笑いのカイブツ

7.8/10
合計10件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   116分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   滝本憲吾
劇場で   01月05日
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笑いのカイブツ プロット

「伝説のハガキ職人」として知られるツチヤタカユキの同名私小説を原作に、笑いにとり憑かれた男の純粋で激烈な半生を描いた人間ドラマ。不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキは、テレビの大喜利番組にネタを投稿することを生きがいにしていた。毎日気が狂うほどにネタを考え続けて6年が経った頃、ついに実力を認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いを追求するあまり非常識な行動をとるツチヤは周囲に理解されず淘汰されてしまう。失望する彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。番組にネタを投稿する「ハガキ職人」として注目を集めるようになったツチヤは、憧れの芸人から声を掛けられ上京することになるが……。「キングダム」シリーズなどで活躍する岡山天音が主演を務め、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香が共演。井筒和幸、中島哲也、廣木隆一といった名監督のもとで助監督を務めてきた滝本憲吾監督が長編商業映画デビューを果たした。

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笑いのカイブツコメント(5)

Doelecrncrt
Doelecrncrt
岡山天音さんの熱演が素晴らしく印象的

その他、仲野太賀さん、菅将暉さん、松本穂香さんも頑張ってて良い演技してたと思います
以上、というぐらい正直つまらなかった

設定はすごく面白そうなのに全く生かせておらず中途半端、観終わった後「で、何?」というのが第一印象

本作の原作者でもある、岡山さん演じる主人公ツチヤタカユキの自伝的作品なので、そうそうドラマチックなわけもないんでしょうが、退屈ですごく長く感じました

このストーリーラインならツチヤをもっと狂気なまでに振り切った鬼気迫る男にし、極度なコミュ障の男が常識をぶっ壊してお笑い界を席捲していく荒唐無稽な話か、もしくは徹底的にツチヤのキャラクターの深堀りをするか、テーマを絞り込んだ方が良かった気がします
病気に近いレベルの過度なコミュ障の男が何故あそこまで笑いのネタづくりに取り憑かれていったのか?しかも本当に内容が面白かったのか疑問な描かれ方だったのも微妙

自分の悪さを反省し改善したいと言うシーンもあるものの、コミュ障を克服し、良くしてくれている人達とうまくやっていこうとしているとも思えず、酒に溺れていくのも見苦しく、この先も同じことの繰り返しと思わせるエンディングも救いのなさを感じ、終始 何ともイマイチな気分になったまま、後味の悪い作品でした
Knsgihxsmpo
Knsgihxsmpo
あの日、あのラジオで、ツチヤタカユキが地元に帰る事になったと若林さんが伝えた日
リスナーからの励ましの様なメールを読まれたあと
若林さんが歯痒い様子で

『あいつの悩みとか聞いてますから、勝手なこと言われると、
それは違いますよと言ってかなきゃいけない部分もある。まあ両面ありますよ…
人間っていうのは…。』

と言われた事を、メールとの強烈な温度差と共に強く覚えていました。

原作もずいぶん前に読んだきりだったし
東京に行ってからのエピソードがどれだけ本当のことか解らないけれど
当時のツチヤ青年の目から見ると、この映画に似た何かを経験したのでしょう。

10年越しに、あの空々しいメールへの答えに、近づいた気がします。

完全に余談ですが「だが、情熱はある」も、このくらいの温度感、現実感
人間への解像度で作って欲しかった…。
私にとってあのドラマは、あの日の歯が浮くような空々しいメールであり
この映画が、あの日の歯痒さを噛み殺した若林さんです。
Stponrhosg
Stponrhosg
私はよしもとのお笑いに関してはわからない。にもかかわらずこの作品は
良かった。岡山天音の演技が素晴らしかった。むしろ怪演か。
岡山天音は脇役のイメージが強かったが、主役でも遜色が全くない。
また、菅田将暉が出演し、ストーリーの鍵を握るシーンに登場し彼らしい
素晴らしい演技を見せてくれた。
岡山天音と菅田将暉の出演がこの映画を見応えある作品にしたのは評価したい。
お笑い好き、お笑い作家に関心がある人にはいいが、お笑いに興味がない人には
辛い作品。
それをカバーしたのが、岡山と菅田の演技といえる。
Msnigpohxks
Msnigpohxks
試写会に当選して拝見。
原作を読んでなかったのですが、観始めてすぐにオードリーのオールナイトニッポンの常連投稿の彼か、と気づきました。
仲野太賀の若林ぶりが酷似し過ぎですごかったです。
(作中は「オードリー」ではなく、「ベーコンズ」という架空の漫才コンビですけど)

前半のただ面白いことを書きたい主人公の姿は、おそらくはASD(自閉スペクトラム症)による過集中ではないかと思わせるものではないかと。
礼節やコミュニケーション力が、イコール営業力であるのは事実で、それも脚本・構成作家にとっては重要な能力であるので、挨拶一つできない主人公には共感できなかったけれど。

後半、師匠・先輩の名を使わないとデビューできない業界の理不尽さに、正面から「こんなのは嫌だ」と言い切って、故郷大阪で旧友を前に号泣する姿は、かなり胸に突き刺さりました。
このような業界の慣例は、やる気や才能を搾取する悪習なのだなと思わせてくれました。

主人公をとらえるレンズの画角や距離が、その心情を克明に描き出していて、怖いくらいにリアルさを感じました。
岡山天音くんの演技も、憑依していたと感じるレベルで、すさまじかった。
この迫力は、多くの人に実際にスクリーンで確かめてもらいたいと思わせるほどのものでした。

上映後の監督の舞台挨拶によれば、ツチヤ氏について以前NHKの番組で放送されたドキュメンタリーがあるらしく、それと比較したくなりました。
Nsmopgxskhi
Nsmopgxskhi
まさに“カイブツ”。「伝説のハガキ職人」と呼ばれた実在するツチヤタカユキ氏を演じられるのは、役者・岡山天音さんしかいなかったではないでしょうか。単なる奇人か、稀代の天才か―。笑いに取り憑かれた男ツチヤを、岡山さんがその役に憑かれたように演じ、痛いほどに純粋で激しい生き様と魂の叫びが観る者の心に突き刺さってきます。

本作の岡山さんの演技は、そんなこれまでの役のひとつの到達点であり、そしてその殻を突き破って“カイブツ役者”の狂気が主演作で開花したと言える演技をスクリーンに叩きつけています。役を突き詰め、役に追い込まれて演じたことが伺えます。

自分に嘘をつけず、“やるだけやって、燃え尽きたらそれまでじゃ”という生き様は、何者かになりたかったすべての人の心を震わすに違いありません。