ニーノ・マンフレディの検索結果、合計21(0.001773秒かかります)。

5 months ago
ジャンニがニーノへ向ける視線。ニーノがジャンニを見る視線。それぞれの母親が息子を見る視線。トトの視線。周囲の人達の視線。視線が雄弁な映画でした。
4 months ago
ジャンニにとってニーノは太陽のような眩しく美しい存在なのだろうなと感じ取れる描写が良い。 きらきら輝くような二人とは対照的に、周囲や家族らからの当時の偏見による嫌悪感が辛い。 ニーノの周囲の偏見をもものともしない行動に二人の幸せを感じられたエンドだったので、終わり後の注釈が無慈悲。 その実話を元にした創作は救いを感じられそうなエンドにしたよと思っていたの...
3 years ago
恋愛映画の原点ですね。 原作に忠実に台詞も再現されているので、 英語の勉強にいいです。 ディカプリオは出てません。 オリビア・ハッセー本当に綺麗です。 (布施明とか言うな!) 相手役もイケメンです(ディノ・マーチンの息子) 音楽もニーノ・ロータでいい! たまにはシリアス物も観ましょう。
5 months ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ニーノとジャンニの関係性があまりにもあっさり描かれ過ぎてるように思いました。ニーノがジャンニに興味を持っていく過程が薄い気がします。お互いのバイクがぶつかってしまうきっかけはいいのですがそれだけでそうなる?と思ってしまいます。 イメージですがイタリア南部の方が保守的で昔ながらの考えが多い気がします。故に同性愛に対して偏見...
3 years ago
1930年代の北部イタリアを舞台に、長短のエピソードを淡々と重ね、一年間を描いた作品。イタリア庶民のバイタリティと豊かな生活描写が楽しい。そしてノスタルジア。ラストの味わい深さも素晴らしい。(カーニバルとその終わり) こういう映画は年に1度は見たくなる。ニーノ・ロータの音楽も言うまでもなく最高。 観た人と「あのシーンが好き」「このエピソードがイイ」とか語...

sfngygiのレビュー:道(1954)

3 years ago
本作は、私が初めて見たフェデリコ・フェリーニ作品でした。 今もニーノ・ノータの哀切に満ちた音楽を聞くだけで胸が詰まります。 哀しいトランペットの音色が、無垢なジェルソミーナの面影を鮮やかに脳裏に蘇らせるのです。 粗野で乱暴者だったザンパノが、子供のように泣きじゃくるラストの海辺のシーンに、愛する者を失った人間の絶望的な孤独感と喪失感が凝縮されていたように思え...

snahqvvのレビュー:シェルブールの雨傘

3 years ago
「貴方なしでは死んでしまう」といってたカトリーヌ・ドヌーブ(ジュヌビエーブ)が、兵役に赴くニーノ・カステルヌオーヴォ(ギイ)の乗った列車がまだそこを動いている途中で、くるりと踵を返してホームの向こうにスタスタと立ち去る姿に、あれ、これはいったい何なのだろうと思う印象的なシーンがある。ロッサノ・ブラッツイさえキャサリン・ヘップバーンが見えなくなるまで見送ったで...
4 months ago
ネタバレ! クリックして本文を読む シチリアサマーは1980年10月17日にシチリア東岸にあるジャッレという町で恋人同士だったジョルジョ(25歳)とトニー(15歳)が果樹園の樹の下で頭部を撃ち抜かれた状態で二人が手を取り合い、お互いに向かいあうように横たわった状態で発見された事件が題材となっている。犯人はトニーの13歳の甥が疑われ犯行を自供するも後に違うとわ...
3 years ago
レナート・カステラーニ監督のイタリア映画は、古典的な演出の骨格の確りした作品だった。フランコ・ゼフィレッリ監督は、形式に固執しない、より現代的で自由な演出でシェークスピア劇を創造する。原作の設定年齢に合わせた若い俳優を登用して、その若さを映像に刻む。その要求に応えた、14歳のオリビア・ハッセーと16歳のレナード・ホワイティングの好演が、この映画最大の魅力であ...

snwaweのレビュー:ボッカチオ'70

3 years ago
面白くない訳がない! カルロ・ポンティがプロデュースして4人の名監督に撮らせた。 フェリーニ、ヴィスコンティ・・ ニーノ・ロータにソフィア・ローレン。 それぞれの監督の手法や、目の付け所が違って、映画好きの資料としても、これは優れたオムニバスなのです♪ そして、50分物の4本。これがほどよい長さ。疲れないから◎だね。 短く作る。シンプルに撮る。 これっ...
4 months ago
いまではようやくLGBTQなんて言葉も一般に知られるようになってきて、当事者の人たちが街中でデモ行進したり、法制化を訴えたりと声を上げれる時代にはなってきた。でもまだまだ課題は山積してるけど。 本作はいまから40年以上前のシチリア。見るからに閉鎖的な田舎町となれば、当時同性愛者の人たちの苦悩はひとしおだったろう。今みたいに自己主張できるどころかそんな兆候が...
3 years ago
最初の、少年の家の隣にいきなりサーカス小屋ができてからの種々の演目紹介は秀逸で、その後の期待を煽る。しかしながら、その後のドキュメンタリータッチのエピソードの羅列は、テンポも良く無く、眠気を誘う様なものもあり、フェリーニの意図や趣旨が良く理解出来ないところもあった。 結局、あれ程最初怖く夢中にもなったサーカスの道化師達は、残念ながら今や現実的には絶滅してし...
3 years ago
離婚の痛手を忘れるために訪れたイタリアのトスカーナ地方の家を購入し、新しい生活を始めるアメリカ女性の人生の再生を描く。女流作家のアメリカンライフスタイルとイタリアの片田舎の牧歌的スタイルの対比には、成功から安らぎへの人生観の変化があり、都会の喧騒に疲れた者の理想に違いない。資金に余裕があれば、言語や食べ物の障害を乗り越え、新たな恋愛を見つける機会もあるだろう...
3 years ago
北イタリアのリミニ地方の四季を豊かな詩情で描いた連作絵画の美術映画。フェデリコ・フェリーニ監督とニーノ・ロータの音楽によるノスタルジーと人間賛歌が愉しい。私的には、「道」「81/2」と並んでフェリーニ映画のベスト。四季折々の変わり行く自然の美しさに囲まれた飾らない人間の生命感が、どのシーンにも溢れて、何とも言えない感動に包まれる。老若男女が小舟に乗り込み沖合...
4 months ago
どうして幸せな時間は永遠ではないのだろう。 どうしてそれを他人に奪われてしまうのだろう。 どうして人を愛してはいけないのだろう。 そしてそれが同性であったとして、それが誰の不利益になるのだろう。 そして、彼らの犠牲を悼んだはずのに、現代においても変わらないこの状況は何なのだろう。 無駄な男性らしさを誇示し、群れの中でしか強がれない、そんな人々に尊厳を踏み躙...
4 months ago
事実を元にした映画だが、出来ればパンフレットの内容などの事前情報を入れないで先入観無しで観た方が良いかもしれない。 シチリアの風景がひたすら美しい。 そして二人の少年が友情を築いていく様がとても尊い。 反面、イタリアでも日本でも、ホモソーシャルがいわゆる「男らしくない男」を認めず馬鹿にし排除するえげつなさは同じ。現在でも「弱者男性」を自称する男性の殆どが、...
4 months ago
最初のほうで、ジャンニが同性愛であることを揶揄される場面がある。だけど上映時間2時間15分のうち1時間30分はキスはおろか手さえつながない。事故のときは人工呼吸だ。僕には2人が恋人というよりは、気が合うティーンエイジャーがつるんで遊んでるようにしか見えなかった。 予告編では2人が恋人だと言っている。特に前半は、イタリア美青年(少年?)2人のラブストーリーでも...
3 years ago
現下の映画館に行けない中では、専らホームリビングシアターで名作・旧作を観賞しています。その中の一本が本作です。 言わずと知れた、イギリスの国民的文豪:ウィリアム・シェイクスピアによる恋愛悲劇が原作であり、これまで世界中で数多く映画化・TVドラマ化・舞台化され、更に時代・舞台を変えたオマージュ作品も多く作られてきた、広く人口に膾炙した戯曲の、フランコ・ゼッフィ...

dbnjfoのレビュー:甘い生活

3 years ago
フェデリコ・フェリーニの名声を決定付けた巨匠の代表作。個人的には、「道」「8½」「アマルコルド」に次ぐ名作。フェリーニ独自のイマジネーションの映像美に、眼に訴える表現の魔力を堪能できる。1960年はローマオリンピックの年であったから、4年後の東京オリンピックで戦後の荒廃した社会から脱却した日本と同じく、近代化された都市ローマが記録されている。その繁栄の恩恵を...
3 years ago
ラストのポアロの有名な台詞 「女の大いなる野望とは、愛を吹き込むことだ 」 誰に吹き込むの? もちろん男に吹き込むのです では、その愛とは? それが本作のテーマです 男を自由に操れる力のこと、それが「愛」です それこそが女の野望なのです たまたまこの女性が吹き込んだ「愛」とは、計画殺人であったのです つまり冒頭から殺人計画はスタートしていた訳です 素晴ら...