郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942) プロット

映画史にその名を残すイタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティが、1942年に発表した記念すべきデビュー作。アメリカの作家ジェームズ・M・ケインの同名小説をもとに、原作の舞台を北イタリアに移して男女の策略と悲哀を描いた傑作で、40~50年代にかけたイタリア・ネオレアリズモの先駆け的な作品とも言われる。飲食店を営む夫婦のもとに、ジーノという風来坊が転がり込む。妻とジーノはすぐに深い仲になり駆け落ちを計画するが、いつしかお互いに疑心が芽生え始め、2人の関係は二転三転していく。日本では79年に劇場初公開。2017年には、「ルキーノ・ヴィスコンティ
生誕110年
没後40年メモリアル
イタリア・ネオレアリズモの軌跡」と題した特集上映で、イタリア本国で発見されたフィルムをもとにデジタル修復された、本編126分の2Kリマスター版が公開となる。

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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)コメント(4)

ppkjtw
ppkjtw
男と女。腫れた惚れたでおっさんかわいそうに。
二転三転がなかなか楽しい。
そりゃあラナ・ターナーに言い寄られたらイチコロだ。
実際、プライベートでは大物ばかり浮名を欲しいままにしたとか。
タイトルは、居留守使っても郵便配達員はわかってるから、二度鳴らすってことなのね。
veoyfcp
veoyfcp
映画を見始めると、「Ossessione」というイタリア語のタイトル。はて、邦題とずいぶん違いそうだなぁと思って調べてみると、英語では「Obsession」。つまり強迫観念とか、取りつかれるとか、ですね。「妄執」なんて訳されたりしてます。観終わってみると、たしかにタイトルぴったりでしたね。
そんでもってタイトルがらみでもうひとつ不思議だったのは、えっとどこに郵便配達が出てくるの?という疑問。映画史への無知を曝すようで恥ずかしいのですが、私、ずっとこの映画、郵便屋さんの話だと思ってましたよ。でまぁ、郵便屋さんは出てこないわけで、タイトルの理由はネットなんかで調べてください。

この映画、私にとっては、ずっと観ようと思いつつ、ずっと観ていなかった映画のひとつなんですね。なんだろう、観たいという気持ちよりも、観なくてはいけない、という責務みたいなものが背景にあるからでしょうかね。有名だし、観とかなきゃ、みたいな。そういう義務感が、どうにも手に取ることをためらわせてきたわけです。

で、観てみたのですが、うん、たしかにネオレアリズモ感がすごいですね。なんていうか、1942年ですよ、この映画の公開。ドイツ・日本との三国同盟が1940年、そんでムッソリーニ退陣が1943年、そんな激動の中でこの映画作って公開してるって、どんだけ気概に溢れていたんだって感じがしますよね。映画魂か、はたまたヴィスコンティのうなるようなお金か。それでもって、この映画のこのテーマですよ。デ・シーカとかの時代状況を反映させた社会派的な感じでもなく、やっぱり愛、それも性愛ですもんね、ヴィスコンティってこういう作家なんだなぁ、とか感じちゃいましたね。

グッとくるというほどの感じはなかったんですが、やっぱりこの時代にこの映画、という文脈のもつ重みはすごかったですね。
ndeqpe
ndeqpe
夫を殺して駆け落ちする若い男女の話。

冒頭、トラックから降りて店に入るジーノの撮り方がいい。かっこよく映画が始まるかんじ。

もう我慢できない!とあっさり夫を殺すも、かなり凹むジーノが面白い。人を殺しておいてあの規模のパーティを開いたせいで、ジーノがひきこもってしまうのがかわいそう、と思うと親友を見つけて顔を輝かせるジーノがかわいい。

お金と子どもと新しい生活が始まるところで事故死という、捉え方によればひどいオチ。
ジーノの泣き顔でthe endというところはセンスがいいと思った。今までジーノが見たこと感じたことしてきたことと何の関係もない終わりがやってきた感じ。どうしようもない感じ。バッドエンドともちょっと違う。

ラストで二人が逃げ切れたら幸せになれたかな?あの二人ならなれたかもと思う、、 ジョバンナはしっかりしてるし。ジーノは嫉妬深いし。
pwbfdjb
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1946年のテイ・ガーネット版のほうが好きだ。欧州びいきの私としては珍しい。
合衆国で撮られたガーネット版は、卑劣な男女に反感を持つ観客を、ラストで一気に主人公への同情に反転させる演出が冴えている。
このビスコンティ版には、最初から最後まで男の優柔不断なダメぶりにつき合わされる。観客が自分の内面の変化に驚くという感動はない。