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羊のうた プロット 日本 03月30日 2002 劇場で
カムイのうた プロット 日本 01月26日 劇場で
春駒のうた プロット 日本 03月22日 1986 劇場で
大河のうた プロット インド 11月28日 1970 劇場で
大樹のうた プロット インド 02月12日 1974 劇場で
大地のうた プロット インド 10月11日 1966 劇場で
キリエのうたコメント(14)
没入出来ると思います
良い意味で場面転換がシームレスで
没入できます
しかし普段アクションとかしかみない様な
彼氏彼女を付き合わせるのは辞めた方が良いかと
思います 多分理解はしないと思います
画面から醸し出す 間と情感が岩井俊二監督だな
と思いつつ キャストの演技がとても良くて
見入ってしまいました
やはり本物が歌いだすと 圧倒されました
最初にキリエ(アイナ・ジ・エンドさん)が歌う所は
感動してしまいます そんなシーンではないのですが…
当て書きなのか? というくらい悲しげで何かを
絞りだし、狂おしい歌声や歌い方がキリエという
人を造形していてとても良かったです
とても好みの作品でした
歌う事でしか言葉を発っさないシンガーソングライターKyrieの話。
震災で家族を失ってしまった路花(Kyrie)、小学生の頃、男性路上ミュージシャンへ出会った事がきっかけでシンガーソングライターの道へ…過去の震災や家族を失ってしまった事で言葉を話さなくなってしまった路花、姉キリエの名前を使い歌で想いを届けるKyrieのストーリー。
シンガーソングライターKyrieが路上から始まりプロへみたいな話かな何て軽く思ってたんだけど本作観たら以外と話のストーリーは重めな感じ。
「キリエのうた」ってタイトルだけあって路花、キリエがやはりメイン、個人的には広瀬すずさんが目当てだったんで彼女をもう少し観てたかった(笑)
姉キリエの彼氏(夏彦)役、松村北斗さんも何か優しさと寂しさ悲しげを纏った感じの役だったんだけどよかったね。
Kyrie役のアイナ・ジ・エンドさんの歌の上手さは本物!歌ってくれる度彼女の歌声で涙。
震災絡みで悲しい過去、路花のい何処は転々としてて何か可哀想だったけど作品として面白かったです。
試写会に参加しひと足早く鑑賞。
まず、人によってはフラッシュバックやダメージを受けるかもしれないシーンがあります。公開にあたりすずめの戸締まりのような予めの注意事項などがあると良いと思いました。
本編の感想ですが、見応えのある音楽映画です。
上記のシーンがあるので重いと思われるかもしれませんが、そんなことは無いです。主演のアイナ・ジ・エンドさん、とにかく素晴らしかった…その歌声に涙した時間もたびたびありました。アイナさん演じる路花は純粋無垢、それでいて逞しい。非常に共感できる主人公でした。
また、キャラクターですが、アイナさんや松村北斗さん演じる夏彦が脆く難しい繊細な役に対し、広瀬すずさん演じる調子の良いイッコと黒木華さん演じる心の拠り所のような存在のフミ、重くなりすぎないような配置で非常にバランスがよかったと思いました。岩井監督の作品らしさを感じられるシーンがたくさんです。
3時間の上映時間はあっという間。原作の事を考えたらめちゃめちゃ削って3時間だったのかな。もっと長くても良いと思ったくらい、キリエのうたの世界にのめり込んでました。
感想
岩井俊二節が炸裂した見応えのある青春群像劇作品で楽しめた。
震災被災で孤立した少女(キリエ)の心の成長潭として充分に満足できた。キリエの天真爛漫さと圧倒的な歌唱力に引き込まれたあっという間の3時間だった。
個人的には、義理の兄⁈的ポジションの夏彦の視点の物語に最も共感して観ていたので、夏彦がキリエに謝って泣く場面が最も感動した。
岩井作品ならではの画面の綺麗なショットはどれも美しくて、呑み込まれた。
これが映画か?これぞ映画だ!
自分が映画監督ならきっと嫉妬するだろう。
説明し過ぎない。描き過ぎない。そして、見た人の頭の中に物語を描かせる映画。
映画を見終わって時計を見ると3時間。でも2時間にしか感じられない。
内容だと断トツ。今年見た映画の中でも3本の指に入る映画だった。