容も、ただ気分を悪くする。
しかしこの映画全体的には撮影の質が高く、高性能カメラをうまく使いこなす優秀な技術や、細かい演出、光の当て方等が丁寧で、文句のつけようはない。
監督の演出も良く、役者もうまいが、脚本だけは爆発的映画の展開について行けていないのが残念。
沢山の風呂敷を広げたが、大部分は何とか回収したようだが、
編集時にカットが幾つか入ったのか、回収しきれなかった事が少々気にはなった。

「ポカリスウェット」と「死体遺棄」が日本と同じ発音で嬉しかった。
被害者の父親は外見も演技も内野聖陽さんだった。
役名がみな似ていて、名前をポンと言われてもピンとこず、鑑賞中に混乱してしまったので、
映画ではあだ名で呼んでほしかった。

邦画なら、1つの不幸な事案があると、それを隠すために、1つ2つと罪が重なりあっていくのが王道だが、
この半島国映画は題名通り、全員が悪人であり、みな病んでいた。
よって小悪魔が暴走した理由も中盤から別人のようになった男の心変わりも、テロを起こした理由も、理解不能。
とにかく登場人物全員の心模様がまったくみえない。

「悪の偶像」の冷淡な母親と違い、
半島国映画なら「母なる証明(ボンジュノ監督)」と合わせてみるといい
luzkme
luzkme
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前半は面白かったです。ハンソッキュの息子が殺した(と思われた)障がいの男性が生きていた事を車庫のカメラで発見したあたりはドキドキしました。しかしなぜか話は中国人不法滞在者の女の復讐劇となり、なぜか彼女の姉夫婦が惨殺され、何者か不明のマッサージ客が殺され(黒幕?)話が散らかったまま終了しました。韓国映画らしい精肉店のシーンやホラーかミステリーかわからない雰囲気は好きでしたがもうちょっと納得いくストーリーにして欲しかったです。
saidrlg
saidrlg
飲酒運転の若者が起こしたひき逃げ。
加害者の父は将来を嘱望される政治家であり、自分の地位を守るため、誠実に謝罪するふりをしつつ息子の罪を隠ぺいする。

被害者は知能が4歳で止まってしまった20代の男である。息子を失った父親は、息子と一緒にいたはずの嫁を探す。
中国から来た不法移民である嫁が姿を見せ、さらに、嫁を追って中国から来た男が登場すると、物語は暴力的に血なまぐさくなる。
韓国ノワール。容赦なく生々しい。

偶像とは誰のことだろう。見終わってもよく分からない。
息子の罪を隠した議員を指すのか。息子を失った父親のことか。あるいは父親たちを圧倒してしまう嫁か。
自分の読解力のなさは棚にあげて言うが、物語の正解が分からないのもよい。
rzxxiz
rzxxiz
出てくる主要キャラ、全員悪人。
ストーリーはあって無きがごとし。
はじめの方にあった事件は段々関係なくなり、「実は」と後出し後付けネタが出てきての、殺し合いに転じていくのだが……
驚かせるのが目的化しているのか、激しい人体損壊シーンも多く、ほとんどスプラッタ・ホラー。
後味不味く、胸糞悪くなりました。
wmfcczd
wmfcczd
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ひき逃げ事件の被害者家族と加害者家族が出会うことから始まる物語。
社会派サスペンス・・・?
という予想で、予備知識なしでの鑑賞です。

原子力政策委員会の委員長を務める市議会議員ク・ミョンフェ(ハン・ソッキュ)は清廉潔白なイメージがあり、今度の知事選の有力候補。
ある日、息子のヨハンが深夜、飲酒運転でひとを轢いた上、被害者を自宅に連れ帰って事故を隠蔽、妻もその手助けをしていた。
ひき逃げだけならば「事故」とすることもできるが、隠蔽工作が明るみに出れば、「犯罪」として糾弾されてしまう・・・
そう考えたミョンフェは、遺体を事故現場付近に戻し、息子を警察に出頭させる道を取る。
そして、息子の出頭直後に、被害者家族に謝罪に行ったところ、被害者の父ユ・ジュンシク(ソル・ギョング)から、被害者は新婚旅行中で、新婦リョナ(チョン・ウヒ)が近くにいたはずだと告げられる・・・

といったところからはじまる映画で、その後の展開は目まぐるしい。

事故現場にいなかった新婦リョナは、現場付近を走って逃げたことが、警察による捜査で明らかになり、それでは逃げた理由は何なのか・・・といった謎が次々に現れるので、注意していないと映画から取り残されるかもしれません。
ま、観客を取り残して進んでしまう映画は、映画自体にも責任があるのだけれども。

さて、加害者の父ミョンフェは事故の目撃者としてリョナを追い、被害者の父ジュンシクは義理の娘としてリョナを追う。

この前半までのリョナの役割は、ヒッチコック映画でいうところの「マクガフィン」(映画を進めるため必要なモノ)で、そういう意味では、リョナ自身に大きな意味を持つ必要はない。
一般的なサスペンス映画だと、マクガフィンを得るところで物語は終わるはずなのだが、この映画ではリョナが観客の前に現れてから、まるで別の映画に変貌してしまう。

韓国映画お得意の「おぞましい系」映画、暴力のオンパレード。

リョナは中国東北部、北朝鮮に隣接する地区からの不法移民(ただし、民族的には同じ朝鮮民族)で、脱中国の際に何人か殺しており、生きるためなら人殺しも苦にしない。

このリョナの登場により、映画の登場人物は、
権力を有する富裕層=加害者の父ミョンフェ、
権力におもねるしかない貧しい市民層=被害者の父ジュンシク、
それよりも下の韓国国籍を持たない不法移民=リョナ、
という構図が描かれることになる。

そういう意味では、観る前に抱いた「社会派サスペンス」といえるだろうが、最終的な落としどころは、すべて個人の復讐レベル。
どうにも後味が悪い。

こういう決着が韓国では万人受けするのだろうかしらん・・・
ちょっと、期待していたところとは違いました。

<追記>
事件の発端だけを整理すると・・・
ミョンフェの息子が飲酒運転でジュンシクの息子を轢き、まだ息のあるのを知りながら、自動車後部に押し込み、自宅へ戻る。
この事故(事件)と並行して、リョナは、彼女を付け回していた前夫を崖から突き落とし、溺死させる。
ジュンシクが死体安置所で息子の死体の前にみる溺死体がこれ。
リョナの前夫が付け回していたのは、彼女のお腹の子が自分の子であると思っていたから(だろう)・・・

が、この映画で唯一よくわからないのは、リョナのお腹の子が息子の子でないことを知っていたジュンシクが、リョナを助けようとしていたのか・・・
ミョンフェ>ジュンシクの支配・被支配の関係を、リョナに求めていたのか・・・
それとも、ただ単にリョナのことを憐れんでいたのか・・・

議員ミョンフェの清廉潔白というイメージが「偶像」であるならば、中国から逃れて来た同じ朝鮮民族のリョナの憐れむべき姿も「偶像」、貧しい市民ジュシンクの権力におもねるしかない姿も「偶像」。
そして、そのいずれもが「毀すべき」偶像、という意味のタイトルなのだろうか。