マン・オン・ザ・ムーン プロット

伝説のコメディアン、アンディ・カフマン。子供の頃からの夢だったコメディアンとしての道を選び、各地のコメディクラブを転々と営業して回っていた彼は、ある時、有名プロモーター・シャピロの目に留まる。アンディは人気の生コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」へ出演、それをきっかけにスターへの仲間入りを果 たした。しかし彼は絶頂期に突然過激なパフォーマンスを始め、観客はもちろん、家族や親友さえも彼に理解を示せなくなっていく。

マン・オン・ザ・ムーン 俳優

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マン・オン・ザ・ムーンコメント(4)

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伊集院光さんの「週末ツタヤで借りてこれを見よう」で紹介されていたので改めて見た。見たつもりだったが何もかも忘れていたので、もしかしたら初めてだったかもしれない。

主人公の相棒の作家が何よりよかった。あの無責任に面白くさえあれば全てよしとしてくれる感じが最高だ。あんな友達がもしいたら、彼が認めてくれさえすれば全てよしと感じることができて、なんでもやれていただろう。時に迷惑な存在であるだろうけど、羨ましかった。どんな時でも絶対的に引かず、常に煽ってくれる感じがいい。

伊集院さんが番組でネタが面白いとは思えなかったと言っていて、そう思うと確かにそうだった。
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総合55点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

初めて観た時は知らなかったが、何でも実在した人の映画化だそうで、出演しているダニー・デヴィートは彼を直接知っているのだそうだ。

人を騙して馬鹿にしておちょくって、それを見てまるで子供のように大喜び。劇中の観客が呆然として引いてしまおうが、映画の視聴者が白けてしまおうが、そんなことはお構い無しで、本人も制作者もむしろそれを望んでいる。何もかも冗談にしてしまって調子に乗りすぎなんだけど、そんな風変わりな人物をジム・キャリーが演じてはまっている。フィリピンの手術は人生のしっぺ返しをされたようで物悲しい。
しかし悪乗りしすぎだと思う。とにかく騒ぎを起こせば勝ち、みたいなところにはついていけないし不快に思うこともある。だけどジム・キャリーの演技といい、視聴者を含めて徹頭徹尾人をおちょくっている姿勢といい、ある意味での凄さは感じる。
snahqvv
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アメリカの笑いはよく分からん。やっぱり日本の笑いのほうが好きかな。アンディの人生が全部ヤラセみたいだった。
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実在したコメディアンであるアンディ・カウフマンの伝記映画。子どもの頃からコメディアンに憧れていたアンディは、それが長じてバーでスカウトマンと出会いテレビに顔が出るようになる。ところが彼の奇抜過ぎる発想と過激過ぎる芸風はテレビの枠組みに収まり切らず、やりたいと思うような芸をなかなかさせて貰えない。客が求める芸と自分がやりたいと思う芸が違う時は平然と自分の思うがままに、例えば退屈過ぎる『グレート・ギャツビー』の朗読を延々とかましたり、女性相手にプロレスを行ったりと散々な(これは仕込みであることが明らかになるのだが)奇行でウケを狙いに行く。そんな彼は、ある日ガンを患っていることが分かる……これがこの映画のプロットである。

この映画を観るのは二度目だった。アンディ・カウフマンという芸人については不勉強にして知らないのだけれど、二度目に観てもやはり面白いと思わせられてしまうのはジム・キャリーの熱演が光っているからだろう。ジム・キャリーが出演している映画は不勉強にして『イエスマン "YES"は人生のパスワード』と『トゥルーマン・ショー』程度しか観ていないのだけれど、なかなかの細かい芸達者ぶりを見せていると思う。コミカルな演技も冴えているし、所々に見せる翳りもまたなかなかだ。それは認めるに吝かではない。

ただ、やはり日本ではイマイチ知られていないアンディ・カウフマンという芸人について知らないということがマイナスに働いてしまったようで、それほど前のめりになって楽しめたわけではなかった。せいぜい彼の「笑い(彼の場合は『炎上』という趣が強いのだが)」を追い求める情熱は凄まじいな、と圧倒させられてそこで終わってしまったのが惜しいところである。とにかく尖った芸風で人を圧倒させたい、という熱意にたじろいでしまったのだ。「コメディアン」という言葉を不用意に使ってしまったが彼の場合は「エンターテイナー」と言った方が良いのかもしれない。客を「笑わせる」というより「楽しませる」ことに命を注いだ男、というとニュアンスが伝わるだろうか。

やりたいことを平然と優先させ、テレビの放送禁止コードや不謹慎とされている暗黙の了解を破ってしまうところは痛快ですらある。仕事も渋々引き受けた仕事は本番であるにも関わらず(まだ「芸」で許される範疇、アンディ・カウフマンならやりかねないと許して貰えるギリギリの部分を超えて)投げ出してしまい、確実に受ける鉄板ネタ(それこそ観客が求めているものなのだが)であってもそれを不本意であると思ってしまえば捨ててしまい、先にも書いたようにボイコットするようにして退屈極まりない『グレート・ギャツビー』の朗読という(最初から最後まで読み通すのだ!)ステージを展開してみせる。アンディ・カウフマンのそういう部分に、さっきから書いていることはブレているのだけれど「芸人魂」を見るべきなのかもしれない。

……書いていることがブレっ放しなのだけれど、こういう曖昧なことしか書けないところが私の限界だと思って貰えれば有難い。ミロス・フォアマンの映画も『カッコーの巣の上で』程度しか観ていないのでこれと言ったことは語れないのだった。やはり普段からもっと映画を観ておくべきであったと後悔しきりなのだけれど、こればかりは仕方がない。とにかく言えることというのは、やっぱりこの映画はジム・キャリーの映画であるな、というこれもまた至極退屈なことでしかないのだった。人を楽しませる芸人/エンターテイナーが、最後の最後に奇蹟を信じてフィリピンに飛んだ先で「技芸」に騙されるのは皮肉が込められているのかな、ということもまた考えてしまった。

アンディ・カウフマン。これもまた繰り返しになるが現代ならこういう芸人/エンターテイナーは「炎上芸人」として扱われることだろう。それも一貫したポリシーを持ち、己の保身を顧みず(もちろんその一方でヒールを演じるプロレスラーと密約した上で身体を張ってプロレスを行うなど、周到な用意は行うわけだが)笑い/エンターテイメントに身を投じる人間として。彼の最後のステージのシーンと葬儀のシーンでは思わず、その芸風にも関わらず(いや、だからこそ、なのか)ここまで愛される人間というのもなかなか居ないな、と思わされて涙が出てしまった。かなり渋い映画なのだけれど、ジム・キャリーの芸人/エンターテイメントぶりを楽しみたい方にはお薦めしたい。

ラストのシークエンス。なかなか重い余韻を残す。突き抜けた芸人/エンターテイメント魂は、虎は死して皮を留め……という諺があるように亡くなってもなおリスペクトされ芸が生き続けるということなのだろうか、と思ってしまった。そして R.E.M, の名曲「マン・オン・ザ・ムーン」で幕を閉じられる。最初はジム・キャリーもミロス・フォアマンも知らずにこの曲が目当てで観たような映画だったのだけれど、二度目に観た今回もしんみりしてしまった。なるほど、こういう背景があってこそのあの名曲なのね、と腑に落ちたのだ。ヨーロッパでの洗練されたシニカルな笑い/エンターテイメントとも違う、型破りとしか言いようのない真正面からぶつかり合う笑い/エンターテイメントがここにあるな、と思わされた。ミロス・フォアマン、彼の映画はもっとチェックする必要があるようだ。

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