アフター・エブリシング
プロット
アメリカ
07月01日 2022 劇場で
ワンス・アラウンド
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ワンス・ウォリアーズ
プロット
ニュージーランド
09月23日 1995 劇場で
ワイルド・アット・ハート
プロット
アメリカ
01月01日 1991 劇場で
メン・アット・ワーク
プロット
アメリカ
11月02日 1990 劇場で
オール・マイ・ライフ
プロット
アメリカ
12月04日 2020 劇場で
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスコメント(20)
妥協した数だけ存在する別の世界の別の自分。
全てが一つとなるラストが素晴らしかった。
あらゆるシーン、セリフ、一見くだらないジョーク
のような設定まで全てが集約されていく。
マルチバースの概念を中華系アメリカ移民の主婦に
当てはめたことが作品にズバ抜けた
独創性を与えていた。
アクションシーンに飽きる前に発動する
“希望を与えるアクション”も
ユーモアが効いていて良い。
全編ハイテンションのまま突き進みつつも
根底にある思想は哲学的。
エンタメの進化の果てのような作品。
何よりもミシェル•ヨーの放つ輝きが印象に残った。
言語も英語60%、普通話35%、広東語5%くらいで香港人や華僑向けの映画かな?という感じです。この作品がアカデミー賞最有力候補とは本当に信じられない。
今年のアカデミー賞の最多ノミネートと、ミシェル・ヨー主演ということぐらいしか事前情報をチェックしていなかったので、いろんな設定をもりもりに盛り込んだ奇想天外なストーリーと、「変な行動をすると、別の宇宙にジャンプするパワーを得る」といういかれたルールにより繰り出されるおバカなシーンの数々に爆笑しつつ、こんなヘンテコ映画を一体誰が作った!?と考えながらの鑑賞だったが、「スイス・アーミー・マン」の監督コンビ“ダニエルズ”と聞いてなるほど納得。あのカルト的作品も、死体内の腐敗ガスが屁になってジェットスキーのように海を進むなどという馬鹿馬鹿しすぎるアイデアが最高だった。
ブルース・リーが映画の世界に持ち込んだカンフーに、ジャッキー・チェンが加えた笑いの風味と、「マトリックス」が重ねたメタバースなどのSF要素が、昨今のハリウッドにおける多様性尊重の波にもうまく乗り、この“エブ・エブ”に合流して結実したといったところか。
ただこれ、映倫の区分が「G」になっているけれど、家族やカップルで鑑賞するつもりなら要注意。アダルトグッズそのものや、それを模した物を使った下ネタジョークのアクションシーンもいくつかあり、下ネタに対する受容度やリアクションが大きく異なる同伴者と観ると、「あんなネタでこんなに笑うなんて…」と呆れられるリスクがあるからだ。気心の知れた仲間と行けるなら、きっと愉快な鑑賞体験になるだろう。
お話そのものは、単純などこにでもありそうなホームドラマ。躾のボタンをかけちがった母娘が、すったもんだの末に和解していく物語。それをマルチバースな全宇宙を、破滅の危機におとす壮大なスペクタクルに仕立てたという珍品。でも、アカデミー賞の価値あるか?これ。