私を判ってくれない
プロット
日本
09月09日 2022 劇場で
私を抱いてそしてキスして
プロット
日本
11月14日 1992 劇場で
愛と死をみつめて
プロット
日本
09月19日 1964 劇場で
わたしを深く埋めて
プロット
日本
06月08日 1963 劇場で
あいたくて あいたくて あいたくて
プロット
日本
08月13日 2022 劇場で
逢いたくて逢いたくて
プロット
日本
06月01日 1966 劇場で
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私をくいとめてコメント(14)
「ひとりきりの生活」に慣れきっている主役の「31歳の黒田みつ子」をのんが演じています。
かなり情緒が不安定な演技も含めてとても良かったです。
「取引先の若手営業マン・多田」を演じる林遣都もどんどん良い役者になっています。ちなみに、本作では、(これまでは一度も感じたことが無かったのですが)立ち振る舞いや話し方も阿部寛と似ていると感じました。
本作は、敢えて分類すると、「前半」「中盤」「後半」と3つのパートに分かれています。
私は「前半」の私生活や会社などのシーンはテンポよく、初々しい感じもよく特に気に入っています。
このまま進んでいくとかなり期待できるな、と思っていたら、「中盤」で舞台が海外に移ります。
ここで作風が一転して変わります。
そして「後半」は、「前半」に近い作風に戻りますが、会社関連のシーンは変わらず良かったです。
ただ、ラストのほうは、ちゃんと考察すると「どこからどこまでが夢なんだろうか?」と区別がつきにくい演出に少し違和感を。「私をくいとめて」というタイトルの意味は分かりましたが、夢の中の夢【「インセプション」的な?】である可能性もあって、ここはもう少しシンプルな方が良かったかな、と思いました。
個人的には、「前半」のノリでそのまま突っ走ってもらえたら、もっと評価は高かったので、その点が若干のマイナス要素です。(ラストの鍵の仕込みも、本当に必要だったのか判断が難しいところです)
とは言え、のんと林遣都の演技が光る意欲作であり、見て損はないと思います。
林遣都も良い。
終わった直後は、いったいこの感情が何かもわからない。確かにラブもコメもある、充分すぎるほどある、でもスクリーンから迫ってくるあらゆるのんの感情表現、、、圧倒された!
また脇を固める出演者もとても良い。恋のお相手 林遣都はちょっとどんくさいような、人の良さがフワリとにじみ出てくる青年で、のんの迫力を中和してくれ彼がでてくると和む。
話題になった親友役 橋本愛とのシーン。セリフの数は少なくても画の空気から伝わってくる繊細なシーンで、見終わってからもフト思い出してしまう。
そして脳内相談役A(演者は今のとこ秘密らしい)、のん演じるみつ子の相方で常におちついたボイスがこの映画の司令塔のような存在。みつ子の暴れる感情を常にテンポ良くガードして心地よい
とにかく東京国際映画祭 観客賞にふさわしい作品だった。一回観ただけでは消化できない感情をかかえて、公開日を今日も待っている。
若き葛藤。
独り身のラクさ。
他人と関わる煩わしさ。
過去に痛い目にあった出来事が自らの中に闇を作り、臆病になっていくこともわかる。
脳内の相談相手「A」との会話も軽妙。
独り芝居を求められた、のんの演技はすごかった。
快作にして怪作。
おすすめします。