サンキュー、ボーイズ
プロット
アメリカ
04月20日 2002 劇場で
スモーキング・ハイ
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
プロット
イギリス
08月07日 1999 劇場で
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サンキュー・スモーキングコメント(12)
アメリカならではのコメディ。
プロットもそうだがテンポ(カットや早回し)も軽快。
「ダークナイト」のアーロンエッカートや「セッション」のJKシモンズが好演してます。
ジュースやマヨネーズのパッケージに「過剰な摂取はあなたの健康を害する恐れがあります」と書かれたら、売上は減るだろうか?
そんなに減らないよね。
車や飛行機の席に「重大な事故はあなたを死に至らしめるかもしれません」と書かれたら、皆電車に乗るのだろうか?
でも車乗るよね。
というお話。
だからタバコも無くならないと思うよ。
でも昨今の加熱式タバコでたばこ税減収のニュースを見て、税収構造が変わりそうだと思うのは私だけでしょうか。
わたしはデザイン校生で、課題用作品で煙草を題材にした映画(架空)を取り扱ったので非常に親近感があった。主人公も劇中「(広告のために)喫煙するシーンを取り入れた映画を作ろう」とか言い出すので個人的にニヤリ。なのにこの映画自体はほんとうに喫煙賞賛作品ではないので本編に喫煙シーンは無いという皮肉!
この映画の見所は煙草云々じゃない(そんなシーンは無い)。主人公がいかに世間一般の常識を、口ひとつで裏返しに出来るかっていうディベートシーンが見所。その中に別居中の息子との家族愛描写があったり(その息子も口がうまいんだけど生意気じゃなく痛快)社会風刺描写があったり。
絶対タイトルのせいで敬遠して観ない人が少なからずいると思うんだけど、「世間から疎まれるが一定の需要がある商品」が煙草なだけで煙草自体を賛美する作品ではないので嫌煙者喫煙者関係無く誰もが楽しめる作品だと思う。これはブラック・ディベートを楽しむ映画だ
そしてその「世間一般から疎まれるが一定の需要がある商品」業界は煙草産業に限らず銃産業だったり酒産業だったり、そっちの業界の広告マンも登場して、主人公と定期的に飲み会を開くンだけどそのシーンが最高に楽しそうで好き。頭のキレるディベート上手は観てて痛快だね〜。
冒頭オープニング・アニメーションもとってもオシャレ〜。自分も先述の課題でオリジナルタバコパッケージデザインしたことあるンだけど先に観てれば良かったァ〜。その際タバコパッケージのデザインは立派な商業デザインって記事読んだンだけどまさにそれだ
モッズ特捜隊と称して三人組が密会を重ねるシーンが気に入った。こんな映画、日本では作れません。
本当はおかしいと思っていてもローンの為に自分を偽るというのはどの職でも同じ
このテーマをアメリカという事で銃問題をテーマに作っていたらどうなっていたのかも気になるが銃は自分が原因というより巻き込まれる形の問題になるので作品にするテーマにしてはラインを越えているからできないんだろうか
煙草というテーマにしっかり腰を据えて展開出来ていた。
後半に少し説教くさくなりること、主人公の内面に突っ込み過ぎる嫌いもあったが前半のブラックコメディとしてのセンスは素晴らしかった。
アメリカらしい作品だが決して過激な問題作にしてしまわず、主人公を煙草アカデミー協会のスポークスマンに据えたが作品としては肯定でも否定でもない姿勢をつらぬいたアメリカらしからぬ紳士的な作品。