いつか、いつも……いつまでも。
プロット
日本
10月14日 2022 劇場で
ひらいて
プロット
日本
10月22日 2021 劇場で
おつむてんてんクリニック
プロット
アメリカ
12月21日 1991 劇場で
若くて、悪くて、凄いこいつら
プロット
日本
09月09日 1962 劇場で
うる星やつら いつだってマイ・ダーリン
プロット
日本
11月02日 1991 劇場で
いつも2人で
プロット
アメリカ
07月15日 1967 劇場で
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つつんで、ひらいてコメント(7)
私の1番の見所は、古井由吉先生が何度も登場するところ。インタビューの途中でパイプに火をつけ燻らせる。その煙がなんとも心地よい。途中にでてくるあの本もこの本も読んだ。特に古いものはほぼ全部読んだ本である。逆に最近は読めてないのだろうなあ。反省。
一冊の本を作るのに関わる人の情熱を感じられてる良かった。
いまの時代、パソコンやスマホでも本が読めるので、将来的にはこうした職業の方も少なくなっていくような気がします。基本的に菊池信義さんは文学の書籍に文字だけの装飾をするのが信条。表紙の紙の質だったり、帯と表紙の合わせ技だったり、明朝体の文字を使った書籍デザイナーなのです。
かつては活版印刷だったものが、オフセット印刷となり、印刷技術も多様化した20世紀。16折り印刷から製本に移され、やがて表紙がつけられる。そうした印刷の流れも撮りながら、たまに手作業も必要となったりする美術装幀。なにしろ菊池さんがブックデザインに興味を持ったのが、タイトルが金箔押しされた本だったのです。箔押しや、トレーシングペーパー、和紙のような特徴あるもの、さらにDIC色見本のこだわりとか・・・色々。1万5千もの本を世に送り出しているのだから凄いです。
なんだか本を読みたくなるというより、美術装幀された高価な本を書棚の一段くらいにぎっしり埋めて飾っておきたくなるドキュメンタリーでした・・・
広瀬監督のお父さんも装幀の仕事をしていたらしい。そんな彼女が「受注仕事」における表現とは何かについて質問するシーンが印象的だ。その質問は、監督の声もひときわ大きく録音されているように思ったが、おそらく監督が一番聞きたかったことなのだろう。装幀は誰かの依頼を受けて初めて仕事が成り立つ。そこに自分の主張はどこまで入っているのか、そもそも「自分の表現」とは何だろうかと考えさせられる質問だった。必ずしも自分の作りたいものばかり作れるわけではない映像作家として、きっと似たような悩みを抱えているのだろう。