俳優の水村美咲が原案・企画・主演・プロデュースを務めた短編作品。同じく水村のプロデュースで製作された長編作品「在りのままで進め」の姉妹編。子どもの頃から芝居を続けてきた由紀子は、4歳の娘・愛奈を抱えながらも夢を諦めずにいる。ある時、そんな彼女に大きなチャンスが舞い込む。しかし、女優業に理解のない夫の裕典から「もう夢を見てる歳じゃない」「そういうのはずっとやることじゃない」などと言われてしまう。由紀子は愛奈を連れて家を飛び出し、子どもをもつ母親は夢をもってはいけないのか、思い悩むが……。水村の周囲で30歳を機に女優業に区切りをつける仲間が多かったことから、夢を持つ女性を後押しする作品として製作された。メガホンをとったのは、石井隆、大林宣彦らの作品で助監督を務め、映画やテレビドキュメンタリーなどを手がける松本動。
在りのままで咲けコメント(2)
「夢を持っているママが一番かっこいい」
俳優だけで食べていける俳優ってどのくらいいるんだろう? 30までに結果が出なければあきらめて田舎へ帰るとか、マジであるもんなぁ。そう言った女優あるあるをギュッと詰め込んだ短編『在りのままで咲け』。
ラストのどんでん返しにやられてぐうの音も出なかった! 脚本うまいなぁ。
短編として、これだけでも傑作! 併映の長編『在りのままで進め』と併せて見ると更に傑作!
大阪十三の映画館「シアターセブン」で鑑賞。2023年12月28日
原案・企画・プロデュース・主演を俳優、水村美咲が手掛けた作品。
率直な感想を述べる。「映画の映画」ではと感じました。
スタッフみんな、映画が大好き、そのような印象を抱きました。
「在りのままで咲け」
子どもの頃から芝居を続けてきた主人公・上條由紀子(30) は、4歳の愛娘・愛奈を抱えながらも夢を諦めずにいる。
ある時、由紀子に大きなチャンスが舞い込んでくる。だが、“女優”という仕事に理解のない夫・上條裕典に「もう夢見てる歳じゃない」「そういうのはずっとやることじゃない」 等と言われ、愛奈を抱いて家を飛び出す由紀子。
子どもをもつ母親は夢を持ってはいけないのだろうか。
由紀子は帰宅するが、裕典は実家に戻り、母である上條清美から嫌味を言われてしまう。「あいながいじめられたらどうするんだ」「とにかく、女優ゴッコなんてやめていただきたい」由紀子はひたすら「ごめんなさい」を繰り返すだけで窮地となる
というシーンで「カット」が入る。そう、この映画は最初から撮影されていたのだ。
安堵したよ、ほっとした
「在りのままで進め」
育児・子育てを目指す「和泉京華」、結婚出産をあきらめた女優「中村マコ」、映画監督を志す助監督「浅井美奈」が登場。
尾道組の映画のオーディションで選ばれたマコと京華
どちらかを選ばないといけない場面で、尾道監督は 台本の一部を渡し、3分後に演技せよと、二人に渡した
マコは原稿通りの筋書で演技したが、京華は変化をつけて演技した。
状況からいって京華のほうが良いのだけども、監督はマコを選んだのだ。
スタッフの間でも賛否わかれている状態であった。
マコは女優としてのプライドがあったのか、快く受け止めていない。
夢を叶えるため、今を生きたい
だから、お芝居をやめるんじゃないの、生涯現役 自分で生きていく
舞台挨拶
水村美咲氏は大阪府出身、「映画で大阪を盛り上げていきたい」と述べた。
すがすがしさに、心から感動した。本当にありがとうございました。