戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン
プロット
アメリカ
11月18日 2022 劇場で
ルー、パリで生まれた猫
プロット
フランス・スイス合作
09月29日 2023 劇場で
13歳の夏に僕は生まれた
プロット
イタリア
06月03日 2006 劇場で
またヴィンセントは襲われる
プロット
フランス
05月10日 劇場で
女は二度生まれる
プロット
日本
07月28日 1961 劇場で
狙われた娘
プロット
日本
12月17日 1957 劇場で
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娘は戦場で生まれたコメント(20)
冒頭わずか数分、橋の周辺でのある出来事から、いきなり信じられないような状況に突き落とされます。その後も目を覆いたくなるような映像の数々。最後まで見通せなかった観客が多くても不思議はないです。これが演出された映像作品であれば、途中から感覚が追いつくこともあるでしょうが、本作で写し取られた映像は紛れもなく現実に起きたことです。そのため決して心理的な衝撃が軽減されることはなく、その意味では非常に辛い100分間を過ごしました。
しかしカメラは、残酷な現実だけではなく、奇跡としか思えないような場面もまた克明に写しています。ちょうど映画中盤のある緊迫した状況では、その思いも寄らぬ帰結に思わずため息をついたのですが、周りの観客も同じく反応を示していて、こうして感覚を共有できる人々に囲まれているありがたみを実感しました。
シリア紛争(内戦)は、今世紀最大の人道危機と言われてるにも関わらず、その実情は本作を含めた映像作品や報道を除けば非常に乏しい情報しか伝わっていないのが実情ということです。まだ未見なのですが、本作と同様にアレッポの状況を捉えたドキュメンタリー映画として『アレッポ 最後の男たち』(2017)などの作品群があります。これらも観なければ、と強く感じました。
政府軍よりもイスラム過激派の方が安心?そのくらい政府軍とロシア軍の非情さが恐ろしかったのだろうと想像できる。12年から16年まで続いた内戦。この作品における特徴的なものとして、戦争の原因が描かれていないこと。それだけ多くの市民が巻き込まれ、撮影したワアドさんも最初は中立の立場だったに違いない。
最近の映画としては、この戦禍から逃れようとしたシリア難民を描くものが多いけど、こうした現状じゃ逃げ出したくなるのも当然。アレッポ陥落のときに、投降すれば命だけは助けるという声もなぜか非現実的。反逆者として抹殺される可能性だってあるのだから。
戦争の虚しさ、そして爆音により臨場感もたっぷりで、家族は生きて帰れるのかという緊張感に圧倒され、涙を流す暇さえなかった。もっとも緊張したのは誕生した赤ん坊を医師たちが懸命に蘇生させるシーンでした。それにしてもご主人のハムザ医師のお茶目なところで安堵させられたなぁ・・・彼の性格がなければ正視できなかったかも・・・予想していたので、座席は隅っこを選びましたが。
一介のジャーナリストが映画作っちゃ駄目よ。テレビで報道しなさい。もう報道というレベルなのだから。作品では無い。
子供が爆撃で死んでいく現実、泣くしかない家族、たまらない
悲惨なシーンの連続の中盤、思わず拍手喝采の場面有り
過酷な現実のなかで時折垣間見える人々の笑顔に、人間の奥深さをみる
シリアは少数派の政権が多数派の民衆を支配する国家体制だけど、さかのぼれば植民地支配の方法として宗主国(フランス)がもたらした国家体制。
支配される側が政権を不満に思うのは当然なんだけど、歴史的な背景には踏み込んでない。
また、スクリーンでは主人公側には武器がほとんどないように描かれてないが(一瞬だけ画面に映る)、戦闘員と民間人が混在するなかで戦闘員も負傷しているはずなのに、不自然に省かれてる。
というか、一旦国外に出たのに生まれたばかりの赤子連れて包囲されてる都市に戻るのは普通の人間ではありえない。それだけ反政府活動に思い入れがあるのだろうけど、だからこそ偏った立場の人が撮った作品と言える。
安全な立場にいる人間が気安く作品を批判する気はないけど、少し割り引いてみた方が良いのではと感じた。
ついでにいえば、最後のドローンによる空撮は完全に蛇足。後から撮影したことが丸わかりで映像全体が嘘っぽく見える。