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Iienrdftefdeのレビュー:ほかげ

6 months ago
「ゴジラ-1」の典子になれなかった女性と「鬼太郎の誕生」の水木になれなかった男たち、そして、それを見つめる少年の物語。 ごくミニマムな舞台ながらも、戦争が生み出すモノを観客に強烈に突きつける。 同じ様な事が、現在も世界のどこかで起こっているのだろう。 塚本晋也監督の描く生々しさと、じっと見つめる視線は健在だ!
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 人の心は難しい。 亡くなった奥さんを愛し続けている『彼』だからこそ好きになったのに、一方で愛し合ってもまだ消えぬ『彼女』の影に嫉妬する。理解しているつもりでも、苦しい。 未来を進むために過去に別れを告げ、一緒に歩んでいこうと決意した矢先の…あの別れ。 悲しすぎます。 やるせないなぁ。 このラストは好きじゃない。
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 泣かされると思いつつ、観に行って案の定泣かされた。 主役の女の子がいじらしく…。 とても良く出来たドラマだった。 暗くなりがちな話しだと思うのだが、口調なのか人物設定なのか、エンドロールを観た後でも彼女は幸せだったのだと思えた。 彼女を取り巻く愛のある人達も凄く魅力的だった。 彼女を見守る父親と、たった1人の親友。 登場...
1 month ago
ボブ・マーリーについて全く予備知識なく鑑賞。こんなに宗教的な思想の持ち主とは知らなかった。音楽にこめられたメッセージが強い。彼の生きた1970年代が舞台になっているが、今の世界情勢は当時と変わらず、戦争、争いに満ちている。今、彼が生きていたらどんな音楽を私たちに聞かせてくれるのだろうか。 映画では彼の音楽が終始流れている。レゲエ好きの人にとっては必見になるだ...

mlvtdssのレビュー:追憶(1973)

3 years ago
個人評価:3.5 とても大人のメロドラマだか、どの部分がテーマなのかは私には分からなかった。それはまだ自分が子供だという事だろう。 最後に流れるテーマ曲。ただ傷つくだけの思い出なら忘れたい。そのフレーズの歌い出しに大人の愛の感情が込められている。追憶の彼方に閉じこめたい過去の恋人。悲しい最後。 主演のバーブラ・ストライサンドが、ジェニファー・ローレンスと瓜二...
8 months ago
ゴルチエと言えば、私の脳裏にはベッソン監督作「フィフス・エレメント」の衣装が真っ先に蘇る。奇想天外。創造性の爆発。ゴルチエの衣装を身に纏えばどんな端役でも特別な何者かであるかのように輝きだす・・・。そんな彼が自身の人生をモチーフにした絢爛豪華なショーを企画、構成、演出し、2018年に初演を迎えるまでの創造的道のりを記録したのがこのドキュメンタリーだ。映画でも...
3 years ago
フランスの小説家、フィリップ・クローデルが監督を務め、名優クリスティン・スコット=トーマスを迎えて描く、一人の女性が辿る小さな再生の物語。 様々な色が入り混じる瞳が、印象的である。人種から来る色だけではない。好奇の色、疑惑の色、思慕の色。一つの物語の中で、人間の眼差しを通してこうも複雑に、豊かに伝わってくる心の機微。むせ返るような困惑の熱気と、そのもやもや...

uxkubbzのレビュー:花影(1961)

3 years ago
その美貌にて次から次に男が寄って来る銀座の花形ホステスに池内淳子。 性格的に男が弱さを見せるとついつい許してしまい、女の幸せとは縁遠い“葉子” 彼女を暖かく見つめる佐野周二。 様々な男達との出逢いと別れは彼女の心の中を更に“孤独の思い”を溢れさせるだけだった。 そんな彼女に近づく男達や佐野周二の真の思いは、映画の冒頭で別れ話をしていた池辺良が巡り巡って分析す...
1 year ago
スピルバーグの半生期を作品にしたが、全然違和感がなく、フェイブルマンの成長期を垣間見る事が出来た。彼の成長期での出来事をもとにヒット作のヒントとなっているのかと肌で感じた。シーンはネタバレになるので省くが、一つ一つのシーンに作品のヒントがある。これを見つける楽しみが本作品にはある。また、作品を通じて家族との愛、絆、人種差別についてもう一度観客に考えてほしいと...
1 year ago
エシー・デイヴィスと言えばとにかくパワフルな母親像が目に浮かぶ。観る者の心にいつも確実に、キャラクターの”生きた証”を刻む彼女。その持ち味は本作でも冒頭から全開だ。車の窓拭きで小銭を稼ぐこのヒロインは何者なのか。なぜこのような境遇に身を置くのか。カメラは彼女に渦巻く爆発的エネルギーと共に、自身の抱えた事情、脆さや危うさ、さらにはニュージーランドの深刻な住宅事...
3 years ago
今やいつでもネットが繋がっているけど、 当時は、電話線で、ネットに繋げていた時代! 彼からのメールが届いているか、 ドキドキしながら待つ気持ち、懐かしいなぁ! 「めぐり逢えたら」以来の共演の キュートなメグ・ライアンと ユーモアたっぷりのトム・ハンクスの 演技も見所! リズミカルで息ピッタリのかけ合いに なっている!
3 years ago
そのしなやかな感触に心奪われた。ナチスが勢力を拡大する時代を描いた作品なのに、ここには軍服を着た兵士の姿は登場しなければ、目の前で人が殺されることもない。国を転々とする主人公にとって、祖国ドイツの状況は手紙や電話によって知らされるのみ。かくも本作をあくまで少女のみずみずしい「旅人」としての視点で貫き通したところに感服する。これは彼女が何を見つめ、何を感じ、い...
2 years ago
ー 台湾白色テロ時代(1947年から1987年の戒厳令解除までの長き時代) 1947年の二・二八事件での蒋介石率いる国民党による人民弾圧以降の反体制派への政治的弾圧。国民同士が、相互監視と密告を強要され、自由、文化が著しく停滞した暗黒の時代である。- ◆感想 <Caution 内容に触れています。> ・女子高生ファン・レイシンが、いつの間にか誰もいない校...
2 years ago
ティアラを巡る決着には納得がいかない。 おバカ映画の代表のような展開だが、細かいところで唸らされる。 例えば、最初のショーでのドロシーとローレライの視線の先とか。あんなふうに見つめられたら、そりゃ惚れるよな。 最後に明かされる、ローレライが彼を選んだ理由とか。 女の友情とか。 でも、それよりも何よりもこの映画を特別なものにしているのは、 ふたりの着こなし...

dovglfのレビュー:アイス・エイジ

3 years ago
映像の進化の過程。 まさにアイスエイジ。 今見ると、CGがおぼつかないなと思ったけど、 当時ものすごい技術だなと思った記憶も同時にある。 そんなアイロニーを感じつつ、楽しめた。

vnuynmのレビュー:スウィング・キッズ

3 years ago
ともすれば歴史やイデオロギーの深刻な側面に陥りがちなストーリーをあくまでタップの音色に満ちたリズミカルなドラマに仕立て上げた手腕に感服する。捕虜収容所内はいわば世界の縮図だ。複雑で重々しい関係性が交錯し、あらゆる個性が仲間の視線によって縛られる中、メインとなる5人の男女だけはタップダンスを通じて別の世界を見つめる。それは彼らにしか見ることができない唯一無二の...

smydrrのレビュー:ムーンウォーカー

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む マイケルの映画「THIS IS IT」が公開されてから、 わ~マイケルってすごいヒトだったんだ!!と 彼を知らない、またはあまり興味なかった人が これをついでに観てしまう可能性が大なのだが。。 (私もまた観たのでヒトのことは言えませんが) 彼の履歴やパフォーマンスを大画面で観られる、 という収穫以外は、映画としてかなりキ...

uslhjdのレビュー:気狂いピエロ

3 years ago
自由奔放なマリアンヌに恋してしまうのは分かる気がする。 でもそれは危険なこと。 深読みすると、自由な意思を貫くのはけして簡単ではなく、自分の気持ちを最優先にするために、略奪、暴力、殺人。まるで今の時代のテロと似てる。 マリアンヌにピエロと呼ばれる彼は彼女といるのが正解なのか、家族がいるべきだったのか。 単純で、綺麗な、メルヘンチックな世界にも見える映像...

Iophsxkgmsnのレビュー:トリとロキタ

1 year ago
ダルデンヌ作品はいつも飾り気がなく、素朴な演出によって形作られているかに見える。この監督の凄さはまさにそこに尽きるのだろう。つまり、劇映画というフィクションでありながら、我々の意識は現実と地続きの世界であるかのように映像の中へと引き摺り込まれる。それも強引ではなく、いつの間にか、自ずと境界線を超えている自分に気づくのだ。今作はさらに演技経験のない二人を起用し...
3 years ago
予想どおりのポップコーンが似合う、ハリウッド映画だった。セリフがとってもおしゃれで、スポーツおバカの恋人マティの言葉は、すご~くよかった。極めつけは贈った時計を返されたとき。シビレた。 それにしても、リース・ウィザースプーン主演の映画は、いつもなんだか私のココロに利く。キューティ・ブロンドもそうだったけど、気分が沈んでいるときには、彼女の映画を見るにかぎるね...