ノスタルジア
プロット
イタリア・ソ連合作
03月31日 1984 劇場で
山河ノスタルジア
プロット
中国・日本・フランス合作
04月23日 2016 劇場で
ラブレス(1983)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
卍(1983)
プロット
日本
03月12日 1983 劇場で
イリュージョニスト(1983)
プロット
オランダ
10月25日 1988 劇場で
鍵(1983)
プロット
日本
12月24日 1983 劇場で
このサイトは、映画のポスター、予告編、映画のレビュー、ニュース、レビューに関する総合的な映画のウェブサイトです。私たちは最新かつ最高の映画とオンライン映画レビュー、ビジネス協力または提案を提供します、私達に電子メールを送ってください。 (著作権©2017-2020 920MI)。メール
ノスタルジア(1983)コメント(20)
世界の滅亡を憂い妻子を7年家に閉じ込めた挙句、その妻子に愛想をつかされ捨てられたインテリ。
共に初老の哀しい男が「火」によりそれぞれ命の灯を焼き尽くすことになる芸術的悲哀劇。
これで五度目くらいの視聴となるが、「絵」の素晴らしさに毎度心打たれると共に、今回ようやく上に書いたストーリーが明確化し、ジワリ心に浸透。
自分が死ぬまで何度見ることになるのだろう? と苦笑う
それぐらいしか言えないな・・・・キリスト教徒だったらもっとわかるかもしれないです。
旧ソ連の詩人アンドレイがイタリアを旅する物語。
祖国に残した妻や子供への郷愁の念に苛まれながら、詩人として国家の弾圧や検閲と闘い、肉体と精神を疲弊していくアンドレイ。
そんな中、信仰により世界を救おうとするドメニコに出会い、彼に一つの願いを託される。
【感想】
美しい映像と情念深いカメラワークに引き込まれるタルコフスキーの芸術性に満ちた作品でした。
過去への郷愁と現実への諦観が交錯した世界観を生み出し、その精神世界を読み解く難解なストーリーですが、ラストに向けて信念を貫く二人の男の姿は強烈な印象を残すものでした。
ブログの方では、ネタバレありで個人感想の詳細とネット上での評判等を纏めています。
興味を持って頂けたら、プロフィールから見て頂けると嬉しいです。
映画館でもビデオでもDVDでもBlu-rayでも、そりゃ何度も観たよ。
タルコフスキーの映画は、それだけだった。
観たいのは山ほどあるのに。
やっぱり、あの世界観は銀幕で観たい。
今日はまた、タルコフスキーの特集がはじまったシネマテークで、初めての2つ目の作品となる、ノスタルジアを観ることができた。
鏡もストーカーも観たいのに時間が合わないという理由もあったが。
観れるタイミングが、観るべきベストタイミングだから。
時間も長いとも短いとも、ちょうどよかった。
途中何度も睡魔が襲うが、それもありだと理解してる。
だからではないと信じたいが、まったくわけのわからない映画だった。
これは超ホメ言葉だからね、念のため。
あのタルコフスキーだよ。
評論家でもあるまいに、あのシーンの意味とか、あのセリフがどーだとか、わかったところでなんになる?
わかんないから、すごいんだよ、この監督作品は。
だって、母に捧ぐとエンディングに表明したように私的な映像なんだからわかりっこないよね。
主人公アンドレイとかドメニコとか、結局人は自分の世界の中に生きてて、その背景に家庭や社会や宗教観があって、端から見たら理解できない。
いや、わたしが鈍感か理解不足なだけの部分も大きいのだろうけど。
変態だから1回観ただけで理解できるより、気になって気になって何度も観る、スルメ映画が好きなのもある。
それも、観てみないとわからないではないか。
今日わからなくても、10年後に観たらど真ん中のストライクってこともあり得るからね。
映画の魅力は、お茶の間ではなく、旅先のような映画館でないと感じれない何かがある。
あの奥深くて美しい世界観と心象描写。
ロシア語をイタリア語で訳すシーンのセリフでも、芸術は翻訳できないといったように。
この映画は翻訳するのは野暮ってことで。
ただ感じるための映画だと思ってる。
ただそれを深く味わうのに、わたしにとってタルコフスキー作品はもってこいの極みに君臨しているのです。