軍旗はためく下に

7.5/10
合計21件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   97分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   新藤兼人
劇場で   03月12日 1972
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軍旗はためく下に プロット

戦闘シーンを再現することに主眼をおいた“戦記もの”という形でなく、戦後すでに二十六年もたってしまった現在の時点にドラマの主軸を据えて、今、なお残る悲惨な戦争の傷あとと共に戦争を見つめ直すという意図のもとに製作された反戦映画。の直木賞受賞作品の同名小説の映画化。脚本は「裸の十九才」の新藤兼人。監督は「博徒外人部隊」の深作欣二。撮影は「この青春」の瀬川浩がそれぞれ担当。

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軍旗はためく下にコメント(3)

zirxjn
zirxjn
戦犯として処刑された夫(丹波哲郎)の死に納得できない妻(左幸子)は、生還者を訪ね、何があったかを聞くことに。
飢餓と狂った上官がキーワードだったが、発生したのは、8月15日以後だった。
310万人の死者には、それぞれドラマがあったと思う。
ifwidm
ifwidm
深作欣二(監督)×新藤兼人(脚本)という二人の名匠がコンビを組んだ反戦映画。

第二次世界大戦時に兵士として無理矢理敵地に送り込まれた日本国民達。まともな武器や食料は与えてもらえず飢えと病気に苦しみ耐えながら敵地で戦わされ続けるという悲劇。方やそれを権力で強要し自分達は安全な場所で命令し続けた軍国主義の権力者達。終戦後もその名残は消えず、軍の上の人達は相変わらず好待遇を受け、下で働かされていた兵士達は酷い対応をされ続けた。当時の日本国家は本当にイカれていて、巻き込まれた日本国民兵士達の悲劇と悲惨な末路がこれでもかというくらい生々しく赤裸々に描かれている本気の反戦作品だった。戦争や権力国家に対する強い怒りがストレートに伝わってくる素晴らしい作品だった。

深作欣二と新藤兼人による本気の反戦映画。決して風化させたり繰り返させてはならない悪夢の様な歴史と向き合った。
ppiqcbu
ppiqcbu
「我が国の軍隊は 世々 天皇の統率し給う 所にぞある」(軍人勅語)

戦争未亡人となった富樫サキエ(左幸子)は毎年8月15日に厚生省に赴き、夫勝男(丹波哲郎)が靖国に祀られないのはなぜか問い質す。決して遺族年金が欲しいからではなく、亡き夫の名誉のためだ。誰も証人がいないのに敵前逃亡、軍法会議で死刑という不名誉などあるはずがないと切々と訴え続けてきてるのだ。そこで新しい課長が事実を知るかもしれない、同じ部隊の4人の兵士を紹介する。サキエは一人ひとりを訪ね歩くのだが・・・

寺島:東京であっても東京ではない夢の島で暮らしている。富樫軍曹は勇敢な人で、命も助けてくれた。いいことしか言わない。最後は敵に突撃していった。

秋葉:戦争漫才をやっているコントラッキーセブンの関武志。軍曹はいも泥棒したため殺された。

越智:盲目のマッサージ師。人肉についてのエピソードを語る。あまり覚えていない。

大橋:高校古典教師。小隊長殺しのため5人が銃殺された。その時の軍曹ではないか?

答えは藪の中か?戦後27年も経っていたため、誰が誰かもわからないし、戦死したと言っても餓死者が多いニューギニア戦線のこと。大橋の証言により、敵前逃亡ではなく、小隊長殺しの罪で殺された可能性が高くなってきた。しかも終戦後のことである。

聞くだけでもおぞましい、敵前逃亡、友軍相殺、人肉嗜食、上官殺害・・・マラリヤや飢えと戦い続けた日本兵たち。やがて狂気と変貌し、戦ってる意味さえ無くした兵士。そんな空虚な戦争を国は始めてしまったのだ。人肉については頑なに口を閉ざす人が多かったらしいが、飢えに苦しむと人間は何としても生きようとするものだ。これが戦争なんだと胸が痛む。

終盤になり、千田少佐に話を聞いて怒り心頭するものの、また寺島から話を聞く羽目になったサキエ。誰もが語りたくない真実と、「天皇陛下・・・」という言葉の続きを知りたくなった彼女はさらにショッキングな結末へと向かうが、もう一緒に祀られなくて正解!と、戦争を憎むのだった。実際の悲惨な写真、モノクロ映像から血が噴き出るカラーへと変わる瞬間も残虐性を物語っているし、サキエの心の表れか、終盤に流れるジミヘン風ファズギターの音色がたまらないほど空しく響く・・・

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